| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダーディケイドプロトゼロ

作者:末武克之
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第3話 ガイアメモリ

 
前書き
ついにダブルの力が! 

 
ー司ー


僕は昨日のバースとバロンのカードを手に入れてそれを見ていた。
「僕は一体何者何だろう」
そう言って舞さんが料理を作り終えるまで何か楽しいことがないか考えていた。
「司くん!今日はラーメン作ったから食べよう!」
そう舞さんは言った。
「うん!」
僕はバロンとバースのカードをライドブッカーに入れた。
二つのカードが戦力になれば僕も少しは楽になる。
「司くん?」
舞さんは僕の顔を除き混んだ。
「何?」
僕は舞さんに聞いた。
「司くんは前倒した二人のライダーのカードを見てたけどあの二人はどんな人なの?」

そう舞さんは聞いてきた。
「僕もよくは知らないんだけど、バースはセルメダルっていうメダルを集めるために造られた仮面ライダーでバロンは何事にも頂点を目指しているダンスチームバロンのリーダーなんだ」
そう僕は舞さんに言った。
「仮面ライダーにも色々いるのね」
そう舞さんは言った。
「うん」
僕は頷いてラーメンを食べた。


~次の日~


僕は家で本を読みながら今日の予定はどうするか考えていた。
ピンポーン
誰かが来たみたいだ。
「はーい!」
舞さんは玄関まで走っていった。
僕は本を本棚に戻して誰が来たか見に行った。
「よう!神風会いに来たじゃんよ!」
そう言って入ってきたのは黄泉川さんだった。
「あ、先輩方!どうしたんですか?」
舞さんは黄泉川さんとその後ろにいる女性に聞いた。
「実はね、保護した子に話があるの」
そう言ったのは眼鏡をした女性だった。
「司くんに用事ですか?」
舞さんはそう言って二人を家に入れた。


~リビング~


「話って言うのは仮面ライダーとガイアメモリについてじゃんよ」
そう黄泉川さんは言った。
「ガイアメモリ?」
そう舞さんは頭に?マークを浮かべた。
「ガイアメモリはUSBメモリに似ているがそれを使うことで怪物に変身するじゃんよ」

そう黄泉川さんは言った。
「それでこの間ある学生がガイアメモリを使って怪物に変身した時にこの仮面ライダーが怪物を倒したじゃんよ」
そう黄泉川さんは写真を見せた。
それはブレイドの世界の仮面ライダーギャレンだった。
「こいつに変身した記憶は司に無いか?」
そう黄泉川さんは僕に聞いてきた。
「僕のライダーカードの中にこのライダーは居ません」
そう僕は黄泉川さんに言った。
「そうか、すまないじゃんよ」
そう黄泉川さんは言った。
「あ、自己紹介がまだだったね」
そう眼鏡をした女の人は言った。
「私は鉄装綴里」
そう鉄装さんは言った。
「神風司です」
僕は頭を下げて言った。
「それより司の家族申請書は書いたのか?」
そう黄泉川さんは舞さんに言った。
「ああ!」
そう舞さんは忘れてたという顔をしていた。

「なら今から行けばいいじゃんよ」
そう黄泉川さんは言った。
「そうですね」
そう鉄装さんは頷いた。
「司くん!今から市役所に行くから準備をして!」
そう舞さんは言った。
僕は頷いてカバンを片手に持って舞さんと一緒に市役所に向かった。


~第7学区~


僕と舞さんは市役所で話をして家族の申込書に名前を書いてその後どうするか考えていた。

「銀行に行ってお金を引き出そう」
そう舞さんは言った。
僕は頷いて銀行に向かった。


~銀行~


僕はイスに座って本を読んでいた。

すると一人の男が入ってきて銀行の窓口に立った。
「なんでしょうか?」
女性は男に聞いた。
すると男はポケットから何かを取り出した。
それは黄泉川さんが言ってたガイアメモリだった。
「大人しく金を出せ!」
そう男は女の人に言った。
「お客様落ち着いてください!」
そう窓口の人は言った。
「落ち着けるかよ!」
そう言って男はガイアメモリのボタンを押した。
[ソード!]
男は首にメモリを当てて射し込んだ。
男の体はドーパントに姿を変えた。
「おら!金を出しやがれ!」
そうドーパントは言った。
「ひっ!」
窓口の人はかなりビビっていた。
僕は皆がドーパントに集中している隙に窓口に侵入してリュックサックからディケイドライバーとライドブッカーを取り出した。
僕は腰にディケイドライバーを装着した。
「変身!」
[カメンライド…ディケイド!]
僕は仮面ライダーディケイドに変身した。
「おい!早く金を出しやがれ!」
そうドーパントは女の人に剣を向けた。
僕はライドブッカーをガンモードに変形してそれをドーパントに向けて発砲した。
「っぐおおお!誰だ!」
ドーパントは聞いてきた。
「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」
僕はそう言ってドーパントに攻撃を仕掛けた。
「何だこの強さは!」
ドーパントはパンチを連続で喰らってフラついていた。
「とりあえず!場所を変えるか!」
僕はライドブッカーをガンモードのままにしてガラスにトリガーを引いて割った。
パリーン。


~外~


僕はライドブッカーをソードモードに変形させて連続で斬り掛かった。
ザシュザシュザシュ。
ドーパントはフラつきながら攻撃を仕掛けてきた。
僕は避けてライドブッカーからカードを取り出した。
「新しい調理法だ!」
僕はカードをディケイドライバーに入れた。
[カメンライド…バロン!]
すると前から三人の影が交差しながら一つになった瞬間仮面ライダーバロンが出てきた。

「ふっ!」
バロンはバナスピアを両手に持ちながら僕を見た。
「この間は助けられたからな!借りを返しに来た」
そうバロンは言った。
「えっ!そうなの?」
僕はバロンに聞いた。
「ああ!」
バロンはバナスピアを片手に持ちながら言った。
「んじゃ!よろしくね!」
僕はそう言ってドーパントに攻撃を仕掛けた。

「ふ!」
バロンはバナスピアでドーパントの右腕を攻撃した。

「うらぁ!」
僕は回し蹴りでドーパントの頭を蹴った。
「っく!」
ドーパントは片手の剣で攻撃を仕掛けてきた。
僕はライドブッカーで攻撃を防いでそのままカードを取り出した。
[ファイナルアタックライド…ディ、ディ、ディ、ディケイド!]
僕の前に十枚のエネルギーの四角物が出てきた。
僕はそれをジャンプしてプロトディメンションキックをドーパントに打ち込んだ。
「ぐあああ!」
ドーパントは爆発してメモリが破壊された。
「メモリブレイクってやつだな」
そう言って僕はガイアメモリを片手に持ちながらそれを警備員に投げて渡した。


~その日の夜~


僕は家に帰って夜のニュースを見ていた。
「今日の昼に第10学区で火災がありました!そこの研究所で子供が10人以上が亡くなりました!その研究所では何を研究していたかは不明です」
そうニュースは言った。
僕はその場所を見て思い出した。
僕が目覚めた研究施設だった事を。
それを見て僕は気づいた。
あそこに居た子供達が死んだんだと。
僕は涙が流れていた。
「司くんどうしたの?」
舞さんは僕に聞いてきた。
「さっきのニュース僕が記憶を失って目が覚めた場所でした」
そう僕は言った。
「えっ!」
舞さんは僕を見て少し驚いていた。
「僕があの子達を見捨てて逃げ出したんです」
そう僕は言った。
「司くんはなにも悪くないよ」
そう舞さんは僕に抱きついた。
「えっ?」
僕は舞さんをじっと見た。
「司くんはなにも悪くないよだから君は前を見て生きよう」
そう舞さんは言った。
「前を見て…」
僕はそう呟いて手を見た。
守るために。

僕は自分に決心がついた。
「姉さんありがとう」
僕はそう姉さんに言った。
「司くん」
姉さんは僕の頭を撫でた。
「僕達は姉弟だからこれからは姉さんって呼ぶね」
そう僕は言った。
「司くん」
姉さんは嬉しそうな顔をしていた。
その日僕は神風司という名前でこの学園都市の住人になった。

続く 
 

 
後書き
次は中学生の司が読めます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧