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償い(逆行物)

作者:
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マヤさん再び

 
前書き
今でもエヴァが大好きな作者です。
エヴァのキャラは全員好き(あっ!委員会の方々は少し嫌いかな?)です。特に成人女性軍が好きです。ミサト、リツコ、マヤこの三人は大好きです。
この小説はH要素が0です。マヤはレズと思っている方もいらっしゃる様ですが、私は信じません。
おっと、前書きが長いですね。スミマセン。
それではどうぞ! 

 
西暦2015年世界は滅んだ。
ゼーレと碇ゲンドウの企みにより起こったサード・インパクト。
全ての生命はLCLとなった...

ジオフロント 第二発令場

「みんなのA.T.フィールドが消えていく!」日向君も青葉君も溶けた。
「これが私の追いかけていた答えなの?」真実が知りたくて必死に勉強してきてやっと見つけた答え。
それは、人類の滅亡だった。
「!?」ふとコンソールを叩いていた自分の指が軽くなる。自分の指の上に誰かの指が添えられていた。
「先輩!」後ろを振り向くと先輩がいた。私は思わず先輩に抱きついた。
「先輩...先輩先輩...センパイ!・・・(パシャ!)」そうして私も溶けた。

はずだった。

「っ!...此処は?」気がつくと真っ白な場所にいた。天井も床も壁も分からない白い部屋。
「レイなの?」目の前に制服姿のレイ(リリス?)がいた。いつもと変わらない無表情で私をみている。
「...」レイは、なにも喋らない。でもジッと見つめられるのは良い気分じゃない。
「レイなんで私はこんな所にいるの?私はあの時LCLなったんじゃなかったの?」
「あなたがリリスの元に還ることを拒んだから」やっと、喋ってくれた。
 確かにあの時、還りたいとは思わなかったがそれは、葛城さんや先輩も同じだろう。
「でもなんで私だけ...葛城さんや赤木先輩もそうなんじゃないの?」
「葛城三佐や赤木博士の様に、補完される前に亡くなった人達を此処に連れてくる事は、出来ないわ」
「!やっぱり二人とも...」

予想はしていた。葛城さんは、シンジ君を戦自から守るため日向君に発令所を任して出ていったきり帰って来なかった。シンジ君の姿をゲージで確認した時には、葛城さんの姿はなかったからきっとシンジ君を守って...。

先輩だって戻って来た時、少しいや、かなり様子がおかしかった。なんと言うか、目に殺意が宿っていた。私は先輩が碇司令に好意を持っていた事を知っている。MAGIのプロテクトが終わった後先輩が消えたのは、司令との決着をつけるためだろう。きっとそこで自殺したか、あるいは、司令に殺されたか...。


「だからって何で私なの?副司令や日向君、青葉君でも良かったはずよ」
「それは、無理よ。あの世界の終末を変えることができるのは、貴女しかいないもの」
「確かに私には...」









あれは、第拾參使徒・・・
使徒にのっとられた參号機。アスカやレイは3号機の強力な攻撃により、すぐに倒されてしまった。
參3号機の中に自分達と同じ子供のパイロットが乗っていることを知ったシンジは戦うことを拒否した。
しかし、その後すぐ司令の命令により起動した『ダミーシステム』により参パイロットが乗っているプラグごと処理された。


(だけど、私にはダミーシステムを停止さけることができた)
プラグが潰される前に初号機を停止させていたらトウジ君は片足を失わずにすんだ。シンジ君の心が壊れることもなかったばず。
(でも私は、出来なかった。あの戦いから目を背けたから)
あの時、私は悲惨な光景に耐えられず顔を伏せてしまった。顔を上げた時には、全てが終わっていた。その後からだったチルドレン達の心が砕け初めたのは...
シンジ君やアスカが壊れていったのには、少なからず私の失敗が関係していただろう。




「あなたは、選べる。このまま溶けることも...過去に戻ってやり直すことも」
「過去に戻ることなんて出来るの?」
「えぇ。今の私にはリリスの力。神様に近い力があるもの。その力を使えば補完された地球を元にもどすことも出来るわ」
「そう。でも...過去に行けるのなら私は戻りたい。」
そして、サード・インパクトを止める。
「...過去に戻るには、条件があるわ。一つは、伊吹二尉の目的が達成されたらこちらの世界に戻らなければならない。
二つ目は、私も付いていくこと、それでも良いのなら」
「構わないわ。でもなんでレイもついてくるの?」
「一人の魂でも欠けると補完はできないもの」
きっと、私の事だろう。
「ごめんなさい。補完ができないと地球をつくり直せないんでしょう?」
「えぇ。でも数年なら問題ないわ」
「レイ、ありがとう」そう言うとレイの頬が少し紅くなった。
「時間が惜しいわ。早く行きましょう(ありがとうの言葉、やはりポカポカする...)」
すると、どんどん白い部屋が眩しいくらいに、光初めた。






「ん?ここは...」目を開けると懐かしい天井が目に入った。起き上がって辺りを見渡す。いつもより視線が低いように思うが大したことじゃない。どうやらここは高校から大学卒業まで一人暮らしをしていたマンションのようだ。自室から出てリビングに向かう。
「あれ?こんな所にドアあったっけ」自室の隣に記憶に無い扉があった。恐る恐るドアノブを回す。鍵は掛かっていない。ドアの隙間から中を覗く。


「おはようございます。伊吹二尉」
「キャッ!?」
後ろから急に声を掛けられたのであわてて振り替える。そこには、今の私と同じ位の身長で私に似た顔の女性が立っていた。
「え?伊吹二尉て...貴方もしかしてレイなの?」
「えぇ。でも今は違う。私は伊吹サラ、双子の妹よ。」
「えっ妹?...えぇぇぇぇぇぇぇ!」

なんと言うことでしょう。戻って来たらレイが妹になっていました。

「何故おどろくの?私がついてくるは条件よ?」
「そうだけど、なんで妹なのよ!?」
「その方が私も動きやすいから」
「だからって、ん?」なんでレイが動く必要があるのだろう?
ついてきたのも私の監視が目的なんじゃ...まさか!
「レイ。貴女もシンジ君やアスカを助けたいの?」
「・・・」否定しないと言う事は、そうなのだろう。
「そっか、それじぁ、改めてよろしくねレイ」
「よろしく...」顔が赤い。妹ってかわいいもんだな~。

「ところでレイ今は、西暦何年のいつなの?」
「西暦2004年8月3日、私達は、第二新東京市第壱中学校1年」
「中学校?私が此処に住んでいたのは、高校からよ?」中学校卒業までは、母の親戚の家にいた。
「周りに人がいると自由に動けないわ」
確かにせっかく逆行してきたのに自由に行動できないと意味が無い。
(でも、中学生だけで暮らすなんて良いのかしら?)
まぁ、そこはレイがなんとかしているのだろう。

そうして、私の第二の人生がはじまった。

 
 

 
後書き
文が無茶苦茶でゴメンナサイ。次は頑張りマス。
オリキャラ(?)のサラを出しました(中身はレイ)。
文才ゼロの駄作者が暇潰しに書いたものものです。いや~ssを読むのは好きなんですが書くとなると大変ですね。
出来るだけ続けようと思うのでこれからもヨロシク!
 
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