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『青詩』

作者:零那
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『怒り』


他人を遠ざけてた
関わりなど
要らなかった
それでも
強制的に他人とは
関わらされた

大人には誰にも
心開かない
大人など世間など
腐りきってるからだ

人生に
先など見えない
むしろ
未来など無くて良い

『諦めるな』
そう言う大人達
受けた傷など
大して無いくせに
解ったフリ

弱くて何が悪い
血の海に
溺れて何が悪い

抑圧されてた反動で
恐ろしく
自分剥き出しで
すべてに反発した
何が悪い

悪く無くとも
理不尽に
虐げられてきた
足掻いて足掻いて
幾度も助けを
求めたのに
振り払い
続けたのは
オマエら大人だ

信用など
無くて当然
とっくに諦めてる
その口で
『諦めるな』など
よく言えたもんだ

 
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