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詩集「棘」

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永遠の中の刹那を駆けて



君のいない この場所で
僕は何を求め生きればいい?
新しく服なんて買ってみたけど
別に誰に見せるわけでなく…

大切なもの無くした
子供のようにオロオロしてる
大丈夫だよって言ってくれる人はいない

永遠の中の刹那を駆けて
今日も僕らは眠るのだろう
風追うような虚しい愛も
きっと空は憶えてる…


夏草香る この場所に
思い出だけが立ち込めてゆくから
朝陽さえ鬱陶しくて嫌になる
訳もなく ただ悲しくなってくるんだ

君の影あちらこちら
視線の先 追うように現れ
笑顔を見せては 僕を傷つけている…

永遠の中の刹那を駆けて
明日も君には会えなんだね
ありふれた love song 口遊み
瞬く星に手を伸ばす

永遠の中の刹那を駆けて
今日も僕らは誰かを想う
風追うような儚き愛も
きっと空は…憶えてる…



 
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