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真拳使い転生者のリリカル転生

作者:GBT
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奥義2. 自己紹介、僕の名前は小鳥遊 遊助!って気安く呼ぶな!!

 
前書き
今回は自己紹介回です。
あと今後グソクがスケッチブック等に書いた文は「」内に以下のように書いていきます。

「グソッ。【こんな感じ。】」 

 
俺こと小鳥遊 遊助は無事転生した翌日、爺さんに言われたとおり聖祥大付属小学校に転入した。
その登校中困っている少女がいたので助けてあげたのだが、助けた後でグソクからその少女は原作主人公の高町なのはだということを知らされた。
確かに特徴的にも合ってたしゆかりんボイスだったし送り届けたバスにいた友達の娘達二人もなのはって呼んでたな。
あの二人はアリサとすずかだろうな、金髪と紫髪だったし金髪の方はくぎゅボイスだったし。
まあなんだかんだいろんなことがあったが、とりあえず俺は無事学校に到着し職員室で先生方に挨拶して今は担任の先生に連れられて教室の前まで来ていた。
ちなみに今は普通に制服を着ている。
職員室に行ったときに鎧を脱ぐよう忠告されたので仕方なく着替えたのだ。グソクの方は特別許可もらえたけど。
そして先生は「呼んだら入ってきてね。」と言って先に教室に入っていき、しばらくすると先生から名前を呼ばれる。
さあ、俺のニューハジケスクールライフの始まりだぜ!
そして俺は扉を開けみんなの待つ教室へと入っていった。



…西洋風の鎧姿で。



-なのはSide-

私は今とても驚いています。
何故なら今朝私を助けてくれた鎧の男の子が私のクラスに転校してきたからです。
まさか噂の転校生があの子だったなんて…。
なんか鎧が武将風から西洋風に変わってるけど。
相変わらず頭にダンゴムシみたいなの乗せてるし。
そして彼は…。

「小鳥遊 遊助です、よろしくお願いします。」

そのまま自己紹介を始めてしまった。
そのまましちゃうの!?
学校なんだから鎧脱ごうよ!!

「小鳥遊君、自己紹介するのはいいですけど鎧は脱いでくださいね。というか職員室で一回忠告されてるのに何でまた鎧着てるの?」

やはりというか当然と言うか、小鳥遊君は先生に忠告される。
というか一回忠告されたんだ…。

「…西洋風でもダメですか?」

西洋風なら許されると思ったの!?
無理でしょ!普通に考えて!

「ダメです、早く脱ぎなさい。」

先生は再び脱ぐよう忠告する。

「…チッ。」

舌打ちした!?今舌打ちした!?

「まあ重かったから良いですけど。」

重かったの!?
じゃあ何で着てたの!?
そして小鳥遊君は鎧を脱いで再び自己紹介を始めた。

「小鳥遊 遊助です、親の都合でこの町に引っ越して来ました。」
「グソッ。」(・×・)

頭にダンゴムシさんを乗っけたままで。
いやそのダンゴムシさんも降ろしてからしようよ!!

「そして頭のコイツはダイオウグソクムシのグソクです。」
「グソッ。【よろしく。】」

そっちも紹介するの!?
しかもスケッチブック使って挨拶してる!!礼儀正しい!!
というかダンゴムシじゃなかったんだ、あの子。

「グソク共々よろしくお願いします。」

共々!?その子も一緒になの!?
というか学校にペット連れてきて大丈夫なの?
そう思っていると、男子が一人手を上げて先生に意見する。

「センセー、学校にペット連れてきちゃって良いんですか?」

まあ普通はそうなるよね。

「特別に許可は出ているのでそっちは問題ありません。」

許可出てるんだ…。

「それに頭が良いみたいなので授業の邪魔にはならないと思いますし。」

まあさっきもスケッチブックに字書いて挨拶してたしね。
ってあれ?グソクちゃん(だっけ?)がいない…。
気が付くとグソクちゃんは小鳥遊君の頭から教卓の上に移動しており、スケッチブックと何かをみんなに見せてきた。
なんだろ?

「グソッ。【良かったらこれ、お近づきのしるしにどうぞ。】」(・×・)/クッキー

あの子ホントに虫なの!?
凄く礼儀正しいんだけど!?
ちなみに貰ったクッキーは皆で食べましたがとても美味しかったです。
その後グソクちゃんは小鳥遊君の頭の上に戻り(そこって指定席なの?)、小鳥遊君は先生に言われた席に付いてホームルームは終了された。
ちなみに席は窓側の一番後ろでした。
ホームルームが終わると、アリサちゃんとすずかちゃんが私のところにやってきた。

「まさか今朝のあいつが噂の転校生だったなんてね。」
「ビックリだよね~。」

確かに私もあの子が転校してくるとは思ってなかったの。

「それで?丁度いいから聞くけど、あいつはなんなの?」

アリサちゃんはクラスの皆に囲まれ質問責めにあっている小鳥遊君の方を見ながら私に聞いてくる。

「なんなのって?」
「今朝のことよ、落ち着いたら話すって約束だったでしょ。」

ああ、そのこと。

「私も気になってたんだ。」
「うん、実はね…。」

私は今朝の出来事を二人に話した。

「なるほどね、要は変な奴だけど一応なのはの恩人って訳ね。」
「変な奴って、確かにちょっと変だけど…。」
「いや、アレはかなり変でしょ?」

アリサちゃんは何故か大道芸を始めている小鳥遊君を見ながら言う。
どうしよう、否定できない…。

「アハハ…。」

私は思わず苦笑い。

「でも今の話聞くとなんだか運命感じちゃうよね。」
「「どこが!?」」

すずかちゃんはさっきの説明のどこに運命を感じたの!?

「だって登校中に知らない男の子に助けられて実はその人は転校生だったなんて、何か少女漫画みたいだと思わない?」
「それがサイに乗って頭にダイオウグソクムシ乗せた武将じゃなければね。」

確かに…。

「確かにな…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「よ。」
「「「キャアアア!!?」」」

い、いつの間に!?
気が付くと、そこにはさっきまで大道芸をしていた小鳥遊君が私たちの間に立っていました。

「あんた、いつの間に!?」
「今だけど?」
「皆から質問責めとかされてたんじゃないの!?」
「マジックで抜け出してグソクに任せてきた。」

小鳥遊君に言われさっきまで小鳥遊君がいたところを見るとグソクちゃんが一人、というか一匹で玉乗りをしながらジャグリングをしていた。
二回目だけどあの子ホントに虫なの!?

「わぁ、グソクちゃん凄ーい。」
「あれ、ホントに虫なの?」
「れっきとした虫だぞ?深海生物だけど。」

深海生物だったの!?

「ただ字が書けてそれで意思疎通できて体も自分で洗ってちゃんと布団で寝る礼儀正しい地上でも生活できるちょっと変わったグソクムシなだけだ。」

その時点でもはや虫の領域を超えてると思うんだけど!?

「へ~、凄いんだねグソクちゃん。」

すずかちゃん!凄いの一言で済ませられるレベルじゃないよ!?

「まあそれはともかくとして、お前今朝のドジッ娘だろ?」
「ド、ドジッ娘って…。」

もうちょっと他の言い方はなかったの!?

「まあ間違ってはないわね。」
「アリサちゃん!?」

そこは否定してほしかったの!

「ごめんなのはちゃん、私も否定できない…。」
「すずかちゃんまで!?」

二人ともヒドイの!

「うぅ…。」

違うもん、なのはドジッ娘じゃないもん…。確かによく転ぶけど…。
私は思わず泣きそうになりました。

「ゴメンゴメン、冗談よ。」
「だから泣かないで、なのはちゃん。」

二人は泣きそうになる私を見て誤りながら慰める。
二人とも意地悪なの…。

「話続けて良い?」
「小鳥遊君のせいでこうなったんでしょ!?」
「悪い悪い。」

絶対反省してないの…。

「んで話の続きなんだけど、足大丈夫か?」
「え?」

小鳥遊君は私の怪我したところを見ながら聞いてくる。

「あ、うん。今はもう大丈夫、痛くないよ。」
「もしかしてあんた、心配して来たの?」
「まあな、一応ケガ人だし。」

小鳥遊君…。

「優しいんだね♪」
「だろ?」

その最後の一言で台無しだよ。
でも…。

「ありがとね、小鳥遊君♪」
「遊助で良いぞ、もしくはユウとかユウ君とかでも良い。」
「じゃあ遊助君って呼ぶね。」
「なら私も遊助って呼ばせてもらうわ。」
「じゃあ私も遊助君で♪」
「気安く呼ぶな!!」
「「「ええっ!!?」」」

どっちなの!?

「冗談だ、まあよろしくな。じゃあそろそろ授業始まるから席戻るわ。」

そう言って小鳥遊君は自分の席に戻っていった。

「まあいい奴ではあるみたいね。変だけど。」
「うん。」
「そうだね。じゃあ私たちも席に戻ろっか。」
「そうね。じゃあなのは、また後でね。」

そういって二人も自分の席に戻っていき、丁度二人が席に付いたあたりで先生が教室に戻ってきました。
その後の授業で私たちは、まさかあんなことになるとは思っていませんでした…。




 
 

 
後書き
「気安く呼ぶな!!」は一度やってみたかったネタです。
それにしても今回少し短かったですかね?
遊助Sideも短くなっちゃったし…。
なのはは完全にツッコミキャラと化してるし…。
アリサの方をツッコミキャラにするつもりだったのに、どうしてこうなった?
そして何より面白く書けているかどうかが心配です…。

感想お待ちしてます。 
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