千年の魂.
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第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十一話 《古びた記憶-中編.act2-》
前書き
千魂ターイム‼︎
ではなくて
新コーナー!!!☆〜(ゝ。∂)
【リンカーンの数学⁉︎講座】
リンカーン「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAとうとう来たな?
では、早速行ってみよう!!!今週の問題は、これだ!少年達よ!レッツシンキング!!!
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
AくんがBくんにCを渡してBくんがDくんにCを又貸しした結果CがGになりました
又貸しの罪の重さを3桁の整数で表せ!!!
HAHAHAHAHAHAHAHA
〜〜〜〜1917年〜〜〜〜
《第一次世界大戦》------
そう呼ばれる戦争が、開戦したのは、1914年だった、戦争が始まってすでに三年が経っていた
当時、この俺、風刹 瑆は、25歳にして、ある軍の副兵長をしていた------
ドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオォォオォン!!!!
戦火の中、廃墟と化していた家屋が崩れ、炎の海に沈んでいく
その、炎の中を颯爽と駆ける、二つの影
二つの影が通るところには、銃声と金属音が響きわたる
そして、その二つの影は、決して止まる事はない
風刹「迅!!伏せろっ!!!」
そう言いながら、俺は、肩にロケットランチャーを軽々と構える
そして、その銃口の数メートル先には、幼い頃から共に育ち戦ってきた、日向雅 迅が、俺が突然ロケットランチャーを構えた事に驚き、苦笑いしながらも、伏せようとしている
そして、そのもう一つ奥には、敵の軍の兵士達が立ちはだかって、壁になっている
俺は、迅が伏せたのを確認し次第、迷うことなく、ロケットランチャーのひきがねを引いた
銃口から、解き放たれた弾が狂うことなく、軍の兵士達の壁にデカデカと穴を開ける
ドゴオォォォォォォォォオオン!!!
俺と迅は、迷わず、その穴から、軍の兵士達を突破する
しかし、俺たちの前には、再び壁が現れる
《戦車》だ、だが、俺たちは、それに恐れて止まりはしない
迅「ったく!戦車なんて、通用しないって、なんで、、、」
そこまでで、一旦、言葉を詰まらせ、迅は、麻酔銃を腰から引き抜きながら戦車に向かって放つ
迅「分からないかねっ!!」
迅は、詰まらせた言葉を吐きながら、戦車に麻酔銃の弾を連射した
普通なら、『何やってんだこの馬鹿は、戦車に麻酔銃の弾を撃っても☆カキン☆だろ』と思うだろう、しかし、迅の撃った麻酔銃の弾は違う------
ドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!
なぜかは、分からないが戦車を爆散させる........
そして、俺は、迅の麻酔銃の謎にまたも、悩まされながら、戦車のガラクタの隙をぬって進む
そして、俺は、目線を前に上げる、
風刹「着いたぞ!迅!!」
二人は、その前に立ち止まり、それを見上げた
迅「《千年の塔》------
ここにいるんだな、小咲が、、、待ってろ!!!」
*
昨日...
俺と迅は、病院にいた
理由は、、、
どおぉううぅぅええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!!!
どおぉううぅぅええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!!!
迅「はい!はい!よしよ〜〜し、大丈夫だぞ〜〜、お父さんだぞ〜〜、大丈夫だぞ〜、、、大丈夫だぞ〜〜、、、」
迅は、半分泣きそうな顔をして、赤ん坊を抱えて、あやしている
どおぉううぅぅええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええん!!!
迅は、目の前の女性------名前を日向雅 小咲といい、名前から分かるとおり迅の嫁さんである------に、赤ん坊を渡した後、病室の隅に行って、完全に落ち込んで、ブツブツ言っている
迅「なんだよ、赤ん坊に好かれねえからなんだってんだよ、いいもん、あいつは、お父さんといるのがこの上なく楽しくて嬉し泣きしてるんだもんそうだ、そうなんだよ、つか、そうだと言ってくれ、そうじゃねぇと、俺が泣くよ、泣いちゃうよ」
赤ん坊を受け取った、小咲が、優しく微笑みながら、壁と話す迅を見ている、その腕に抱かれながらも、赤ん坊も、気持ち良さそうに笑っている
俺は、そんな光景を見て、毎回のように思う、この平和が、永遠に続けばいいのにと、、、
*
ジャアァァァァァァァァァ
風刹「ふぅ、スッキリした」
現在、俺は、便所にいる、理由は、まぁ、あの新婚二人に気を使ったと言ったところだ
でも、そろそろ15分くらいたつかな、あまりトイレに長居して、痔とか言われて、いじられんのはだるいからそろそろ帰るかな
そうして俺は、トイレから出て、病室の方をみた
この時だった、唯でさえ少しずつ崩れていた、俺らの生活が急激に加速しだしたのは、、、
ドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオオン!!!
俺は、突然の爆発音に反応し、即座に音源を探す
だが、それは、最悪の場所にあった
風刹「迅!小咲!ガキンチョ!」
俺は、すぐさま駆け出し、小咲の病室に飛び込んだ
そこに、広がる景色は、ひどいものだった、飾られていた花は、地面に散乱し、ベッドはひっくり返り、赤ん坊のベッドは粉砕している
赤ん坊自体は、迅が、大事に抱えている、しかし、それと対照的に、窓枠には、気絶した小咲を腹に手を回して抱えている、ガトリングガンを持った男がいる
その男は、顔もマスクで覆っていて、特徴がガトリングガンしかない、体型も普通だ
俺は、迅に声をかける
風刹「迅!いったい、どうしたんだこれ⁉︎」
迅は、怒りながらも動揺した顔で風刹に言う
迅「わからねぇ!突然、あいつが窓からガトリングガンをぶっ放して来やがった」
すると、突然、ガトリングガンを持った男が話し出した
男「ヒャヒャヒャヒャヒャ!!この女を助けたければお前ら二人《千年の塔》の最上階に来い」
そう言うと、男はガトリングガンを再び構えた
男「もちろん、生きてこれたらだがな!!!ヒャヒャヒャヒャ」
その言葉と共に、ガトリングガンが撃ち放たれる
ドドドドドドドドドドドドッ!!
迅は、赤ん坊を守ろうと、身体で赤ん坊の盾になる
俺は、どうにかしようと思うが、ロケットランチャーは、撃てない、ロケットランチャーを撃てない俺の戦力は、いっきに半分になる
俺が、どうにもできず立ち尽くしていた時
目の前に、白衣が揺れた------
ガシイィィィィィィィイン!!!
撃ち放たれたガトリングガンの弾が、突如、弾かれ地面に落ちる
そして、その場に立っているのは、白衣の男だった
俺と迅は、たまらず助けてくれた男の名前を叫ぶ
風刹&迅「ミンカー先生!!!」
そう、こいつは、この病院の院長であり、《戦う名医》と言われている理由は、そのまま、戦うからだ
ミンカー「そこの、ガトリングマスク、うちの病院で暴れるっつーことは覚悟は、できてんだな?」
ミンカーのその言葉に、窓から飛び降りながら、男が応えた
男「当然!ヒャヒャヒャヒャ!早く来いよ?さもねぇと、こいつの安全は、保証できねぇぜ?ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
そう言って、窓から飛び降りる
俺は、奴を追うように、窓から身を乗り出して下を見るが、そこに、奴の姿はすでになかった
*
そして、現在に至る
赤ん坊は、ちゃんと、ミンカーに預けてきたから安心だ
ミンカーに、ついてきて貰えばもっと楽だったのだが、今は、戦争中だ、医師は、休みたくても休めないそれに、迅が、赤ん坊の安全を最優先したいと言ったからだ
そして、目の前に目的地の《千年の塔》がある、もちろん、正規のルートで登る気などない
こういう時のための飛行機だ
俺は、ポケットから、トランシーバーを取り出し、上の戦闘機にハシゴをここに下ろすように指示した、そのハシゴのおかげで、すぐに、頂上に降り立つことができる
俺と迅は、すぐさま、そのハシゴに捕まり、頂上に降り立つ
しかし、そこには、冷たい風が吹いているだけで、敵の気配などはなかった
迅「何もねぇな」
迅が、俺の隣でポツリつぶやく
その時、突然、地面にヒビが入り、一つ下の階に落とされる
ガッシャアァァァァァァァァァァアン!!!
屋上から落ちたため、天井は、崩れ壁があるだけで、ほぼ頂上とは、変わらなかった、ただ一つ違うのは、目の前に、ガトリングガンを持ったマスクマンがいる事だ
俺と迅は、迷わずそのガトリングガンの弾幕に飛び込んだ
しかし、俺のロケットランチャーで大きな道を開け、迅が麻酔銃で正確に、ガトリングの弾をそらすため、俺らは、無傷でガトリングガンのもとまで接近できた、そこで俺は、普段はあまり使わない剣を腰から抜き、ガトリングマスクに突き立てた
俺の、放った剣撃は確実に相手の心臓を突き刺した
そして、ガトリングマスクが苦しみながら、その場に倒れる、そして、迅が、男のマスクを剥がし、小咲の位置を聞き出そうとする
迅「!!!」
その時、突然、迅の動きが止まった
それは、誰もが、予期せぬ事だった
迅「こ、、、小咲!!!」
そう、中にいたのは、なんと小咲だったのだ
小咲は、俺に刺された心臓を抑えながら言っていた
小咲「迅くん、、、、赤ちゃんを頼むよ、、、私達の子を、、、、」
すると、小咲は、動かなくなった
その瞬間、俺の中で何かが震えているのがわかった
そして、小咲を抱えて放心する迅を見る
すると、そのすぐ後ろに、また、黒マスクをつけた奴が迅に斬りかかろうとしていた
俺は、迷わず、ロケットランチャーを迅の後ろの、黒マスクめがけて放った、しかし、また、黒マスクが一枚上手であった、黒マスクは、迅に斬りかかろうとしていた、剣を一瞬で捨て、迅の胸倉を掴みとり、ロケットランチャーの盾にした
ドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!
容赦ない、一撃の爆発音が、崩れた塔に響く
俺は、再び俺の中で、何かが震えるのを感じた
しかし、身体が止まらない、ロケットランチャーを撃った場所に急速に接近し、黒マスクを狙い剣を払う
今度は、間違いなく迅じゃない本物を狙った迅との距離も少し空いていて、この剣が当たるはずなかった
しかし、それも、俺の想像の範囲
グザンッ!!!
風刹「な、、、なんで、、だ」
風刹が突き刺したのは、迅の心臓だったそして、その後ろには、小咲も倒れている
俺は、激しく、俺の中で何かが震えるのを感じる
そして、剣を手から離す
それに伴って、迅の身体が地面に落ち、俺は、膝を曲げて地面に座り込んだ
その前に、黒マスクが現れる、そして、迅の身体を踏みつけながら言った
黒マスク「ヒャヒャヒャヒャ!ここまで、狙い通りに行くとはね!!ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
俺は、もう、何が起こったのか脳で処理できる内容を超えていた
黒マスク「ふっ!どうやら何も言えねぇようだな?ヒャヒャ!仕方ねぇ教えてやるよ、てめぇも、どうせ死ぬんだ、俺の名は、蜚蠊蠅蜘蛛お前ら人間とは、出来の違う、魂の騎士だ
ま、言っても分かんねぇだろうけどな」
そう言って、コックローチは、に剣を突き立てる
そして、振り下ろす------
???「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャうるせぇんだよ!蜚蠊が‼︎う○こでも食ってやがれ‼︎」
ドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオドゴオォォォオオオォォォオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!! !!!
*
病院
風刹「う、ウーーン?ここは⁉︎」
横から突然声がした
ミンカー「病院だ」
俺は、驚きミンカーの顔を見る、だが、ミンカーは、なんとなく寂しそうな顔をしている
そして、俺は、再びあたりを見回した気がつく、俺の右のダブルベッドには、二人の身体が寝かせられていた、顔には、白い布がかけられて
俺は、まさかと、思った
出来るものなら、夢であればと
しかし、現実はそう甘くなかった
俺の中に、再び、震えが走る『迅、、、日向雅 迅と日向雅 小咲を殺したのは、、、俺、、、、』
俺は、頭を抱えて、背中を丸めてベッドに顔をうずめる
すると、横にゆっくりとミンカーが、《手紙》を置いた
そして、外を眺めながら言った、
ミンカー「その中には、迅と小咲が、二人でお前に書いた手紙が入っている、書かれたのは、3日前、お前らがやられた日だ、あの時、謎の人物にお前らは救出されて、ここにきた、お前は、完全に気を失っていたが、後の二人は、重症ながらも、かろうじて意識があった、二人共、自分達が助からないとわかっていたのだろう、お前に、伝えたいことがあるとよ、奴らが、話したこと、全て俺が、余すとこなく書き留めてある、読め
お前には、それを読み受け入れる義務がある」
俺は、手紙を開け目を通した
ーーーーーーーーーーーーーー
瑆へ
まず、言いたいことがある
『ありがとう』
この、言葉には、いろんな意味がある、俺と小咲が結婚できたのもお前のおかげだ、それに、共に戦ってくれた
最後は、あんな感じになっちまったけど、俺は、別に恨んじゃいねぇ、敵にやられるくらいなら、お前に、、、瑆にやられたほうが、数億倍マシだ
でもな、、、、これだけは、約束してくれ、俺たちの子供を守ってくれ
最後まで迷惑をかけるが、あいつは俺らの生きた証だ、決して絶えて欲しくない
頼んだぞ 戦友
日向雅 迅 、小咲
ーーーーーーーーーーーーーー
自然と、心が軽くなり目から涙が溢れていた
俺は、決意を込めて、空に叫んだ
風刹「任せとけ!戦友!!!」
*
ダグラスツリーの森-天辺-
風刹「そして、これから先、俺は、現在の迅に、俺の名前と日向雅の文字をいじって 風雅 迅 と名前をつけた
そして、一緒に暮らしていったという事だ」
貫は、正直悩んでいた
貫「こんな、内容のくそややこしいこと、伝えれっかな?」
その時、後ろから、聞き覚えのある二人の声がした
迅&カイン「その必要はない、、、
風刹 瑆、俺らと------」
そこで言葉を切り二人は、構えた
そして、風刹めがけて飛び出す
迅&カイン「戦え!!!!!!」
後書き
To be continued...
次回、第十二話《古びた記憶-後編-》
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