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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】

作者:如月 和
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ギフトゲームの概要説明+a

 
前書き
はぁ…ギフトゲームをちゃんと書くのがめんどくさいのです…
が、一応ちゃんと書くことにしました。

それと、定例文の発言が誰かわからないと思うので今回限定で、名前を前に出します。 

 
「ーーーーあ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」
「いいから、さっさと進めろ」

半ば本気の涙を瞳に浮かべながらも、黒ウサギは小一時間使ってようやく話を聞いてもらえる状況を作った。僕たちは黒ウサギの前の岸辺に腰を下ろして話を聞く姿勢に入った。
すると、黒ウサギは気を取り直して咳払いをし、両手を広げて、

黒ウサギ「それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、言います! ようこそ、"箱庭の世界"へ! 我々は御四人にギフトを与えられた者たちだけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚しました!」
香夜「ギフトゲーム?」
黒ウサギ「そうです! 既に気づいてらっしゃるでしょうが、御四人様方は皆、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏(しゅらしんぶつ)から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵(おんけい)でございます。『ギフトゲーム』はその"恩恵"を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活出来る為に作られたステージなのでございますよ!」

両手を上げて箱庭をアピールする黒ウサギ。

…何回"!"を使ってるのかなと数えていると飛鳥が質問するために挙手した。

飛鳥「まず初歩的な質問からしていい? 貴方の言う"我々"とは貴方を含めた誰かなの?」
黒ウサギ「YES! 異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多(あまた)とある"コミュニティ"に属していただきます♪」

へぇ、"必ず"ねぇ…本当にそう言う決まりなのかな?

十六夜「嫌だね」
黒ウサギ「属していただきます! そして『ギフトゲーム』勝者はゲームの"主催者側"が提示した商品をゲットできるというシンプルな構造になっております」

ギフトゲームって、随分即物的はなんだね

耀「………"主催者"ってだれ?」
黒ウサギ「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と(しょう)して開催(かいさい)されることもあれば、コミュニティの力を誇示(こじ)するために独自開催するグループもございます。特徴として、前者は自由参加が多いのですが"主催者"が修羅神仏なだけあって凶悪かつ難解なものが多く、命の危険もあるでしょう。しかし、見返りは大きいです。"主催者"次第ですが、新たな"恩恵"を手にすることも夢ではありません。
後者は参加のためにチップを用意する必要があります。参加者が辞退すればそれらは全て"主催者"のコミュニティに寄贈(きぞう)されるシステムです」
飛鳥「後者は結構俗物ね……チップは何を?」
黒ウサギ「それも様々ですね。金品・土地・利権・名誉・人間……そしてギフトを賭け合うことも可能です。新たな才能を他人から奪えばより高度なゲームに挑むことも可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然 ーーーご自身の才能も奪われるのであしからず」

おいおい…そんなことをしてまで高度なゲームがしたいのかよ

黒ウサギは愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔に黒い影を見せる。
挑発ともとれるその笑顔に、同じく挑発的な声音(こわね)で飛鳥が問う。

飛鳥「そう。なら最後にもう一つだけ質問させてもらってもいいかしら?」
黒ウサギ「どうぞどうぞ♪」
飛鳥「ゲーム同士なのゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければOK!商店街でも商店が小規模のゲームを開催してあるのでよかったら参加してくださいな」

飛鳥は黒ウサギの発言に片眉をピクリとあげる。

「………つまり『ギフトゲーム』とはこの世界の法そのもの、と考えていいのかしら?」

お? と驚く黒ウサギ。

「ふふん? 中々鋭いですね。 しかしそれは八割正解の二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗(せっとう)は禁止ですし、金品による物々交換(ぶつぶつこうかん)も存在します。ギフトを用いた犯罪などもってのほか! そんな不逞(ふてい)(やから)(ことごと)く処罰します ーーーが、しかし! 『ギフトゲーム』の本質は全く逆! 一方の勝者だけが全てを手にするシステムです。店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればタダで手にすることも可能ということですね」
飛鳥「そう。中々野蛮(やばん)ね」
黒ウサギ「ごもっとも。しかし"主催者"は全て自己責任でゲームを開催しております。つまり奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます」

黒ウサギは一通りの説明を終えたのか、一枚の封書をとりだした。

黒ウサギ「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまでも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話しさせていただきたいのですが……よろしいです?」
十六夜「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
香夜「それと、僕もね」

静聴していた十六夜が威圧的な声を上げて立つ。ついでに僕も質問してなかったので便乗した。

黒ウサギ「………どう言った質問です? ルールですか? ゲームそのものですか?」
十六夜「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでオマエに向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは……たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」
香夜「そんなのはなんでもいいんですよ。これからギフトゲームをすれば自ずとわかるんですから。僕が聞きたいのはただ一つ」
十六夜は視線を黒ウサギから外し、僕たちを見まわし、巨大な天幕で覆われた都市に向ける。
僕も、視線を落ちた湖、巨大な森林に向ける。

十六夜は何もかも見下すような視線で、僕は興味を抑えた視線で

「「この世界は………面白いか?」」

「ーーーーーー」

他の二人も無言で返事を待っている。
僕たちを呼んだ手紙にはこう書かれていた。

『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』と。

それに見合うだけの(もよお)し物があるかどうかこそ、四人にとって一番重要なことだった。

「ーーーーYES。『ギフトゲーム』は人を超えた物だけが参加できる人魔の遊戯(ゆうぎ)。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

◆■◆■◆

「……そういえば、黒ウサギの一件で後回しにしていたな」

……あれ…流れなかったの…? 十六夜のバカ…

「香夜は本当に男なのか?」
「「「気になる(なります)!!」」」

え、えと……君ら目が怖いんですけど。
と、とりあえずここは逃s(ガシッ)……
なんで! なんで思考が読まれたの!? 十六夜、君ってエスパーなのか!

「ヤハハ、逃げない方がお勧めだぜ?」

十六夜にそう言われてふと、周りをみてみると女子たちに囲まれていた。
うん……。 逃げ場ねえ…
そもそも、捕まったし、アウトだろう。

「嫌な感じがしたから逃げようとした。僕は悪くない」

「あら、私たちはただ貴方が女かどうか確かめるだけよ?」
「…そうだよ、かなり気になってるし」
「私もこんなに可愛い男の娘?をみたのが初めてなので」
「腕を捕まえてるが男より女と言っていいほど柔らかいし、肩甲骨まで癖なく伸びた銀髪に、宝石みたいな真紅の瞳。それと、ボディーラインも女っぽいと言うか、そのものだ」

「十六夜…触れるな…批評するな」

「だから……」

十六夜は、少し言葉をためると

「上だけでいいから脱げ」

「……は?」

「「「え?」」」

「いや、別に男だったら上ぐらい脱いでも別にいいだろ?」

ヤハハ、と笑いながらからかうように十六夜は言う。

いささか、理不尽じゃないか…とは思うが……まぁ、多少は恥ずかしいが対したことはないだろう。
そう心の何処かで思うが面倒だ。現在全くと言っていいほど僕に注目が来てない……よし、いける!

十六夜の手から慎重に抜け出すと一気にダッシュ……できませんでした〜。

ガシッと両肩と両腕が引っ張られたので振り向くとにこりと微笑んで、飛鳥、耀が両肩を掴み、意地悪そうに左腕を十六夜が、右手を助けてくれなかったお礼みたいな感じで残酷なほどにこやかな笑みを浮かべた黒ウサギ。

………うん、詰んだ。終わった。

「ヤハハ、逃げんなよ」
「そうね、貴方が女かどうか気になるし」
「……気になる」
「お返しです♪」

はぁ…とため息をついて渋々コートと、Tシャツを脱ぐ。

「……これでいいか?」

まぁ…多少恥ずかしいので顔は赤いだろうが…仕方ないな。

結論から言うと……僕が上を脱いで見せると全員が顔を赤くしました。
女子諸君ならわかるが十六夜……なんで顔赤らめたし…
何がともあれ、名実ともに僕は男の娘として認められました……って、おい!











 
 

 
後書き
………はい、最後はグダグダでした。ごめんなさいなの…
次は、明日か明後日までには完成させるのでお楽しみに!

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