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Ghost trick

作者:夜光蝶
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刃(やいば)

ルフィ「虎男ォォー!!!」

『少しずつ、確実に君等の味方が消えていくよ』

彼の腹部の傷は癒され、首筋には例の蝶が刻まれていた。

『さぁロー、お前も一緒に邪魔なアイツ等を排除するんだ』

ルフィ「止めろ虎男っ!!俺達仲間だろ!?」

ロー「……」

どんなに呼び掛けてもその声は届かず、容赦無くルフィを長刀で襲う。

『どうした?仲間を取り返すんじゃなかったの?』

壁や床は血で汚れ皹だらけになり、椅子やテーブルも原型を失っていた。

『もうお仕舞い?もっと楽しませてよ』

キッド「…クソ…体が……」

フランキー「ぐっ…」

『痛そうだねぇ。“愚かな私をお助けて下さい。メシア様”って言ってくれたら助けてあげるよ?』

と、しゃがんで倒れている同盟組に問い掛けるムウマ。

キッド「ハッ…誰が言うかよ…」

傷だらけでもなお、不敵な笑みを浮かべて挑発するキッド。

―ズキンッ!―

キッド「ぐあ゛あ゛あ゛あ゛!!」

全「!!??」

すると、彼女の幻覚に陥ったキッドに精神的なダメージが襲って来た。

『もう一度聞くよ?助けて欲しかったら、誠意を持って言うんだ』

キッド「ハァッ…ハァッ…ハァッ…(妖笑)」

改めて尋ねてみるが、彼はニヤリと笑った。

『…馬鹿だな~旦那』


―グサッ!―


哀れんだ目で見下ろすと、彼女は短刀を奪い、グサリと心臓に突き刺した。

神様「随分汚れたね」

『…そうだね』

そこへ、優しい声で問うリュークに彼女は静かに答えた。


と、その時…!!



―グサッ!―



彼女の心臓に見覚えのある長刀が突き刺さった。

to be continued

 
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