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時の唄は人生の道

作者:末武克之
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第4話 転校生はスパイ?

 
前書き
今回はあのキャラクターが登場します。 

 
ー勝人ー


俺は昨日小早川に告白してから少し気恥ずかしいまま学校まで歩いていた。
ゆたか「み、宮沢先輩、おはようございます!」
後ろから小早川は挨拶した。
勝人「お、おう!」
俺は挨拶をして小早川と一緒に学校まで歩いて行った。


~3年D組~


俺は教室に入ると春原と岡崎が何か話をしていた。
勝人「何やってんだ?お前ら?」
俺は二人に聞いた。
陽平「あ、宮沢。実はさ最近夜の校舎にきれいな女子生徒が出るらしんだよね。」
そう春原は言った。
勝人「はぁ?」
俺はどういう意味か全くわからなかった。


~昼休み~


俺は屋上でサンドイッチを食べながら昨日の出来事を思い出していた。
ゆたかの唇にキスをした事を思い出していた。
ガチャ。
ゆたか「あ!宮沢先輩!」
屋上に入って来たのは小早川だった。
勝人「よう。」
俺はそう挨拶して小早川を隣に座らせて空を見ていた。
ゆたか「あの、宮沢先輩。昨日のキスの事なんですけど。」
小早川は顔を真っ赤になりながら聞いてきた。
勝人「ああ。俺はお前の事が好きだったんだ。初めて出会った時から。」
そう俺は言った。
ゆたか「あ、えっと。/////」
小早川は顔を赤くしながら俺をじっと見た。
勝人「とにかく。俺達は今まで通りに友達でいようぜ。」
そう俺は言った。
ゆたか「はい!」
そう小早川は頷いた。


~放課後~


俺は体操服に着替えてグランドでバットで素振りをしていた。
勝人「しかし。あいつら遅いな。」
俺はそう言って皆を待っていた。
恭介「あ、勝人!」
恭介が大声で俺に話し掛けてきた。
勝人「恭介。遅いぞ!」
俺はそう言って素振りをやめた。
恭介「悪い。今日の練習は休みだ!」
そう恭介は言った。
勝人「え?何かあったのか?」
俺は恭介に聞いた。
恭介「いや、今日の夕方に雨が降るから部屋での自主トレをしてくれ。それが嫌ならバイトに行っても構わないぞ。」
そう恭介は言った。
勝人「そうか。」
俺は納得してカバンを取りに行った。


~学生寮~


俺は筋トレをしながら明日の練習メニューを考えていた。
鈴「おーい!勝人!」
鈴はいきなりドアを開けて入ってきた。
勝人「何だ?いきなり。」
俺は鈴に聞いた。
鈴「今からモンペチを買いにいくから手伝え!」
そう鈴は言った。
勝人「ああ。わかったよ。」
俺は仕方なく鈴と一緒に近くのホームセンターに向かった。


~玄関~


理樹「あれ?鈴、勝人どこ行くの?」
理樹は玄関の入り口で聞いてきた。
勝人「今から鈴と一緒にモンペチ買いに行くんだよ。」
俺はそう言った。
理樹「なら僕も行くよ。」
そう理樹は言った。
勝人「そうだな人数は多い方がいいもんな。」
俺はそう言って理樹と鈴の3人でホームセンターでモンペチを買いに行った。



~帰り道~


大量にモンペチを買ってそれを持ちながら学生寮に帰宅する俺達は鈴が寄るところがあるというので寄り道をした。


~工場~


工場に到着すると中から猫たちが出てきた。
ドルジ「ぬぉ~。」
デカイ猫かアザラシか解らない猫が出てきた。
名前はドルジ。
鈴「どうした?ドルジ?」
鈴はドルジに聞いた。
ドルジ「ぬぉ~♪♪♪♪」
ドルジはモンペチを見て喜んでいた。
鈴「ドルジ後にしろ!」
そう鈴は言った。


~工場の中~


俺達三人は工場の中に入った。
ダンダン。
すると何かの音がした。
俺と理樹は辺りを見た。
勝人「あれか?」
俺はそう言って前を指差した。
理樹「え?」
理樹は俺の指差した方を見た。
ダンダン。
そこに居たのは金髪で銃を持った女の子だった。
勝人「あいつ何やってんだ?」
俺はそう言って女が持っている銃を見た。
鈴「あいつだ!あいつが撃ったに決まってる!」
そう鈴は言った。
理樹「そんな子には見えないけど。」
そう理樹は言った。
勝人「ああ。」
俺もそう言ってじっと見た。
鈴「あいつが撃ったに決まってる!」
そう言って鈴は女の子の方へ向かった。
理樹「危ないよ!」
そう理樹は言った。
鈴「エアガンだろ平気だ!」
そう鈴は言った。
理樹「あれ?」
理樹は何か引っ掛かる事がある顔をしていた。
勝人「どうした?」
俺は理樹に聞いた。
理樹「いや、エアガンなら発砲音はしないはずだけど?」
そう言って理樹は空き缶を拾った。
そしてへこんだ場所を見ると貫通していた。
理樹「勝人!」
理樹が何を言いたいかすぐにわかった。
勝人「ああ。」
俺は走り出した。


ー?ー


私はGEM134を片手に持ちながら威力を頭で計算していた。
?「やっぱり威力が弱いな。」
そう私は言った。
ダッタタタ。
後ろを振り向くと茶髪でポニーテールの女の子が来た。
そしていきなりハイキックを撃ち込んできた。
私はそれを避けた。
しかもその子の早さに私は驚いた。
?「っく!」
バン。
私はGEM134を発砲した。
しかし女の子はそれを避けた。
私はまたGEM134を発砲しようとした。
その時誰かがGEM134を鉄パイプで弾いた。
?「鈴その辺にしておけ!」
そう言ったのは金髪の男の人だった。
鈴「勝人何を言ってるんだ!そいつは猫たちをいじめてたんだぞ!」
そう鈴と呼ばれる子は勝人と呼ばれる男の人に言った。
?「それは無いと思うよ。」
そう言ったのは普通の感じの男の子だった。
鈴「何でだ!」
鈴は男の子に聞いた。
?「的にされる筈の体の大きいドルジが狙われてないよ」
そう男の子は言った。
勝人「だな。大丈夫か?」
勝人と呼ばれる男の子はそう言って私に手を差し出した。
?「私はその子達に銃で狙ったりしないわよ。」
そう私は言った。
?「なら何でここで銃を撃ってたの?」
そう男の子は聞いた。
?「私はスパイよ!正義のスパイ!だからここで的当てをしてたのよ」
そう私は言った。
勝人「スパイ?」
勝人と呼ばれる男の子は聞いてきた。
?「うわああああ!猫をいじめられたっていう嫌なレッテルが張られたくなかったから本当の事を言っちゃた!」
そう私は言った。
?「大丈夫?」
男の子は心配して聞いてきた。
?「あはは。笑えるでしょ自虐しちゃうスパイがここに居るのよ!滑稽でしょ笑いたいでしょ!笑えばいいわ!アッハッハハハハ!」
私はそう大声で笑った。
?「別に笑わないよ」
そう男の子は言った。
?「そうなら死んで!」
そう言って私はGEM134を向けた。
すると勝人と呼ばれる男の子が鉄パイプを片手に持ちながら私をじっと睨んだ。
私はそれに少し恐怖を感じた。
勝人「ん?お前うちの学校の生徒か?」
勝人と呼ばれる男の子は私に聞いてきた。
?「え?」
私は3人の制服を見た。
?「ひょっとして光坂高校の生徒!?」
そう私は言った。
?「うん」
男の子は頷いた。
?「はぁ!やっぱり殺すのはやめるわ」
そう言って私は3人の前から姿を消した。


ー勝人ー


俺は金髪の女の子を見てあいつをリトルバスターズの仲間に入れたいと思った。


~次の日~


俺は朝目が覚めてカバンを片手に持ちながら学校に向かった。


~男子寮の玄関~


俺は傘を片手に持ちながら学校まで歩いていこうとした。
ゆたか「宮沢先輩おはようございます」
後ろを振り向くと小早川が立っていた。
勝人「ようおはよう」
俺はそう言って小早川の頭を撫でた。
ゆたか「あの今日は練習はどうしますか?」
小早川は聞いてきた。
俺は空を見て練習をどうするか考えた。
勝人「今日は素振りと昼にメンバー集めをするか。」
そう言って俺は小早川と学校まで歩いていた。


~光坂高校~


俺はリトルバスターズのメンバーの中でよく恭介と一緒にマンガを買いに行っていたが最近は小早川とよく話をしている気がした。


~昼休み~


俺は学食でラーメンを食べ終えて小早川のいる1年の教室に向かった。


~1年A組~


俺は小早川の教室に到着した。
勝人「お~い。小早川いるか?」
俺は教室に首を出して聞いた。
綾「あれ?宮沢先輩」
小路が俺を見た。
勝人「よう小路。」
俺は小路に話をしていた。
ゆたか「あ!宮沢先輩!」
後ろを振り向くと小早川が立っていた。
勝人「お!やっと見つけた」
俺はそう言って小路と話をやめた。
ゆたか「今から部員集めですか?」
そう小早川は聞いてきた。
勝人「ああ」
俺は頷いて学校内で暇そうな奴を探していた。


~屋上の階段~


勝人「あれ?」
俺は上を見ると二人の女子生徒が来た。
?「あはは。お久し振りですね」
そう言ったのは1年の時のクラスメートの倉田佐佑理だった。
勝人「よう久しぶりだな」
俺はそう言った。
?「?」
一人知らない女子が立っていた。
勝人「お前、川澄舞か?」
俺はリトルバスターズのメンバーに7人目のメンバーがいた事を思い出した。
舞「久しぶり…」
そう舞は言った。


~放課後~


俺は舞と倉田を仲間に入れた。
理樹「あれ?勝人その人って舞なの?」
理樹はそう聞いてきた。
勝人「ああ」
俺は頷いた。
真人「マジかよ!舞って他しか俺達が5年の時に転校した川澄舞か? 」
そう真人は聞いてきた。
勝人「ああ、その舞だよ 俺達リトルバスターズの7人目のメンバーの」
そう俺は言った。
恭介「なら、これでメンバーはそろったな」
そう恭介は言った。
真人「ああ、リトルバスターズのメンバーがな」
そう真人は言った。
恭介「いや、まだ集めないといけないぞ」
そう恭介は言った。
理樹「え?どういう事?」
理樹は恭介に聞いた。
恭介「誰かがケガしたり病気になったり都合で来れなくなったりしたら大変だろ?」

そう恭介は言った。
真人「確かにそうだな」
そう真人は納得した。
勝人「なら、あと10人近くは必要か?」
俺はそう恭介に聞いた。
恭介「ああ、それぐらいは必要だな」
そう恭介は言った。
勝人「よし明日はメンバー集めを昼と放課後にするか」
そう俺は言った。
理樹「そうだね」
皆はそう納得してくれた。
勝人「とりあえずGW前には練習試合しないとな」
そう俺は言った。
恭介「ああ、そうだな よし、円陣組むぞ!」
そう恭介は言った。
理樹「何でいきなり?」
そう理樹は恭介に聞いた。
恭介「仲間が増えたら円陣組むのは当たり前だろ!」
そう恭介は言った。
勝人「なら、やるとするか」
俺達は全員円陣を組んだ。
恭介「練習試合までがんばんぞ!光坂ファイトーオー!」
そう恭介は言った。

俺達は練習試合まで全力で頑張る事にした。

続く 
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