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歌集「春雪花」

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 努めなく

  侘しさ語る

   こともなし

 返りし途の

    枯れ草ぞ摘む



 なんの努力もせず、口だけで生きてきた訳ではないのだ…。
 しかし…振り返れば、旧い恋の記憶が見え隠れしている…。

 余りに辛い今…どうにか自分を慰めようと、枯れ草のような旧い恋をそっと摘むように思い出してみるのだ…。

 尤も…叶った恋などなかったが…。



 恋し君を

  想いて心

    空回る

 幸せ見るは

   忍び難きぞ



 彼を想う度に…いつも嫌なことが浮かんでくる…。
 きっと…もう彼女がいて…幸せなんじゃないのか…と。

 彼の幸せな姿…今の私では見ることは出来そうもない…とても堪えられない…。

 そう思い…そして、それをいつも頭から追い出そうと必死になるのだ…。



 
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