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ハイスクールパパラッチ

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旧校舎のディアボロス
  眷属知り合い、ドンドコ集まって結局宴会開始します。

 
 
「あなたね、私を呼んだのは。あら? あなた―――」


 イッセーを見た後、私を見るリアス・グレモリー。


「すいませんが、私についての詮索は後にしてくれませんか? リアス・グレモリー。今からイッセーの蘇生措置を取るので」
「蘇生措置? 彼はまだ生きてるとでも? それ程の出血量、生きているとは到底思えないのだけれど」
「生きてるとか、死んでるとか、仮死状態にあるとか、関係ねェですよ。私、コレでも悪魔共の持つ悪魔の駒(イーヴィル・ピース)と似たような物持ってましてね。死した存在すら蘇生可能で、私の眷属にする代物です」
「あら。そんな物があったの。でも、日本神話の神々への対応はどうするの?」
「ンなモン、後日土下座込み込みで謝りに行きます。あと、学園の生徒の方なら兎も角、出来るだけ学園に生徒として在籍していない方へは他言無用でお願いしのですが」
「……いいわ。おそらくこの子を殺したのはあなたじゃなさそうだし」
「……感謝しますよ、リアス・グレモリー」


 そう言って私は将棋の駒の歩兵を取り出し、その駒をイッセーに翳すと、イッセーの元に飛んで行ってイッセーの胸に吸い込まれていきました。するとイッセーの傷は癒え、出血が止まり、規則正しい寝息も微かに聞こえてきました。


「あらあら。悪魔に感謝するなんて、面白い子ね。それと、あなたにも話を聞きたいから明日……。明日からGW(ゴールデンウィーク)だったわね。連休明けの放課後に使いを送るわ」
「…いいでしょう」


 そう言ってリアス・グレモリーはイッセーを抱え、魔法陣を展開し―――

「では、ご機嫌よう」

 ―――そのまま何処かへ転移していきました。

 おそらくイッセーを送り届けたのでしょうね。


 それにしても……。

「まったく…これは特ダネ過ぎる以前に裏の荒事――(いや)天使(ハト)堕天使(カラス)悪魔(コウモリ)の諍いなんて、新聞にできませんね。と言うよりも、私がしたくありません。…………よし、帰りますか」


 イッセーには明日説明すればいいですしね。てか、彼女達(・・・)が居る時点であのワンのクソガラスは惨殺確定です。


「うひゃひゃひゃ♪ 我らがマスターに目を付けられるとは何と不運な堕天使だ! 自業自得だけど! うひゃひゃひゃ!」
「やめてくれっちょ姉御。あんなドグサレビッチが今の上司なんて、オレッチやカラちゃん達\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ! 1D100のSAN値チェックで99あったSAN値が一気にゼロになる勢いで削られてるんすよ~」
「おぉ~、そりゃあ大変! コレはマスターに癒しを貰うしかないでござるナー!」
「全く持ってその通りでごさいますナー!」
「「ゲヘヘヘヘ」」


 ――――帰れませんでした。物凄く聞き覚えのある、無駄に大きな声の会話が耳に入りましたから。


「……ハァ。何の用ですか? リゼヴィム(・・・・・)フリード(・・・・)。私、今それなりに機嫌が悪いンですが」


 そう言って振り返ると、そこには案の定、銀髪のシスター(・・・・)女性悪魔(・・・・)の銀髪レディースコンビが居ました。

 銀髪のシスター。名をフリード・セルゼン。『最悪のエクソシスト』『変態』『教会の厄介者』『最強の祓魔師』『卑怯者』『異端者』『祓魔司女(エクソシスター)』その他にも諸々の二つ名を持つ、テンのキリスト教人外の者と真正面からタメ張れる最強の人間の一角です。戦い方によってはイレヴンともイイところまで行けますね。世界実力番付でも100位以内にくい込む猛者です。
 銀髪の女性悪魔。名をリゼヴィム・リヴァン・ルシファー。先代ルシファーの娘で、現在冥界に数人しかいない超越者(・・・・・・・・・・)の一人にして、世界でも二十指に入るくらいの実力者です。


「まあまあ落ち着きなってマスター。カラちゃん、殺した訳じゃなくて、仮死状態にしただけだから。マスターもカラちゃんの書き置き見たっしょ?」
「まあそうですが。……ハァ。ま、いいですか。此処まで来たんです。折角だから家に寄っていきなさい。今、水晶コーラ位しか飲み物無いですけど」
「マジでマジかよマジですかぁ? ボクちゃん感激! 水晶コーラって何年もの~?」
「オレッチも感激! あ、カラちゃんとミッテちんとドナっちの分も貰っていい~? ってか、オレッチ達が行ってもいいの?」


 ちょっと潤んだ目で私を見てくる二人。何この娘達、めっちゃくちゃ可愛いんですけど。てか、貴女達がそんな事心配してるんですか?


「何言ってるんですか。二人共私の眷属で大切な家族なんですから、あの家は貴女達の家でもあるんですよ? 水晶コーラは五百年ものです」
「おっおっ (^ω^≡^ω^) おっおっ♪ ボクちゃんやフリードちんみたいなはみ出し者にまでそんな事言うのは碧羽クンくらいだね! そして五百年ものの水晶コーラ! 今から楽しみだねぇ!」
「楽しみ楽しみ!」
「そうですか。なら早速行きましょうか。我が愛しき友にして眷属。大鳩(フリード)奔王(リゼヴィム)
「「了解(ダー)我らが主様(マイマスター)♪」」


 そんなやりとりを三人でしつつ、二人と一緒に我が家に帰りました。



 そして家に帰った私達を待っていたのは―――

「あら、おかえりなさい。お邪魔してますわよ?」
「どうも、お邪魔しています。我が主様」
「お邪魔してます。師匠」
「あ、お邪魔しております碧羽様!」
「お邪魔してます、碧羽様」
「邪魔しておるぞ、碧羽」

 ―――妖怪と龍のツイントリオでした。


「……何でココに居るんですかね? 『妖怪の賢者』『真紅眼の紫龍神(レッドアイズ・ヴァイオレッドドラゴン)リュウグウノツカイ』『祖なる青眼の紅龍(ブルーアイズ・クリムゾンドラゴン・ルーツ)黄紅龍(ファンチーロン)』『哨戒の白狼天狗』『無限転身の大天狐』『黄眼の黒天龍(イエローアイズ・ブラックドラゴン) 黄黒龍(ファンヘイロン)』。いや、ここに居る事についてはいいです。美鈴と椛と水月と羽衣もいいです。ですが――

 ―――  な  ん  で  家をスキマとか雲だらけにしてるんですかね!?」

「「出入りが楽になるからです(わ)」」
「……ハァ。まあいいです。フリードとリゼヴィムにも言いましたし、何度も何度も言ってますが、ココは貴女達の家でもあるンです。あまりやいのやいの言いません。ただ、数と場所を考えなさい。玄関にスキマ3つ、居間に5つ、その他の部屋に4つずつってのはやり過ぎです。雲に関してもそうです。家の中の各所にワタアメがほかってあるみたいな絵面になってて力が抜けます」
「了解しました、我が主様」
「わかりましたわ。だだ、これから他の方々も集まる予定ですので、幾つかスキマは残させてもらいますわよ?」
「あぁ、構いません。というか、どうせ明日の放課後まで暇なんですから私達が幽世の方に赴きますよ」
「あら。でしたらその様に準備しておきますわ。では帰りますわよ、椛、美鈴、衣玖、水月、羽衣。宴会の準備です」
「「「「分かりました」」」」
「了解しました」
「わかった」

「フリード、リゼヴィム。二人も手伝ってきなさい」
「「アイ、サー」」
「紫。誰が集まれて誰が来られないか、後でリストアップしといてください」
「あら、それなら必要ありませんわ。私達含め、貴方の眷属や使い魔は皆集まりますもの」
「そうですか。皆来るんですね? 分かりました。もう私、水晶コーラだけじゃなくてメロウコーラも出しちゃいます。水晶コーラも五百年モノから五千年モノに引き上げちゃいます。何か食べたい物とか有りますか? 有るならこの紙に書いといてくださいね?」


 と言って、私が紙とペンをテーブルの上に置くと、ハイパーハイクオリティーの紙とペンの奪い合いが始まりました。

 その光景を尻目に、私は飲み物と食べ物の準備をするのでした。


 
 

 
後書き
 いつの間にやらマジ恋A-4が発売されていたでござる。PC持ってない私からすればどうでもいいんだけど。
 あ、マジ恋A-4追加されたドイツ軍のジークルーン・コールシュライバー、コジマ・ロルバッハ、フィーネ・ベルクマン、リザ・ブリンカーの四人。私の好みどストライクど直球180/hです。ジークさんは第一宇宙速度超えて好きです。何と言うか、紋ちゃん見た時のハゲみたいな心境成ったよ。ってかマジ恋の女性ドイツ軍人みんな好き。
 と言うより、マジ恋キャラは好きなのが多いんですけどね。ってか大概好きなんですけどね。但しムサッコスとムサッタとおじゃる。テメー等は駄目だ。心んは私でも弄れるだろうし、弄れば面白そうだから許せる。羽黒と竜兵はまあ、私が対象にならなければ友達としては付き合えるし、キャラとしてはあり。
 
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