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『ひとつ』

作者:零那
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『幻想』


零れ落ちる
意味なき言葉
塵となり
風に吹かれ
消え去る

残酷な現実
襲い続ける日々
ただただ
耐え続けるだけ

失った心の
向かう先は何処
蒼い海の果て
貴女を想う

こんな時でも
更なる残酷
積み重なってく
突き刺さる
抉る様なイタミ

笑って泣いて
つられたり
もらい泣きしたり
ふざけ合ったり
痛み分け合ったり
そんな日々達は
虚像や幻想
現実には無かった
そう言い聞かす

なのに何故
貴女の綺麗な
優しい笑顔
今も此処に在る

悲しい程に
美しく眩しい
光そのもの

失った心の
向かう先は何処
蒼い海の果て
貴女を想う

 
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