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Supernatural power

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第3話 執事

 
前書き
激おこスティックファイナリアリティプンプンドリーム!( *`ω´)!
何があったかって…?
最近とある戦争ゲームでボロクソにされただけですよ…。
……なんて小さいやつなんだ…。 

 


「またか…最近気絶頻度高いような気がする」

横を見るとちょうど飲み物と食べ物を運んできた妖精メイドが入ってきた。

「はぁ…俺はどれくらい寝てた?」

「えっと…ちょうど1日です」

「そうか…」

窓の外はすでに日が落ちかけていた。

「さてと!執事に戻るかな」

俺は妖精メイドが出て行った後すぐに腹につめるものつめて執事服に着替える。


コツ…コツ…コツ…

「咲夜…もう大丈夫なのか?」

「はい…その…腕は?」

「俺は死なない体質でね。腕は再生したよ」

「そ…そうですか」

「すまなかったな…ま、気にすんな!俺は気にしねぇ!」

「そこは気にしましょうよ…」

「ま、俺はお嬢様のとこでも行ってくる。そろそろ起きる頃だからな」

「はい、ではお嬢様の朝食も準備しなければですね」

「そっちは頼んだ」



はぁ…刀折れちまったな…。

俺は鞘に入れてあった刀を抜いて見つめながら歩いていた。

コンコン…

「入りなさい…」

「失礼します…」

「あなた…昨日なにをしたのか分かってるの?」

「それは承知しております…あれは…お嬢様の妹様ですね?」

「そうよ?そして何故あなたはフランに勝てたの?ただの人間じゃないでしょう?」

「そうですね…私は不死人でございます」

「不老不死という事かしら?」

「はい…ですがあの時は私めの後ろにメイドがおりましたので…守る…それが私めを強くしたのでは?」

「戯言を言うのはおやめなさい」

「はて?戯言とは?」

「あなたの運命は見えない…けどあのメイドの運命は見えた…あの時死ぬはずの運命だったメイドがどうして生きてるのかしら?」

「運命とはなんでございましょう?」

「え?」

「運命とは…はたして決まっているものでしょうか?」

「決まってるわ」

「ならば何故運命を決められているはずの咲夜は生きていたのか…まず運命とは私めの見解では決まっていることではありますまい」

「何を言ってるの?」

「運命は切り開くものではないでしょうか?もともと決まっている運命なんて捻じ曲げられて当然…咲夜があの時死ぬ運命だったのはもしかしたら俺がいなければかもしれない…俺がいたからその死ぬ運命は捻じ曲げられた…という事ではないでしょうか?」

「ならばその運命を現実にしてみましょうか?」

「それは…お嬢様の運命を私めが変える…という事でよろしいでしょうか?」

ピシ…。

お互いの妖力が反発しあって部屋が耐え切れてないね。

「どうしましょう?死なない同士…殺せない殺し合いをいたしますか?」

「…はぁ…もういいわ…その代わり咲夜は私の専属メイドになってもらう」

「それでは?」

「あなたはフランと私の執事をしなさい」

「わかりました…」

「ではお嬢様…フランお嬢様は屋敷内は自由ってことでよろしいですか?」

「あの子は……………好きになさい」

「了解しました」






とフランの部屋の前に来たんだが…どうしたものか…。

コンコン…

「誰?」

「四季夜でございます」

「何?また遊びに来たの?」

「いいえ…私めがフランお嬢様の専属執事となったので」

「じゃあ…壊してもいいの?」

「いいえ…お嬢様、散歩に行きましょう」

「で…でも!お姉様はここから出てはいけないって!」

「レミリアお嬢様からは許可は取ってあります…今日は存分にお遊びください」

「ほんと!」

「はい、行きますよ」



と言って表に出たはいいけど…。

「何も見えないよ?」

「そうですね…ではこうしましょう」

俺は空へ大きな火の玉を打ち上げそこに停滞させる。

「明るいでしょう?」

「わー!本当だ!ねぇねぇこれは何?」

「これは水仙ですよ」

「水仙?」

「花と言うものです。綺麗でしょう?」

そう言ってフランは水仙を触ろうとするが水仙は粉々になる。

「やっぱり…フランが触ろうとするとみんな壊れちゃう…やっぱり…フランはダメな子だね……」

「そんな事はありません」

そう言って俺はフランの手を握る…断じて!断じて!ロリではないぞ!

「私めは壊れません、こうやってどんどん慣れていけばいいのです」

「こわれ…ないの?」

「はい、レミリアお嬢様はあなたを嫌って地下に幽閉したのではありません」

急に話が変わったからかそれとも別の理由か…フランはビクッと肩を震わせた。

「でも…」

「お嬢様を幽閉する…確かにひどい話です…ですが悲しいのはお嬢様だけではありません…レミリアお嬢様も妹を幽閉するのは相当悲しかったはずです」

「なんでわかるの?」

「お嬢様の話をするときは決まって悲しそうな顔をします」

「そうなの?」

「お嬢様は壊すのは好きではないはずです。もっと言えばみんなと笑って過ごしたい…違いますか?」

「う…ん」

「お嬢様…これを」

「このお花は?」

「ハナミズキにございます。花言葉をご存知ですか?」

「花言葉?」

「人間が放つ言葉のように花にも言葉があります」

「じゃあこれは?」

「ハナミズキは…《私の想いを受け止めて》です」

フランの目からだんだん涙が流れていく。

「お嬢様…これも」

「こ…れは?」

「なぜこんなとこに生えているのか…全く分かりませんがシクラメンと言う花です」

「これの花言葉…は?」

「《切ない私の愛を受けてください》ですね」

「そう…」

「この2本…どうぞお持ちください」

「え、でも…」

「大丈夫です…今のお嬢様は誰よりも優しい…ならこの花達もお触りになれますでしょう」

恐る恐るだがフランはハナミズキとシクラメンを触り胸に抱えるように持つ。

「どうです?」

「触れ…た…壊れ…ないよ?…ありがとう…四季夜」

「えぇ…フランお嬢様…もうすぐ夜が明けます」

「ほんとだ」

「夜明けは見ますか?」

「でも吸血鬼は日が出てると消えちゃうんだよ?」

「いえいえ、こんなこともあろうかと日傘を準備しております」

「じゃあ見る!」

徐々に夜が明け朝日が上る。

「綺麗……」

花を持ち七色の翼を揺らして涙を流しながら朝日を見つめるフランを見て俺は微笑む。

「今のお嬢様はとっても優しくお美しいですよ」

「……四季夜ー!!!」

恥ずかしいかどうかは置いといて弾幕飛ばすこともないだろうに。

「ほら…お嬢様…夕食お食べになってないでしょう?」

「あ…」

「私めがお作りいたしましょう」

「うん!分かった!」


初めて紅魔館の執事になってよかったって思ったかも…。



………………何があった?

みんながみんな勢揃いかよ…。

「フランお嬢様…どうぞ席へ」

レミリア、パチュリー、美鈴、小悪魔、なぜに咲夜…。

「フラン…じ…自分の」

「フラン、座りなさい」

レミリアから言われてフランは座り、俺はその後ろに立つ。

「四季夜、あなたも座りなさい」

「いえ…遠慮しときます」

「座りなさい」

「はあ…」

全員が席に着く。

「さて…妹の誕生日くらい祝ってあげなきゃね」

は?パードゥン?ワンモアプリーズ?

「お嬢様…誕生日なのですか?」

「えぇーっと…今日は…何日?」

「1月28日でございます」

「あ、ほんとだ…でもなんで?」

「細かいことはいいわ…とにかく今日は誕生日を祝いましょう」

その後は普通だった。

レミリアとフランが喋っていて俺は咲夜と美鈴と、パチュリーは黙々と食べながら本を読んでいた。

小悪魔は黙々と料理を食べている。

フラン…楽しそうだな…よかったよかった。

誕生日会は昼まで続きフランの眠い発言で幕を閉じた。

「咲夜…レミリアお嬢様は?」

「お眠りになられましたよ」

俺はフランをお姫様抱っこしながらフランの部屋へと向かっていた。

「今日は楽しそうだったし久しぶりにはしゃいで疲れたんだろ」

「私にははしゃいでた様には見えませんでしたが」

「まぁ感だ」

「感ですか…」

「信じない方がいいと思うよ…口癖のようなもんだし」

「なんですか…それ」

「ま、いいじゃん」

さてと…これから何すりゃいいんだろう。

俺はフランを寝かした後手に持っていた花を花瓶にいけて部屋を出る。

「なぁ咲夜?何すりゃいい?」

「私はこれから各所の掃除をしますが…あ、買い出しに行って来てもらえませんか?」

「あぁ買い出しか、分かった」




まだまだ寒いなぁ。

俺は空を飛びながら人里に向かう。

ん?前から何かくるな。

「止まりなさい!妖怪め!」

「は?」

氷の翼…全体的に水色青の少女の容姿……チルノか!

「チルノちゃーん…やめようよー…」

「この妖怪にあたいが最強ってこと証明してやるんだから!」

「氷符!アイシクルフォール!」

「じゃま!斥符 反発のみの力」

「うわー!!覚えとけー!!」

「チ…チルノちゃーん…」

「バイバーイ」

さてと…いきますか!



えーっと買う物は…

「おっちゃん!この大根と人参!小松菜頂戴!」

「あいよー!お?にいちゃん!女連れか?はーっ!隅におけねぇな!」

「は?女連れ?」

そう言って横を見ると……………………何故お前がいる…風見幽香…。

「この人は知らない人だよ…それより…早く野菜」

「あいよ!毎度あり!」

「何の用?ってかあんたなんで人里にいるの?フラワーマスターさん」

「あら?知っていたの?」

「知ってるも何も有名じゃん」

「さてと…ちょっと私のとこへ寄って行きなさい。」

「俺は今買い出し中でね…お誘いならまた今度にしてくれないか?」

「そんな釣れないこと言わないでよ」

「知ったことじゃないよ」

「ほんと…釣れないわね」

「だいたい何故あんたが人里なんかに?」

「ここにいればいつかは会えると思ってね…外来人さん」

「はぁ…んで?何すりゃいいの?」

「ちょっと戦ってくれればいいのよ」

「は?」

「最近は全然骨のある妖怪が来ないから刺激が欲しいのよ」

「はぁ…人里から離れるよ」

「えぇ分かったわ」




「さてと…スペルカードは3枚でOK?」

「戦闘中に不慮の事故…もありよね?」

「は?」

その瞬間目の前に傘を振り上げた風見幽香がいた。

「あっぶね!」

マジで死んだかと思った…刀は折れてるけど使えるかな…無理だな。

「速攻決めてやる!砕符!全てを破壊せし鬼哭門!!」

ゴゴゴゴーーーーッッッッ

「やった?」

「まだまだね」

んな馬鹿なぁーー…。

煙の中から影が!そこか!

「花!?」

「後ろよ」

「カハッ」

なんつー怪力だ…死ぬわこれ。

「あら?案外脆いものね」

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「とどめをさそうかしら」

「はぁ…」

フランの禁忌 フォーオブアカインドからヒントを貰って作ったこのカード。

「終門…守りの羅生門と破壊の鬼哭門の四重奏」

流石に分身はできねぇけど…この4つの守りの門と破壊の門…それで風見幽香を囲む!

「いけーーーっ!!!」

4つの門から破壊の光線が風見幽香に向かって飛ばされる。

「もう無理だな…動けねぇしカードも1枚しかねぇし…」

はぁ…でも煙から出てこねぇし…ん?出てこない?まさか!?

「ガッ…!」

遅かっ…た…か…

「2度は無理だと思ってたのだけど案外使えるものね」

服装はまぁそこそこボロボロ…傘は健在か…。

この空を飛ぶ勢いを使ってお買い物バックはすでに腕の中…こうなりゃ!

「逃げるが勝ちってねー!!!!」

「待ちなさい!」

うお!めっちゃ弾幕飛んでくる!

こりゃ逃げるが勝ちってやつよ!

「また今度なぁ〜!」



しかし帰った後買った卵が全滅していたためこっ酷くしかられたのだとか?





 
 

 
後書き
ふぅ…自分のネーミングセンスの無さに脱帽です。

悲しいですぜ…。

頑張りますぜ…

 
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