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魔法使いと優しい少女

作者:末武克之
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第18話 スナイパーと侍

ー狼牙ー


俺は久しぶりに街に帰って来てから4ヶ月以上も時が流れていた。
俺はカバンを片手に持ちながらゆたかと待ち合わせしている玄関に向かった。

~玄関~


ゆたか「あ!狼牙君!おはよう。」

そうゆたかは言った。
狼牙「よう、おはよう。」

俺はそう言ってゆたかの頭を撫でた。


ゆたか「狼牙君が近くに居ると心が落ち着くよ。」

そう言ってゆたかは笑顔で俺に抱き着いた。
俺は気恥ずかしくなりながら学校まで歩いて行った。



~3年2組~


俺は進級してクラスも変わっていた。

まぁ、鉄粋とエヴィと六月とゆたかだけは変わっていなかった。

それ以外はあまり見ない顔だった。
俺は空を見ていると誰かが近づいてきてる気配を感じた。

俺は振り向くと一人の女子生徒が立っていた。
狼牙「何か用か?」
俺はそう言って聞いた。
?「話があるから屋上に来てくれないかしら。」

そう女子生徒は言った。


~昼休み~


俺は昼休みに屋上に向かった。

狼牙「何なんだか。」
俺はそう言って階段を上っていた。

~屋上~


俺は屋上に到着してあいつが来てるか周りを見た。


?「やっと来たわね。」
そう言って給水塔の上に立っている人影があった。


俺は振り向くとさっきの女子生徒が立っていた。
狼牙「何でそこに居るんだ?」

俺は女子生徒に聞いた。
?「私は貴方を殺すために私は貴方と戦う!」
そう言って女子生徒はいきなり銃で攻撃を仕掛けて来た。

俺はそれを避けて異次元ポケットからシャイニングザンバー出現させて弾丸を弾いた。

そしてシャイニングザンバーに風魔法を注ぎ込んで強力な突風を放った。
しかし女子生徒は風魔法を銃で打ち消した。
俺はそれを見て驚いた。
狼牙「何!」
俺は異次元ポケットからグングニールを取り出して二つの武器を融合させて紅蓮カリバーを造り出した。



?「アサルトライフル!」

女子生徒はアサルトライフルを出現させた。
俺は紅蓮カリバーに氷の魔法を発動した。
狼牙「アイスナックル!」

氷の鉄拳が女子生徒に向かった。

?「あまいわよ!」
女子生徒はそう言ってアサルトライフルでアイスナックルを粉砕した。
狼牙「あまいのはお前だ!」

俺は左目からアンデットモンスターを封印した世界で手に入れた力を発動した。

狼牙「騎士装着!」
俺はそう言った瞬間黒騎士の鎧が俺に装備された。

?「バカな黒騎士の力だと!」

女子生徒は黒騎士の存在を知っていた。
黒騎士「お前!何で黒騎士を知ってんだ?」
俺は女子生徒に聞いた。
?「教えると思う。」
そう言って女子生徒はアサルトライフルで攻撃を仕掛けた。

俺は黒騎士の剣を片手に持ちながらアサルトライフルの弾丸を斬り捨てた。

?「っく!ならビームバルカン!」

女子生徒の右腕にバルカン砲が装備された。
黒騎士 「何!」
俺は女子生徒の武装に驚いた。

?「ショット!」
ダダダダダダ。
バルカンの威力を再現しているからだろビームの数が半端じゃなかった。

俺はそれを避けながら黒騎士の剣に炎の魔法を注ぎ女子生徒のバルカン砲を破壊した。

黒騎士「お前の敗けだ!あきらめろ!」

俺は女子生徒の首の近くに剣を近づけてそう言った。
?「っく!」
女子生徒はあきらめて地面に手を着いた。

黒騎士「やれやれ。」
俺は黒騎士の力を解いてこの女子生徒の魔法が気になった。
狼牙「お前、何者だ?何で俺に攻撃を仕掛けてきた?」

俺は女子生徒に聞いた。
?「貴方があの、鉄粋くんと一緒に居るからムカついて攻撃を仕掛けたのよ。」

そう女子生徒は言った。

狼牙「俺と鉄粋は幼馴染みだ。それに俺とあいつは互いに強さを鍛える同士でもある。」

俺はそう言ってポケットに手を入れて空を見ていた。

如月「私の名前だけど、高美如月。貴方と同じ魔法使いよ。」

そう高美は言った。
俺はシャイニングザンバーを片手に持ちながら高美にこう言った。
狼牙「俺の仲間にならないか?」

俺は言った。
如月「え?」
高美は驚いていた。
狼牙「お前なら俺や鉄粋やゆたかの援護ができるだろ?」

そう俺は言った。
如月「私みたいなヤバイ人を仲間にしたいの?」

そう高美は言った。
狼牙「ああ。俺は人を見る目があるからな。」
俺はそう言って左手を差し出した。


如月「わかったわ。仲間になってあげる。」
そう高美は言った。
これで伊達の埋め合わせが出来た。

伊達は今から9月にアメリカに向かったらしい。
アンデットモンスターの殲滅の為だけに居た様なものだしな。
俺はそう思いながら教室に戻った。

~放課後~


俺はカバンを片手に持ちながらゆたかと鉄粋と六月とエヴィとゆうりと高美と一緒に家に帰宅していた。

俺は空を見ながら明日の予定を考えていた。
狼牙「明日は学校だな。」


俺はそう言って街を歩いていた。



~夜の街~


俺は一人で買い物に出ていた。

スーパーで買い物を終えておにぎりを食べながら街を見ていた。

すると空を見ると巨大なヘビの頭にアリのボディにハサミ虫の尻尾だった。

狼牙「何だありゃ?」
俺はそう言ってゆたかと一緒に怪物を追いかけた。

~ビルの上~


俺はシャイニングザンバーを片手に持ちながら背中にドラゴンウイングを生やして空を飛んで怪物に攻撃を仕掛けた。
怪物「グオオオ!」
怪物は口からエネルギー弾を放った。

俺はシャイニングザンバーで攻撃を防いで回し蹴りで怪物の頭を蹴り飛ばした。

狼牙「喰らいやがれ!爆熱・フレイムエンド!」
真下から炎の竜巻が怪物に直撃した。

ドカーン。
怪物は体が燃えて爆発した。

俺はシャイニングザンバーを鞘に戻して怪物に近づいた。

すると怪物の体内から宝石の様な物が出てきた。
色は赤黒い感じの色だった。


如月「あ~。やられたか。」

そう言って来たのは高美だった。

狼牙「よう。何やってんだ?」

俺は高美に聞いた。
如月「その鬼獣石を手に入れに来たんだけどあんたが手に入れたから」
そう高美は言った。
狼牙「鬼獣石?って何だ?」

俺は高美に聞いた。
如月「鬼獣石は武器やお金に変えることができるのよ。」

そう高美は言った。狼牙「へぇ~。」
俺は鬼獣石を片手に持ってそれを見ていた。
如月「明日の放課後に鬼獣石の鑑定士に持って行こう。」

そう高美は言った。
狼牙「ああ。そうだな。」

俺は高美を家まで送って行った。



ー?ー


?「あれが神山狼牙か。確かに強い力を感じるな。」

そう古いマントを羽織って男は巨大な剣を片手に持ちながら闇に消えた。

続く 
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