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詩集「棘」

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桜舞う この月夜に…




うんざりする人間関係
まるで耳障りな騒音(ノイズ)
ごった返して歪んだ世界
ここに何があるというの?

ありもしない希望に縋り
取り留めもない想いに溺れた…

桜舞う この月夜に…
正直な気持ち口にした
風は時さえ連れ去って
淋しさ胸の奥へ押し込めた


人の間のアイデンティティー
中途半端な試行錯誤
目を閉じれば全ては消える
どこにいても世界は幻

叶うはずない夢を抱いて
がんじがらめの感情(ココロ)に泣いた…

桜舞う この月夜に…
愛しい君へ伝えたい
月は黙って照らすだけ
悲しさ影へ塗り込めた…

想いに降り注ぐ花びらが一筋の涙を誘った…



 
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