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転生赤龍帝のマフィアな生活

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二十二話:死刑執行

 
前書き
死刑宣告をしてから今日で丁度、十日目……さあ、始まりだ!!!































 

 

焼き鳥(ドカス)の処刑……さて、まずは何をしてやるか……。
と、その前にバジル達を避難させるか。

「おい、邪魔だ、離れろ。」
「……わかったわ。」
「お気を付けて。」

(ご主人様!!!まずは私に試した『あれ』を!!!)
(あれか……いいだろう。)

バジル達が離れていくのを確認してから焼き鳥共に近づく。
まずは怯えている焼き鳥(ドカス)の頭を鷲掴みにしてアイアンクローをかける。

「俺の部下を傷つけていいのは俺だけだ!!!!!」
「――――――っ!!」
「さらにここから―――雷の炎で焼き尽くす!!!」
「――――――ッッ!!!??」
「はーはっはっは!!!悲鳴すらあげれねえだろ?安心しろ、後でたっぷり叫ばしてやるぜ!!!!!」

頭がつぶれないギリギリの力加減で掴みながら雷の炎の出力をさらに上げる。
普通の人間ならとっくに死んでいるだろうがこの焼き鳥(ドカス)はフェニックスだ。
この程度じゃ死なねえだろ、まだまだ楽しませてくれよ?

(そうだ、もっとだ!!もっと痛みつけてやるのだ!!!ドラゴンに楯突いた哀れなる焼き鳥に格の違いを見せつけてやるのだ!!!!!)
(俺はトカゲじゃねえよ。だが、その意見は悪くねえな!!!)

くっくっく、面白くなってきたぜ!!!!!
さて、次は女の方だな。焼き鳥(ドカス)を地面に叩きつけてから手を離す。

「はあ…はあ、こ、これで逃げれる―――」
雨の抱擁(アバラッツ・ディ・ピオッジャ)!!!」
「な、なんだ!?この青い炎は!!?体がピクリとも動かないぞ!!!!!」
「純度100%の雨の炎だ、てめえの体を分子レベルで鎮静してやった。」
「な、なんだ…と?」
「ベスター、じっくりとカッ消せ!!!」
「GAOOOOO!!!」
「ひいいいっ!!?か、体が石化して言って―――ギャアアアアアッ!!!??」

しばらく、石化して分解されてを繰り返しておくんだな。
それにしてもベスターの奴、頭は残してカッ消すとは……いい仕事をするぜ。
さてと、女には何をしてやるか……。

(一誠様、人間ダーツと言うのはいかがでしょうか?もちろん投げる物は十字架です。)
(いいじゃねえか、じゃあまずは磔にするか。)

変態共と相談していると焼き鳥女が空を飛んで逃げ出そうとしていた。
俺から逃げられるとでも思ってんのか?

「カストカゲ!!!」
『了解した!!!』
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』

一瞬で倍加しまくって一気に焼き鳥女の元へ飛ぶ。

「よお。」
「ひっ!!?」
「落ちな!!!」
「きゃあああああああっ!!!??」

全力で殴りつけて地面に叩き落とす。
地面に結構デカいクレ-ターが出来たが焼き鳥女はまだ生きてるようだ。
死なねえってのはいいもんだな―――好きなだけいたぶれる!!!!!
地面に降りてぐったりしている焼き鳥女を抱えてそこらへんの壁に磔にする。

「ああ!!?」

手に釘を突き刺して固定するといい声で鳴いてくれた。

「さてと、始めるか。」

手の平サイズの十字架を取り出して雲の炎で増殖させる。

「まずは足からか。」
「あうううっ!!?」

両足に十字架を投げつけて突き刺してやるとくぐもった悲鳴を上げる焼き鳥女。

「次は腕だ。」
「あふっ!!?」

次は両腕を十字架でハリネズミ状態にしていく。

「お次は胴体だ。」


「あん!!!」


………………なんか悲鳴が可笑しかったような?
それに若干頬が染まっていってるような気が………。

(あら、あの子中々見込みがありそうですね。弟子に欲しいくらいです。)
(確かにあれは我らの同士となる素質を十二分に備えていそうだな。)
(クロ-ムたん?クロームたん、クンカクンカ。)
(イッセー様、どうでしょうか?あの者に手心を加えてやってもよろしいのでは?)

(ドライグ、俺は何も聞こえないが間違っていないよな?)
(ああ、俺にも何も聞こえない。)

取りあえずは焼き鳥女は動けないようにして焼き鳥(ドカス)の死刑を再開するとしよう。
うん、それがいい。
あらかじめ用意しておいた雷の属性の槍の(ボックス)を開ける。

「これで串刺しになってやがれ!!!!!」


「アアアアアアアアアンンンンンッッ!!!!!もっと!!!もっとお願いしますわ!!!!!」


不味い、こいつは真性のドMだ!!!
胸を槍で貫かれさらに雷の炎を流されているのにも関わらずうっとりとした表情で頬を染めてねだってきやがる!!?最初期のエルシャと同じじゃねえか!!!精神世界の奴らですら死なないのに、不死の特性を持ったフェニックスが変態とかどうやっても殺せねえだろ!!!??

「そこで大人しくしてな、俺は焼き鳥(ドカス)を殺してくるぜ。じゃあな。」

出来るだけ冷静を装ってその場を離れていく、熱い視線を感じるが完全無視する。現実世界でまで変態に目をつけられてたまるかってんだよ!!!精神世界の奴らだけでも手一杯だってんだよ!!!!!

「………これが『放置プレイ』……ふふふふふ、目が覚めましたわ。これが本当の私……それにあの方は私が真に仕えるべき殿方……ふふふふふ。」




「ベスター、戻れ。」
「GAU」

ああ、イライラする、俺ともあろうものが敵前逃亡を図ってしまうとは……一生の不覚!!

(気にするな、相棒。変態とは関わってはならない、これは真理だ。相棒はそれに従ったまでだ。)
(そうだな……とにかく今は焼き鳥(ドカス)をカッ消す!!!!!)

まだやりてえことは多々あるがまずはストレス発散のために取りあえず殴り殺してやる!!!

「今からてめえを殴り殺してやるよ!!!焼き鳥(ドカス)!!!!!」
「ひいいいっ!!!??」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』
「叩き潰す!!!!!」
「ご―――――――っ!!!」

まず顔面を殴って顔を吹き飛ばす、ちっ少し加減しねえとリタイアしちまうな。

「ぐべあっ!!!??」

次は再生しない程度の力加減で腹を殴る。
肋骨が砕けるいい音が聞こえて来たのでいい感じに出来たようだ。

「ギャアアアアアッ!!!??」

おっと、肩を殴ったら焼き鳥(ドカス)の腕が一回転してしまった。流石にこいつは再生するか?
まあそうなったらもう一度やり直すだけだが。それにしてもバランスが悪いな。

「う、腕があああああああっ!!!!!」

もう一方の腕も一回転させてやった。うんこれでバランスが良くなったな。
さて、そろそろ一回カッ消すか。

「カッ消えろ!!!!!」
『Explosion!!!』

死ぬ気の炎を放射して一気に焼き尽くす。

「ああああああああっ!!!??」

一度灰になって崩れ落ちていく焼き鳥(ドカス)
このままリタイア出来るとでも考えているとしたら実におめでたい奴だ。

「まだ、終わらせねえよ!!!」
晴れの炎を照射して焼き鳥(ドカス)を一気に再生させる。
驚愕の表情を浮かべて現れる、焼き鳥(ドカス)

「さあ、再開だ!!!」
「ガフウッ――――!!?」
「どうだ、嵐の炎の味は?」

焼き鳥(ドカス)の口の中に嵐の炎をぶち込む。
体の中から分解しちまえばいい。どうせ、内臓もすぐに再生するだろ?
なら何度もやってやらないとな?

「ありがたく思えよ、俺直々に食わせてやってるんだからな?」
「ゴフウッ!!?ゴバッ!!!ゲフウッッ!!!??」
「はーはっはっは!!!良い様だ!!!見ていてすがすがしいぜ!!!!!」

喉を抑えてのたうち回る焼き鳥(ドカス)を見ながら腹を抱えて笑う。
いやー、実に面白い。それにしても喉を抑えて辛そうだな。『水』でも飲ませてやるか。

「喉が渇いただろう?施しだ。」

そう言って『聖水』を焼き鳥(ドカス)の口に注ぎ込んでやる。

「ゴブッ!!?グアアアアアアッ!!!??」
「そうか、そんなにうまいか。ならもっと飲ませてやるよ。」

焼き鳥(ドカス)の顔を押さえつけて逃げれないように固定しながら一滴残らず聖水を注ぎ込む。
わざわざこんなことをしてやる俺はなんて心の優しい奴なんだろうか。
ヴァチカンから聖人認定されてもおかしくない。

(まったくだな。さて、相棒、そろそろ“慈悲”を与えてやるとしようではないか。)
(いいだろう、ボスたる者、器の広さも必要だからな。)

気づかれないように霧の炎の幻覚で外との通信を断つ。
モニターで見ている奴らからは焼き鳥《ドカス》が何を言っても聞こえないだろう。

「おい、最後の慈悲だ。今ここでリタイア宣言すれば助けてやる。」
「ほ…本当か!!?」
「ああ、リタイアが“受諾されれば”俺は手を出さねえぜ。」
「リタイアだ!!!リタイアする!!!!!」

焼き鳥(ドカス)がそう叫ぶが何も起こらない……くっくっく。
この俺がそう簡単に終わらせるかよ?

「な…何でだ?リタイア!!!リタイア!!!リタイアだ!!!!!」
「あー、何でか“分からねえ”がリタイア出来ねえみてえだな。だが安心しな。」
「助けてくれるのか?」


「俺が代わりにしっかりと―――リタイアさせてやるからよ。」


「そ…そんな嘘だろ?」
「はーはっはっは!!!そうだ!!!その目だ!!!絶望に染まったその目が見たかったんだよ!!!!!」

俺を目の前にして全てに絶望した目……実に愉快だ!!!
さらにいたぶりがいが出てきやがったぜ!!!!!

(イッセー様、そろそろ種無し焼き鳥にしましょう。)
(はっ!!いいだろう、ハーレムなんてもん直ぐにいらなくしてやるぜ!!!)

ヴァチカンから取り寄せておいた大体人一人分の大きさの純銀の十字架を亜空間から取り出す。
ん?何に使うかだと?見てればすぐに分かるさ。

「ぐっ!?十字架…だと?」
「フェニックスと言えどもこいつで殴られたら不死性を発揮できねえだろ?」

雷の炎の硬化を加えて十字架を強化し、大きく振り上げて―――

「種無し焼き鳥にでもなりやがれ!!!!!」
「―――――――ッッッ!!!!!!!?????」

焼き鳥(ドカス)の急所を叩き潰す。
焼き鳥(ドカス)は白目をむいて声にもならない悲鳴を上げ気絶する―――

「気絶してんじゃねえよ!!!!!」
「オウフッ!!!!!!!?????」

―――のを俺が許す訳もなく、すかさずもう一撃を加えて現実に引き戻す。

「さらにもう一発!!!!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!?????」

今度は嵐の炎に変えて焼き鳥(ドカス)の急所を分解する。

(そうだ、もっと念入りに潰すのだ。そして殺してしまえばいい。)
(一誠様のお仕置き(ご褒美)……素晴らしいです!!!!!)
(イッセー様のお仕置き(ご褒美)は世界一イイイイイイイイッ!!!!!)
(クロームたんにやられたいイイイイイイイイッ!!!!!)

俺の中の変態共の応援を背に一心不乱に十字架を振り下ろし続ける。

「今度はすり潰すか。」

焼き鳥(ドカス)の急所をすり潰すために十字架を当てて高速回転させる。

「#$&‘%#“!@$&#!!!!!!!?????」

もはや何を言っているのかも分からないが無視してすり潰し続ける。
ふう、これだけやれば大体、種無し焼き鳥になっているだろう。
俺は痙攣してピクピクと動いている焼き鳥(ドカス)を十字架に串刺しにする。

「そろそろ、終わりにするか……中々楽しかったぜ。」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』

赤龍暴君のマント(ブーステッド・マンテッロ・ジ・ティラーノ)の出力を最大限にまで高める。これで終わりだ。

「憤怒と大空が合わさった一撃……受けてみな!!!」

全ての炎の中で最も高い威力を持つ憤怒の炎と大空の炎を合わし
『剛』を持って『剛』を制す一撃―――


COLPO DI XBURNER(コルポ・ディ・イクスバーナー)!!!!!』


俺の憤怒は全てを焼き尽くす業炎となって―――俺の前にあるもの全てをカッ消した。

『ら、ライザー様の『王』リタイヤ……よってこのゲームはリアス・グレモリー様の勝利となります。』

カスメイドのアナウンスが響く、さて……後始末しねえとな。




「すぐにライザー様を集中治療室へ!!!」
「フェニックスを瀕死に追いやるとは……これがゲームでなければ間違いなく死んでいたぞ。」
「あれが『今代の赤龍帝』……なんと恐ろしい。」

部屋に戻るとそんな会話が聞こえて来た。
なるほど焼き鳥(ドカス)は治療室にいるのか。

「一誠殿、どこに行かれるのですか?」
「止めを刺しに行く。」
「なっ!!?」

驚愕するバジルを残して集中治療室に向かう。
生きてる以上はまだ痛めつけてやらないとな?




「あいつが…あいつが…あいつがあいつが来る!!!!!」
「ライザー様落ち着いてください。もうゲームは終わっているのです。」
「よお、止めを刺しに来てやったぜ。」
「ああああああああっ!!!!!!!?????」
「なっ!!?ゲーム外での戦闘は禁止です――「るせえっ!!!」――きゃああああ!!!」

看護師らしき奴を殺さない程度に蹴り飛ばす。
因みにまだ『赤龍暴君のマント(ブーステッド・マンテッロ・ジ・ティラーノ)』は装備したままだ。

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』

今度は全ての炎を右腕の拳に一点集中させる。これで止めを刺す。

「助けてくれ!!!たすけてくれ!!!たすけて!!!!!助けてくれええッ!!!!!」
「安心しな、命は助けてやる。その代わり―――」
はーはっはっは!!!助けてくれなんて最高のBGMだぜ!!!!!
全ての力を込めた拳を種まき焼き鳥(ドカス)の急所目掛けて―――

「種無し焼き鳥(ドカス)になりやがれ!!!!!」

―――振り下ろす。

BURNING ACCEL(バーニング・アクセル)!!!!!』
「&%$#%&“!#%&‘&%$#!!!!!!!!?????」

凄まじい爆音と共にグシャリという音が響く、これで種無し焼き鳥(ドカス)決定だな。

(((ヒャッハアアアアアッ!!!種無しだぜえええええっ!!!!!)))
(ご主人様やりましたね!!!!!)
(イッセー様、流石です!!!それを私目にも与えてください!!!)
(一誠様、私、興奮してまいりました!!!!!)
(クロームたん僕のもヤッテエエエエエエッッ!!!!!)
(さすがだ、相棒。やはり相棒は『最恐の赤龍帝』だ!!!!!)

これで満足したぜ、さてそろそろ帰るとするか。そろそろ眠くなってきたからな。
俺は白目をむいたまま泡を吹いている、種無し焼き鳥(ドカス)を放置して帰るためにクローム達を迎えに行った。いやー、久しぶりに楽しかったぜ。





「兵藤一誠様……ふふふふふ。逃がしませんわよ。」



 
 

 
後書き
いつからレイヴェルに素質が無いと錯覚していた? 
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