| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー鎧武 信じた道

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三十一章

「じゃあやってやるさ」
「そうだな、あいつがこの戦いに飽きるまでな」
「何度でも戦ってやる」
「ではだ」
「ああ、明日な」
「今日はとりあえずどうしようか」
「休むことが大事ですね」
 光実は仲間達に言った。
「明日に備えて」
「ああ、万全の状況でいかないとな」
「はい、負けますから」
 だからだというのだ。
「今日はもう休みましょう」
「そうだな、打ち合わせも終わったしな」
「後はゆっくり休みましょう」
 こう話してだった、実際に。
 ライダー達はそれぞれの家に戻ってゆっくりと休むことにした、角居は呉島家に暫く居候することになったが。
 初瀬にだ、城之内は問うた。
「それで初瀬ちゃん家は」
「俺の家に戻る」
「弟さんや妹さん達がいるんだよね」
「そこに戻る」
 こう城之内に答えた。
「あいつ等も元気にしていればいいがな」
「うん、元気だよ」
 城之内は初瀬にだ、彼の兄弟達のことを笑って話した。
「皆ね」
「そうか、ならいいがな」
「じゃあそっちに戻るんだね」
「そうする」
 こうしてだった、初瀬は自分の家に戻ることにした。それは湊もだった。
「私も戻るわね、久し振りね」
「ああ、あんたもな」
「家あったんだよね」
「そうよ、ちゃんとね」
 ザックとペコにも笑って答える。
「あるわよ」
「何処に住んでるか知らないにしても」
「あんたも帰る家があるんだ」
「俺達と一緒で」
「そうなんだね」
「そうよ、今日は帰って」
 そしてだった。
「お料理を作って食べて寝るわ」
「俺もそうするか」
「俺もね」
 ザックとペコの二人もお互いで話してだ、そのうえで。
 それぞれの家に帰ることにした、そして鳳蓮もだった。
 優雅なポージングをしつつだ、言うのだった。
「ワテクシも今日はゆっくりと寝るわ」
「自分の家でだな」
「そうよ、ワインを少し飲んでからね」
 そのうえでというのだ。
「休むわ」
「そうするか」
「そう言う貴方もでしょ」
 鳳蓮は自分に声をかけた駆紋に問うた。
「今日は休みのよね」
「明日に備えてな」
「じゃあゆっくり休むことね」
「そうする」
「貴方もお家があるから」
「久し振りに帰る」
 自分の家にとだ、駆紋は鳳蓮に答えた。そしてだった。
 そのままだ、葛葉に問うた。
「御前も戻るな」
「ああ、自分の家にな」
「お姉さんは御前が戻ってきていることを知っているのか」
「あっ、そういえばそうだった」
 言われてだ、葛葉もはっとなった。
「姉ちゃんには何も言ってないな」
「今のうちに言っておけ」
「そうするか、今から」
 葛葉はここで携帯を取り出そうとした、だが。
 はっとなってだ、また言った。
「ああ、ずっと地球から離れていてな」
「携帯を持っていないか」
「何処に行ったんだ?俺の携帯」
 今更気付いたことだった。
「それで」
「俺に聞くな、しかしだ」 
 それならとだ、駆紋は。
 自分の服のポケットから携帯を取り出してだ、葛葉に差し出して言った。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧