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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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大激突!白黒VS闇!!

 
前書き
チート&キャラ崩壊警告ー!
うう~♪うう~♪ 

 
アルン街中に転送されたライト、リン、ダークは向き合って居た。
「……よぉ、二人共」
「まさか俺達の初戦相手がお前とはな」
ライトが苦笑混じりに言う。
「数的に不利だぜ、ダーク!」
「リン。本物の強者と言うのはな、圧倒的に不利な状況でも戦況を引っくり返す事が出来る物なのさ」
ダークは余裕タップリに言う。
それは前回の優勝からなる物なのか。
はたまた、本当に自らを信じているのか。
「さぁ、開演(ショータイム)と行こうか!!」
ダークが武器を抜くと、ライト達も同時に二本の剣を抜く。
そして、カウントが始まる。
3
2
1
ファイト!!
「フッ!」
ダークが開始と共に地面を蹴ると、リンはそれに反応した。
「破皇拳!」
リンが放った拳が、ダークに迫る。
「グラビティ」
ダークがグラビティを発動すると、魔法陣が展開、重力が拳を地面にめり込ませる。
「ハッ!」
ダークはその魔法陣を乗り越え、リンに接近すると、ライトが手をダークに向けた。
「<ディザスターヴォルト>!」
「甘い、サンダー!」
ダークは読んでいたかの様に、魔法陣を展開、そこから雷の竜が現れ相殺する。
「フンッ!」
「ラァッ!」
ダークの刀とリンの二刀流がぶつかり、火花を散らす。
「ハアッ!!」
「アアアッ!」
そこから、神速の剣戟の応酬が始まり、武器同士が火花を散らす。
ガキィイイン!
何回目の剣戟の後、ダークとリンは鍔ぜり合いに持ち込んだ。
「……あの時よりはマシになったか、リン?」
「やっすい挑発だな、ダーク?昔のお前なら、とっくに勝負を決めていた筈だぜ?」
リンはニヤリと笑うと、ダークは後ろに気配を感じ、横に動く。
「ちっ!」
ドゴォオオオン!
「リン!押さえてろって!」
そこからライトが現れ、リンの横に立つ。
「……成る程、事前に俺対策をしていたか。ーーーーだが、温い!<ハングドマン>!!」
ダークの放ったカードから紐が現れ、二人に襲い掛かる。
『ハッ!』
それを二人は、寸分狂わず眼を発動して避ける。
しかし、眼に頼りすぎた。
影双刃(えいそうじん)
影からライト達の上へと出たダークに、二人は気付けなかった。
『モードシャドウ………!?』
「絶滅タイムだ、有り難く受け取りな!<ソニック・アブレクション>!」
音速の突撃をしながら、ダークが突っ込む。
「うおっ!」
「くっ……!」
ライトとリンは翔翼神を発動して避ける。……しかし、その時にはダークはニヤリと笑っていた。
『グアアアッ!?』
ダークが地上に降りたすぐ後に、ライト達が翔翼神の片側を消失させ、HPを四割減らして落ちてきた。
「……絶滅タイム、攻撃を広範囲に広げさせられるユニークスキルさ」
ダークは言うと、瓦礫からリンが出てくる。
「んなろっ!!<英雄(ヒーロー)流星撃(メテオストリーム)>!!」
リンの剣技がダークに殺到する。
「……余り俺を嘗めるなよ。<メテオスター・ブレイザー>」
ダークは意識の半分を闇に喰わせ、爆発的な攻撃力を持った剣技でリンの剣技に応戦する。
火花を散らし、互いのHPを減らす。
……しかし、闇に自らを喰わせているダークの方がやや優勢していた。そこに。
「<勇者撃(ブレイブストライク)>!!」
リンの剣技に連結するように重単発剣技をライトが放つ。
「<フォースシールド>」
しかし、ダークはそれを冷静にスキルで無効化すると、螺旋の槍がフォースシールドを破壊する。
「……リンの螺旋か!」
それと同時に。
「フルバースト!!」
リンのソード・ビット、バレット・ビット、ブロウ・ビット、ビームソード・ビット、ビーム・ビットがダークに放たれた。
「……相変わらず楽しませてくれる。来い、連武迅雷刀!」
持っていた刀が消失し、代わりに雷が落ち、そこから雷を纏った刀が現れ、それをダークが左右に四本同時に保持すると。
「ハァアアッ!!」
縦横無尽に振り回し、ソード・ビットを、ブロウ・ビットを、ビームソード・ビットを吹き飛ばし、バレット・ビットの、ビーム・ビットの弾丸を切り裂く。
「<八連撃ディザスターヴォルト>ォオオオオオ!!」
それに加え、これでもかとライトがディザスターヴォルトを連発する。
しかし、ディザスターヴォルトは全てダークに当たる前に停止、家屋に突き刺さった。
「……なっ!?」
「連武迅雷刀は一時的な雷操作能力権を持つことが出来る。それはコイツを振るってても変わらねぇよ」
最後の弾丸を切り裂くと、連武迅雷刀八本を投げ、ビットの如く操作し、ビットを迎撃する。
「因みにコレ、ビットにもなるから」
ダークはドヤ顔する。
「なら……っ!<全範囲全包囲全攻撃>!」
「<勇者の絶対革命>!」
リンの追加ビットと、ライトの攻撃が、時間差で襲い掛かる。
「遅ぇな。<アクセルギア・シフト1>」
ダークは言うと、ダークの全身に赤いラインが形成され、次の瞬間。
『……え!?』
ビットは地面に落ち、ライトのHPは1ドットになっていた。
「アクセルギア……やはり時と場に応じた運用をしないとキツいか……」
ラインを消失させたダークが、リンの真後ろに現れる。
「いつの間に!?」
リンは下がると、ダークは見る。
「……さて、もう俺が勝つのは明白。<降参(サレンダー)>しな」
「……ハッ。誰がするかよ」
リンが言うと、ライトとリンの剣に光が纏う。
「<勇者剣(ブレイブソード)絶対革命(アブソリュートエボリューション)>!!」
「<英雄剣(ヒーローソード)聖歌隊(グレゴリオ)>!!」
それを見たダークは、少し呆れた顔をして言った。
「……<アクセルギア・シフト2、フィニッシュホールド>」
『イエス、マイロード』
途端、ダークの足にブースターが追加され、それが点火すると、ダークは焔を纏い、突っ込む。
「<アクセルギア・シフト2【ブレイズエース】>!!」
ライトとリン、同時に斬撃を放ち、地面に足を付けると、ブースターが消え、言う。
「カウント、3」
『なっ!?』
ライトとリンが気付き、後ろを向く。
「2」
「ダークっ!!」
リンがいち早く動き出す。
「1」
「ダァアアアアクゥウウウウ!!」
「エンド」
ダークが呟いた途端、ライトとリンの体はバラバラになって地面に崩れた。
「……おい、司会。勝利コール」
『ハッ!?』
俺はそれを言われると、宣言する。
『し、勝負有り!勝者ダーク!!』
それを聞くと、ダークは闘技場へと戻った。


ダークSied

「ダーク!」
俺が転送装置に姿を現すと、ライト(狩人)とミザールが現れた。
「……ライトか」
「お疲れ、ダーク」
「アレはオーバーキルでしょう……」
ライトは労いの言葉を、ミザールは苦笑して俺に言う。
「……ま、勝てたから良いだろ」
「何時に無くクールだな……」
「これが俺だ。それより、次お前だろ?楽しめる範囲で頑張れよ」
「……俺はお前の何なんだよ」
「……単なる元同居人兼【俺がリン達を除いて剣技の面では勝てない】最弱(さいきょう)の相棒だ」
俺はニヤリとすると、ライトは苦笑する。
「余りにも過小評価し過ぎだ。俺は単なるしがないプログラマーで、ハッカーなだけだよ」
ライトはそう言うと、ミザールを伴って下に降りた。
「……さて、次の対戦相手は」
俺は対戦表を見て、笑う。
「……ミヤビとキリトか。こりゃ、どっちに転ぶかな……」
俺は呟き、闘技場観戦席へと移動した。 
 

 
後書き
……今回のダーク新エクストラスキル<アクセルギア>。元ネタはWのアクセルです。
ホラ、スロットル回すと強化される節が在ったじゃ無いですか劇中。
それを思い出して採用しました。基本的に技はアクセルのマキシマムドライブです。
ダーク「……次回もお楽しみに。作者、裏来い」
嫌な予感しかしねぇえええ…… 
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