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大陸の妖精

作者:sinの妖精
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ララバイを砕け!

 
前書き
やっとララバイ編終了・・・予想以上に長かったなぁ 

 
アルト「どうなってんだこりゃあ!!」


カゲヤマ「な・・・何だ!?こんなのは知らないぞ!!」


ゴールド「こいつァ、ゼレフ書の悪魔だ!!」


ララバイ「腹が減ってたまらん・・・貴様らの魂を喰らわせてもらうぞ」


ナツ「なにーっ!!魂って食えるのかー!?」


グレイ「知るかっ!!」


アルト「もしかして美味いのか!?ルーシィ、魂くれーっ!!」


ルーシィ「あげるかぁっ!!」ビシッ





エルザ「まさか・・・魔法が生きているとでもいうのか・・・!?」


ゴールド「そう、あの怪物がララバイそのものなのさ・・・生きた魔法、それがゼレフの魔法だ」


グレイ「ゼレフ!?ゼレフってあの大昔にいた歴史上最も凶悪だった魔導士の事!?」





ララバイ「貴様ら全員の魂をまとめていただく事にしたぞ」


ルーシィ「ひぃっ!!」


ララバイが口を開け呪歌を放とうとする


それを見てルーシィや他のマスターが一斉に耳をふさぐ



アルト「させるかぁっ!!」ゴキィ


ジャンプしたアルトがララバイの顎を殴り口を閉じさせる



ララバイ「んぐっ!!?」


「おおっ!口を閉じさせたぞ!!!」


「何と!!魔法なしであの巨体を!!!」


「てか本当に魔導士かアイツ!!?」


エルザ「はぁっ!」


ナツ「おりゃあっ!!」


アルトに続き、エルザがララバイの足を斬り、ナツが顔を蹴る



ララバイ「小癪なっ」


ララバイがエネルギーの塊を打ち出す



グレイ「アイスメイク・・・盾(シールド)!!」


それをグレイが造形魔法で作った盾で防ぐ



「速い!一瞬でこれだけの造形魔法を!?」


ルーシィ「造形魔法?」


ハッピー「造形魔法は魔力に「形を与える魔法」だよ、そして「形を奪う魔法」でもある」




グレイ「アイスメイク・・・槍騎兵(ランス)!!」



ララバイ「ごあっ!!」


グレイの魔法がララバイの左腕を破壊する



ルーシィ「なんて破壊力なの!?」


グレイ「今だっ!!」


エルザ「換装!黒羽の鎧!!」


攻撃力の高い鎧と剣を換装し、攻撃するエルザ




ナツ「右手の炎と左手の炎を合わせて・・・火竜の煌炎!!」




両手で爆炎をぶつけるナツ





アルト「砕け散れ・・・エストレア・グレイブ!!」





そしてアルトが重力と衝撃波で周りの建物や木々もろとも、ララバイの体を跡形も無く破壊した




マカロフ「見事」


「ゼレフ書の悪魔がこうもあっさり・・・」


「こ・・・こりゃたまげたわい・・・」


カゲヤマ「す・・・すごい・・・これがフェアリーテイルの最強チーム!!!?」



マカロフ「どうじゃー!すごいじゃろぉぉぉ!!」


ルーシィ「すごーい!超かっこいい!!」


ゴールド「いやぁ、過程はよく分からんがフェアリーテイルには借りが出来ちまったな」


マカロフ「なんのなんのー!ふひゃひゃひゃ・・・・は・・・は・・・!!」


マカロフは突然笑うのを止め、静かにその場を立ち去ろうとする


他の者が振り返ると定例会の会場が見事に粉々になってしまっていた



「定例会の会場が・・・粉々じゃー!!」


ナツ「はははっ!見事にぶっ壊れちまったなァ!!」


「捕まえろーっ!!!!」


ナツ「おし、任せとけ!」


「お前は捕まる側だー!!」




グレイ「お前が範囲考えないで大技出すからだぞアルト!!」


アルト「なんで全部オレのせいなんだよっ!!」


ルーシィ「まぁでも実際、会場壊したのアルトの魔法だけだし・・・」


エルザ「マスター・・・申し訳ありません」


マカロフ「いーのいーの、どうせもう呼ばれないでしょ?」




こうしてアルトたちはフェアリーテイルに帰ったのであった




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

風の森のテロ事件が解決して数日・・・


今日、フェアリーテイルの前には大きな人だかりがあった

その理由は約束通りナツとエルザが決闘するからであった


ルーシィ「ち・・・ちょっと本気なの!?二人とも!!」


ミラ「あら、ルーシィ」


人だかりを避けながら前へ来たルーシィ



エルフマン「本気も本気、本気でやらねば漢では無い!!」


ミラ「エルザは女の子よ」


マックス「どっちかって言うと怪物のメスさ」


ルーシィ「だって・・・最強チームの二人が激突したら・・・」


グレイ「最強チーム?何だそりゃ?」


ルーシィ「あんたとアルトとナツとエルザじゃないっ!!フェアリーテイルの最強4人組みでしょ」


グレイ「はぁ?くだんねェ!!誰がそんな事言ったんだよ」


ミラ「」グスッ


グレイ「あ・・・ミラちゃんだったんだ・・・」


グレイにくだらねえと言われたミラが手で顔を覆い泣く



アルト「おい、グレイ!何があったか知らねえけどミラさんを泣かすなよ!」


ルーシィ「あ、アルト!」


人だかりを避け、アルトが出てくる



ミラ「アルトぉ・・・グレイがひどい事言うのよ・・・!」


ミラはまたもやアルトに泣きつく



アルト「グレイてめぇ!ミラさんに謝れよ!」


ルーシィ「ねぇ、アンタとナツとグレイとエルザがフェアリーテイルの最強チームって聞いたんだけど本当?」


アルト「はぁ?そんなわけないじゃん!誰だよそんなバカみてえな事言ったのは」


ミラ「えーん!もう、アルトなんか嫌い・・・!!」


アルト「ミラさんだったのか!?ごめんなさいっ!!」


エルフマン「確かにアルトやナツ、グレイの漢気は認めるが・・・「最強」と言われると黙っておけねえな、フェアリーテイルにはまだまだ強者が大勢いるんだ」


レビィ「最強の「女」はエルザで間違いないと思うけどね」


ジェット「最強の「男」となるとミストガンやラクサスがいると・・・「あのオヤジ」も外す訳にはいかねえな」


ミラ「私はただアルトとナツとグレイとエルザの4人が一番相性がいいと思ったのよぉ・・・」


ルーシィ「あれ、仲が悪いのが心配って言ってませんでしたっけ?」


ミラ「それなのに・・・バカみたいな事だなんて・・・うぅ・・・」


アルト「いやっ・・・あの、さっきのはつい心にも無い事を言ってしまっただけでして・・・決してミラさんがバカみたいとかそういうんじゃ無くて・・・」


ミラ「えーん!!」


アルト「うわぁぁ!本当にごめんなさい!!」


ルーシィ「あれは止めなくていいの?」


グレイ「まぁ、いつもの事だ」


ルーシィ「いつもなんだ・・・アルトも大変ね」


エルフマン「なんにせよ、面白い戦いになりそうだな」


グレイ「そうか?オレの予想じゃエルザの圧勝だが」


ミラ「でもナツも強くなったわ」←立ち直った


アルト「うん、今のナツならもしかして・・・」





エルザ「こうしてお前と魔法をぶつけ合うのは何年ぶりかな・・・」


ナツ「あの時はガキだった!!今は違うぞ!!今日こそお前に勝つ!!」


エルザ「私も本気でいかせてもらうぞ、久しぶりに自分の力を試したい」


そう言ってエルザが換装したのは対火能力用の鎧である「炎帝の鎧」




グレイ「炎帝の鎧か・・・ナツの野郎終わったな」


アルト「これでナツの攻撃力は半減・・・手加減する気ゼロだな」


ハッピー「・・・エルザにかけるね」


ハッピーは賭けをしていたカナにお金を渡す



ルーシィ「なんて愛のないネコなの!!」


ナツ「炎帝の鎧かぁ・・・そうこなくっちゃ!これで心おきなく全力が出せるぞ!!」


ルーシィ「あたしこーゆーのダメ!!どっちも負けてほしくないもん!!」


アルト「ルーシィって意外と純情だよね」





マカロフ「始めいっ!」


審判のマスターが勝負開始を宣言する




ナツ「だりゃっ!!!」


殴りかかるナツをかわし、斬りかかるエルザ


しかしナツもそれを見事にかわしエルザに蹴りを繰り出す



エルザ「」ガッ


ナツ「ぐっ!」


エルザに足を払われたナツは体勢を崩す


ナツはすかさず口から炎を吐いて反撃するがかわされる




ルーシィ「すごい!」


エルフマン「な?いい勝負してるだろ?」


グレイ「どこが」


アルト「いいぞー!ナツ、エルザ!!」




二人が拳と剣を交えようとしたその時


パァンという拍手とともに評議員の使者を名乗る者が現れる




使者「そこまでだ、全員その場を動くな」


レビィ「評議員の使者!!?」


ジェット「何でこんなところに!?」


ルーシィ「あれっ!?もっとすごい突っ込みどころがあるよね!?」


アルト「顔が・・・カエルだ・・・」


ルーシィ「アルト正解っ!!」



使者「先日の鉄の森のテロ事件において、器物損害罪、他11件の罪の容疑で・・・エルザ・スカーレットを逮捕する」


エルザ「え?」


アルト「何だとぉぉぉぉ!!?」


 
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