| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

(仮称)ハイスクール神殺し

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

話数的には三話目だが、プロローグ的な何か

 

 カンピオーネ!の世界で色々やらかした主人公、ズェピア・グランガイツ・フォン・スカーレットはパンドラ達と二度目の邂逅を果たしていた。カンピオーネ!の世界のこと? 前話参照。でも分からなくても特に問題なし。カンピオーネ!の権能云々とFate/の宝具やスキルについて分かってれば恐らく問題ない。Wikipediaのフォルダを用意しておくと更に問題無し。

 さて、話を戻して再開する。


「さて…カンピオーネ!の(私が管理する)世界はどうだったかな?」
『存外、良い経験に成った』
「そう。それは重畳」
『ところでママ。アテナはともかくとして、なんでウルスラグナとペルセウスとメルカルトが?』
「転生特典を与える時に面白そうだからと介入して来たのだ」
『おk、把握』


 あっさりと納得するズェピアに口を開けて唖然とする五人だが、すぐさまメルカルトが復活し、大笑いをし出す


「クアッハッハ! 面白い元人の子も居たものよ。普通なら反応は真逆の筈なのだがな」
(ワレ)は常識とか普通とかには囚われ無い』
「ふむ、その心は?」
『ワタシがァワタシでェワタシだからァ』
「いや、答えになってないから!」
「ふむ、流石はズェピアだ。妾達の御眼鏡に適っただけはある」
「面白い元人の子だな。介入して正解だったぞ」
「私達の分霊体の分神を倒すだけはあるな」
「いやいや納得するなよ! ズェピーも理論が滅茶苦茶だよ! てか皆さんよくあんな暴論もかくやな理論で納得しましたね!?」
「「「「『ワタシがァワタシでェワタシだからァ((我が我で我だから))(妾が妾で妾だから)(私が私で私だからだ)』」」」」
「そんな無理が通じるかァ!」
「「「「『無理を通せば道理は引っ込む。但し、通った時点でその無理は道理だ』」」」」
「全く話が通じねぇ!? しかもなんでそんなに息ピッタリ!? 裏で打ち合わせでもしてるの!? 私だけ仲間はずれ!? てかアテナ様と私以外の御三方とズェピアは初対面だよね!? そしてそんな暴論が罷り通ってなるものかァァ!!」
『ママ、無理は通ったら道理になる。世界の常識だぞ?』
「そんな常識があって堪るか! 誰かギブミー常識人(常識神)!!」
『煩いよママ。そんなに叫んで疲れない?』
「息子がママ対して辛酸だァ!? そして疲れてるよ!? 主に五人の所為で!!」
「その元凶を作ったのは貴女だぞ? パンドラよ」
「正論過ぎて反論できないッ」


 そう言ってパンドラはプルプルと肩を震わせて押黙る。まあ、パンドラがズェピアを殺さなければこんな事には成らなかったであろう…………多分。


「多分って何多分って!!」


 地の文にツッコミを入れないで欲しい。それに、この面子にキラや迦楼羅、その上司や部下(と云う立ち位置のキラ達の転生先の主要人物達)を混ぜないだけ有難いと思え。弄られ役(確定)のパンドラ。


「まあそりゃあキラ達居ない分マシかも知れないけどッて弄られ役(確定)!? (確定)ってナニ(確定)って!? 弄られる事が運命だとでも言いたいのかゴラァァァ!!」
「パンドラ、ソナタ先程から誰と話しているのだ?」
「えッ、誰って………アレ?私誰と話してるの?」
「ぬぅ、弄られ過ぎて可笑しくなってしまったか、パンドラよ」
「え。ちょ、ちょっと」
「ぬ、済まなかったな。パンドラよ。我等が弄り過ぎた所為でこんな事に」
「大丈夫ぞ、パンドラよ。私達は頭がイカれた程度で対応を変えるほど薄情では無いぞ」
「そう言いつつレイプ目携えて後退りしないでくれませんか!? え。ちょ、ちょっと待ってくださいよぅううううぅぅ!!!」
『クフフフフフフ。冗談だママよ。地の文と会話していたのは知っているぞ。神の視点(ゴッドアイ)使ってたからな』
「斃りやがりませぇこのお馬鹿様方ァ!!!!」


 そう言ってパンドラは怒りMAXのオーラ振り撒きながらハリセン構えて突撃かました。




















――――漸くお待ち下さい




















――数分後


「ぜはーッ、ぜはーッ、ぜはーッ」


 顔を赤くして肩を上下させるパンドラ。


「満足したか? パンドラよ」
「つ、疲れた」
『落ち着いた? ママ』
「う、うん。落ち着いたから、この天の鎖(エルキドゥ)で雁字搦めになってるママを開放して欲しいな~、なんて」
『ダメ』
「なんで!?」


 ニッコリと、何も知らない人が見たら見惚れる様な笑顔を浮かべながらパンドラのお願いをキッパリと断るズェピア。パンドラは、まさか断られると思っていなかったのか、驚愕する。ズェピアは、パンドラの反応に気を良くして、笑みを深めながら答えた。


『なんとなく。面白そうだったから』
「よし今すぐ天の鎖を解きなさい。その愉悦至上主義者みたいな思考をママが徹底的に矯正してあげよう」
『……………………』
「あっまってまって無言のまま天の鎖の縛りをきつくしないで唯でさえ天の鎖は神を律する対神兵器で私はマジもんの神様な訳だから身動き取れないどころか能力や力も略々封じられちゃってるのだからだから今の私はか弱い人間と同じくらいの耐久力しかないから鎖が肌に食い込んでメッチャ痛いからやめてもらってもいいかな!? そろそろ本気で泣いちゃうよ?」
『……なんだろう、いま嘗て無いほどに加虐心がフツフツと湧いてきて、ママを泣かせたいと思う自分が九割五分を占めている』


 そう言うとズェピアは、ドSが浮かべるような、恍惚とした笑みをパンドラに向ける。


「あう!? そんな怖い笑顔より心から楽しんでる様な笑顔見せてもらえないかな!? てか天の鎖の縛りがドンドンキツくなってきてるんだけど!?」
『(ヤベ、超楽しい)いいじゃん。ワタシが楽しみつつドSになるのは親しくて認めた相手だけだぞ?』
「認められて且つ親しいと思われてるのはママ的にとてもとても嬉しいんだけどママドMじゃないからね!?」
『因みに相手で且つ、シチュエーションよってはドMにもなったり。今の所その相手はママのみだったり』
「嬉しいような嬉しくない情報だよ!? 私ドSでもないからね!?」


 ズェピア(息子)のトンデモ暴露にパンドラ(ママ)タジタジである。と、此処で腹を抱えて大☆爆☆笑☆していた四柱の中からアテナが出てきて二人に声を掛けた。


「パンドラ……ククッ……ズェピア……クハッ……そろそろ良いか?……フフッ」
「あ、はい」
『うむ。流石にやり過ぎか』


 そう言ってズェピアはパンドラの縛りを解き、正座させていたパンドラの手を取って立たせた。因みに、メルカルト、ペルセウス、ウルスラグナの三柱は未だに爆笑中である。


「ゲフッゲフッ……うむ、幾分か落ち着いたな……。さて、ズェピア、そろそろアナタをハイスクールD×Dの世界に転生させる」
『ああ、そう云えばワタシの転生先はハイスクールD×Dであったな。すっかり忘れていた』
「まあ、前の世界で一万年弱過ごせば忘れもするでしょ」
『ママを弄るのに夢中になりすぎて』
「ってオイ! そんな理由かよ!?」
『む、そんな理由とは聞き捨てならぬ。ワタシにとっては転生する事と同じ位大切な事だ』
「そこまで大切じゃあ無ぇと思うんだけど!?」
「ククッ……こらこら、パンドラもズェピアもよさぬか。取り敢えず説明するぞ。まず転生先の種族。妾達が勢いで魔力量をとんでもない量にしてしまい、向こう(ハイスクールD×Dの世界)の人間では耐えられぬ故、サーヴァント的な種族として転生させる。次に転生する時期だが、原作が始まる前。詰まりは原作の主人公である兵藤一誠が堕天使レイナーレに殺されるより前なのは確実だ。但し、どれほど前かは分からぬ。カンピオーネ!の世界と同じ程(三十万年近く)前やも知れぬし、殺される直前やも知れん。今現在神界(此処)での取り決めで、転生先と転生時期はサイコロか籤で決める事になっている。と、云う事でこの籤を引け」


 そう言うと何処からとも無く30cm四方の穴あきの箱を出現させるアテナ。紙籤らしい。
 ズェピアは無言で頷くと、箱の上面の中央に空いた穴に手を突っ込み、ゴソゴソと探った後、三角に折られた籤紙を取り出し、普通の籤の紙と同じ要領で中央部を切り離して紙を開く。





――――転生時期。原作開始の五十万年前





「「「「「『………………………………』」」」」」


 沈黙。
 爆笑していたメルカルト達も口を噤んで微妙な表情をしていた。


 それもその筈。何せこの転生時期、記録に残る籤で決めた転生時期の中では歴代で最も昔だ。古くとも五千年が一番昔だ。しかし、ズェピアはその百倍。これは流石に笑えない。


『………え、マジでこの時期に転生するの? 転生先の種族サーヴァントでしょ? 現界してられるか微妙何だけど』
「いや、其れに付いては問題無い。魔力に関しては、余程激しい戦闘を行わない限り八十万年は現界出来る量を供給する。余程使い過ぎない限り魔力不足で死ぬ事は無いであろう」
『それはどうも』
「では、死んだらまた会おうぞ。ズェピアよ」
『また』


 そう言って、六人――位置的に五対一――は互いに手を振り、ズェピアその場から消え、その場に残ったのはアテナ達だけになった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧