| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『青詩』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『涙』


『全ては己次第』
『全ては想い次第』
そんなことを
本気で想っていた頃

勝負事にチカラは
関係無い
立ち上がり
続ければ
いずれ向こうが
怯む
立てないなら
其れ迄

今のこんな時代に
ぶつかれば痛い
堅い壁だらけ
どんな嵐が来ても
倒れそうにない
強い敵

悔しくて
堪えきれず
零れる涙

想いなんかでは
勝てない
立ち上がり
続けても
此の壁は怯まない

どれだけ零れたか
解らない涙

其の涙を糧に
現在が在る
涙は時に
人を強くする
弱き者だけが
零すわけじゃ無い

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧