| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

Ghost trick

作者:夜光蝶
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

家族会議

スモーカー「まさか…たしぎ達だけでなく、CP9の奴等も…!」

ロー「海賊女帝、ボア・ハンコックも居たとはな…」

キッド「しかも、白ひげん所の火拳のエースもかよ」

彼女の隣には、自分達の仲間の他にCP9や七武海、名高い海賊の面子を見て驚く一行。

『どうしたの?返して欲しいんでしょ?
だったら、力ずくでも何でも好きにすれば良い。
ウチは家族の意見を尊重する。彼等が帰りたいって言うなら、素直に返すつもりだよ』

ルフィ「エース!!皆ァ!!」

先陣切って突っ走るルフィは、腕を伸ばしムウマを狙う。

サンジ「ムウマに触んじゃねぇ。このクソヤロー」

『…けど、此処では君等の味方は少ない所か誰も居ない』

しかし、先程のゾロの時と同様に攻撃が止められてしまう。

『さぁ皆。この国を守る為、邪魔者は全て排除しな』

全「!!!!」

彼女の命令を聞くと、彼等は一斉に攻撃体勢に入った。

ロー「止めろお前等!」

『無駄だよ。彼等は今、皆を殺すのに必死なんだから』

嘗ての仲間だったベポ,シャチ,ペンギンと闘うロー。

ルフィ「止めろよナミ!ロビン!俺はお前等と闘いたくねぇ!!」

スモーカー「たしぎ!ヒナ!」

『そんな声、届かないよ。皆は闘いたくなくても、彼等は闘うんだよ。
家族とこの国を守る為にね(妖笑)』

綺麗だった王宮内も忽ち戦場へと成り果てる。

フランキー「クソッ!敵は直ぐ目の前に居るってのによ!!」

『悔しそうだねぇ。
じゃあ、その悔しさを目の前に居る“敵”にぶつけなよ』

自分は闘わず、敢えて傍観者として彼等の様子を楽しそうに眺めるムウマ。

と、その時…!

『!!』

隙を突かれた彼女は、ローの長刀によって体を上下半分に斬られてしまった。

カリファ「ムウマ!」

モモンガ「ムウマ!!」

彼女の異変に気付いた彼等は、手を止めて名前を叫んだ。

『……クククッ…ハハハハッ』

ロー「!?」

しかし、不死身の体を持つ彼女は狂う様に笑った。

―グサッ!!―

全「!!??」

ロー「ぐはぁ!!」

彼の体を浮かせると、長刀を奪い腹部を目掛けて槍の様に投げ突けた。

『何してんのさ。口を動かさず手を動かせ』

殺気に満ちた一言を発すると、今まで手を止めていた彼等は直ぐに攻撃体勢に戻った。

『ねぇ、今どんな感覚?痛い?それとも苦しい?』

ロー「ぐっ…かはっ…!」

『今、その苦しみから解放してあげる』

すると、血を流して倒れているローに近付き、彼の顎をクイッと上げる。

『今から君も、家族の一員だ』

そしてローは、漆黒の様に黒い瞳に囚われた。

to be continued

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧