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3.地球の神無異様!

作者:クシャル
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子供拾いました

琴「あぁ妄想が膨らむ••••、これは美味しいシチュエーションね••••••!」

カーテンを閉め切った暗い部屋、唯一光っているのはパソコンだけである。

井波 琴音はパソコンで動画を見ながらヨダレを垂らしている、汚い。

琴「ナレーション辛辣‼︎

••••あれ、誰にツッコんだんだーふぁっ⁉︎

すでに朝だああああ‼︎

寝なければ、あっ、いやその前にソラの散歩に行こう、癒しをもらおう!」

琴音はパソコンの電源を切り私服に着替える、そして慌ただしく外に出る。

琴「ソラーっ!」

「わん!」

黒と白の豆柴が嬉しそうに尻尾を振る。

琴音はモフモフと撫でまくった後散歩に出る、朝まで起きていたのに元気である。




「わんっわんっ!」

ソラが一箇所に向かって吠える、何かを見つけたようだ。

それに気がついた琴音は近くによって見てみる。

そこにいたのは白銀の髪をしたボロボロの少女だった。

琴「犬の次は子供かぁ、ソラ、連れて行こっか!」

「わんっ!」

琴音はボロボロの少女を背負って、知り合いの病院に向かった。




琴「蒼おじさああああああん‼︎」

バンッと扉を勢いよく開ける。

中にいた医者は少し驚いた顔をするが、琴音を見ると呆れ顔で話し始めた。

蒼「俺はおじさんじゃない、まだ二十代だ。」

琴音のいとこの鬼霧 蒼夜である。

琴「でももうちょっとで三十路でしょ?」

蒼「ま、まだ4年はある••••••。」

琴「いい加減彼女くらいつくりなよ〜、三十路の独身はキツイよ〜?」

蒼「ど、独身でもいいしぃ〜?」

琴「ふ〜んそう、まあ私にとってはどうでもいいけどね!

おじさんこの子診てあげて!」

蒼「だからおじさんじゃないと••••、はぁまあいい。

少し待ってろ。」

蒼夜は部屋の外で琴音を待たせる。




蒼「終わった、入ってきていいぞ。」

琴「はーい失礼しまーす!」

琴音が中に入ると、目を覚ました少女がベッドに座っていた。

琴「あっ、目覚めた?」

白「••••はれー••••破零 白夜、おねーさんたちが助けてくれたの?」

コテンと首をかしげる。

琴「可愛い〜お人形さんみたい!」

琴音はぎゅ〜っと白夜を抱きしめる。

白「んぅ〜、おねーさん誰〜?」

琴「私?

私は井波 琴音、こっちのお医者さんが私のいとこの鬼霧 蒼夜!」

白「う〜と••••琴ねぇと蒼にぃ!」

にぱ〜っと笑顔を咲かせる白夜。

琴音は顔を真っ赤にするとブルブルと震える。

琴「ガハッ、••••わ、我が人生に一片の悔い••••••••できれば男子校で絡みを見たかった••••!」

そして、吐血し倒れた。

白「琴ねぇ大丈夫?」

白夜は琴音の手を握り心配そうに琴音のことを見る。

琴「あぁ••••おばあちゃんが手を振ってる••••••••。」

白「琴ねぇ面白い嘘つくね!」

琴「••••••••。(スヤァ」

蒼「ちょっ、ここで寝るのか⁉︎」

白「はれーも寝る〜!」

白夜は琴音の腹に乗っかり笑う、そして幸せそうな顔をしたまま眠ってしまった。

そのすぐ後、蒼夜が起こしにかかったが、白夜にうるさいと殴られて一緒に眠る羽目になってしまった。 
 

 
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