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なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!

作者:ルチル
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カントー編
  ポケモン魔法ってまだ出てこないよね?なんでポケモンになってるんだろう

ちょっと、これどゆこと?朝起きたらポケモンになってました。以上。サトシはピカチュウ。シゲルはゼニガメ。私はフシギダネと思いきや何故かニンフィア。おかしくね?普通この感じで言ったら最初のポケモンでしょ。なんでニンフィアなんですか?理解不能です。

「どうしてこうなった」

なんかヒラヒラしてるし。

「なんで僕、ゼニガメ?」

「俺はピカチュウだし」

「僕と同じ種族!」

「うお!ピカチュウ?!」

「何?」

どうやらポケモンになったことでポケモンの言葉が理解出来るようになったようだ。でも、原因が分からない。

「俺、ピカチュウの言葉が理解出来る!!アヤカはいつもこんな風に聞こえてるんだな!」

サトシは嬉しそうに笑っている。

「まあね。てかなんで私、ニンフィアなんだろう。謎」

「そこまでは分からないかな」

「というより、外出れないじゃん!」

「アヤカはニンフィアだしな。出たらゲット目的で追いかけられそう」

「そんな時は僕が守るよ」

「うん。ありがとね、ヒサナ」

ヒサナが嬉しい事を言ってくれたのでお礼を述べる。とりあえず、こうなった原因を探さないと。まあ、いくつか当てがあるんだけど。それにしても技、使えるのかな?私はサトシに図鑑を向ける。

「サトチュウ。電気、フェアリー。頑丈。無邪気な性格。ポケモンの警戒心をときすぐに友達になる。技、十万ボルト、アイアンテール、高速移動、雷、波動弾、電光石火など」

波動弾!?え?まだこの時点で波動が使えるなんてサトシは知らないよね!?

「おお!技が使えるのか!!」

「波動弾ってどゆこと?」

「さ、さあ?」

次はシゲルに向ける。

「シゲゼニ。水、エスパー。激流。頭がいい。サトチュウの暴走を止めるには一番適している。サトチュウの親友。技、ハイドロポンプ、冷凍ビーム、高速スピン、ロケット頭突き、アイアンテール、波乗りなど」

シゲゼニwwwww名前がwwwwww

「なんか、貶されてるような気がする」

気のせいだと思うよ。次は私だね。

「アヤフィア。フェアリー、氷。フェアリースキン。切れると怖い。絶対に怒らせてはいけない。ポケモンの警戒心をときすぐに友達になる。技、ムーンフォース、ハイパーボイス、シャドーボール、冷凍ビーム、サイコショック、吹雪など」

・・・・・・・一番酷いのは私でしょ。サトシもシゲルもまだマシじゃん。何?怒らせてはいけないって。酷くね?てか、私、鋼四倍じゃん!

「「「「「・・・・・・納得」」」」」

なんで納得してるのさ!!みんなして酷い!!

「この前、ロケット団をフルボッコしてたアヤカがいう?」

あれ?ピカチュウ?

「あれは怖かった」

シゲル?

「あれ以来、俺、アヤカの事を怒らせてはいけないって悟ったし」

サトシまで?

「そうそう。あれは怖かった」

ブラッキーも?

「僕らが切れてなければ怖いと思うよ」

ヒサナもですか!?私、どんだけ切れてたんだろう?途中からあんまり覚えて無いのよね

「ま、まあとりあえず原因を探さないとね」

シゲルが話題を転換。確かにそうよね。

「って外に出なきゃダメじゃん!」

「あ・・・・・・」

そう。それが問題。私達はここでは珍しいポケモン。人に追いかけられる可能性がある。みんなで無言になっていたところ、不意に部屋にあった鏡が揺れている。これってまさか・・・・・と次の瞬間、私達は鏡に吸い込まれ、反転世界へと降り立った。一言言わせて。ギラティナアアアアア!!何しちゃってくれてんのおおおおお!!

「アヤカ、大丈夫?」

「うん。大丈夫」

「アヤカ、どいて・・・・・・」

「へ?」

ふと見ると、サトシとシゲルを下敷きにしてた。なんかごめん。

「いや、いいよ」

「女子を守るのは男子の役目だしね」

シゲル・・・・・キャラどこ行った?

「おーい!アヤカー!」

む?あれはジラーチですか?もしかして、ナル?なるほどね、あいつが原因。ならば・・・・・・・・

「何しちゃってくれてんのおおおおお!!馬鹿ナルウウウウウ!!」

「ぎゃああああああ!!」

とりあえず、一発ムンフォぶつける。効果はいまひとつだから平気だよね!

「ちょっと!?アヤカ!?」

「何してるの!?」

「ちょっと、お仕置き。原因あいつだから。とりま、もう一発ぶちかませろ」

「ちょ!アヤカ、怖いから!!」

「黙らっしゃい!!」

「ぎゃああああああああ!!」

そして、もう一発。今度はシャドボをぶつける。ナルは吹き飛んだ。いい飛びっぷりだな。

「・・・・・・やっぱり怖い」

「同感」

「てか、あのポケモンが原因なのか?」

「うん。幻のポケモンジラーチ。千年に一度、七日間だけ起きてなんでも願いを叶えてくれる」

「へーよく知ってるね。僕、初めて聞いたよ」

まあ、そうだろうね。だってジラーチが出て来るのはホウエンだもん。まだまだ先の話。

「いたたた・・・・・酷いよ。アヤカ!」

ナルがふらふらと戻ってきた

「人の姿を勝手にポケモンにしたナルが悪い」

「面白いでしょ?」

「面白くなんか無いわああああ!!」

「ひゃああああ!!」

私が声を荒げるとナルは逃げて行った。まさにギラティナの方へと。

「あんたも何してるのおおおお!!」

「ごめんなさああああい!!」

私はギラティナに対し、ムンフォをぶちかます。この作業だけで疲れたんだけど。

「で?なんでここに呼んだの?きちんと説明しないと、ハイボぶちかましますが?それとも吹雪がいい?」

「・・・・・アヤカが外に出られないって言ったから」

「俺はそれにただ協力しただけです」

そっかあ・・・・・・・・・

「大元の原因はお前だろうがああああ!!」

「ごめんなさああああい!!」

ナルはすぐさま土下座をする。そんなんで許すと思ってるのかしら?

「ふふ。吹雪の出番ですね?とりあえず、頭を冷やせ、馬鹿ナル」

私は吹雪を使い、ナルを氷漬けにする。はあ・・・・・スッキリした。

「ギラティナはアオ呼んでくんない?さも無いと、吹雪orハイボor破壊光線ぶちかます」

「了解しましたああああ!!」

おお、すぐに呼びに行ったよ。こいつら馬鹿なの?そもそもこんなことしなければ怒らないのに。

「・・・・・・・切れてる」

「恐ろしいです」

「あはは・・・・・・」

ピカチュウ、ブラッキーは青ざめていて、ヒサナは苦笑いだ。まあ、仕方ないよね?

「ギラティナに言うこと聞かせるなんて・・・・・・・」

ライがある意味感心している。

「ギラティナ?」

「そ。シンオウの伝説のポケモン。世界の裏側である反転世界の住人。人呼んで反転の王」

「・・・・・・伝説?」

「イエス」

「マジで?」

「マジ」

サトシとシゲルが絶句してるよ。まあ、普通の反応だよね。もう私は慣れちゃったよ。でも、そのうちあんた達も慣れて来ちゃうよ。主にサトシのトラブルホイホイのせいで。

「呼んだ?」

「あ!アオ!この馬鹿どもどうにかしてくれない?」

「あ、うん。ごめん。僕がしっかりしてればよかったね」

「いや。アオのせいじゃ無いから。この馬鹿どものせいだから」

「あのお・・・・・・」

「あ、ごめん。こっちはディアルガことアオ。私のパートナーの一人。で、こっちが渡しの幼馴染のサトシ、シゲル。そのパートナーのピカチュウとブラッキー。アオはシンオウ地方の伝説のポケモンなの」

再び訪れた絶句。

「アオ、私達の姿元に戻してくんない?」

「うん。分かった」

アオの力により、私達の姿が元の人に戻る。凄く疲れたな・・・・・

「ありがとね!」

「うん。大丈夫」

「あ、ありがとう」

「サンキューな!」

流石にサトシはもう慣れたか。シゲルはまだみたいだね。

『ねえ、アヤカ』

「どうした?」

『ゲットしてくれない?』

「うん。アオが望むならね」

ということで、私はアオをゲットした。ナルはしなくていいよね?

『ちょっと!?酷く無い!?』

「もともとあんたが悪い」

ナルは地面にのの字を書いてるよ。はあ・・・・・・・仕方ないな・・・・

「おいで。ナル」

『ぱああああ!!ありがと!!アヤカ!』

ナルもボールに入った。こうして私は二匹の伝説、幻のポケモンをゲットした。そしてギラティナの力により、私達は元の場所に戻る。戻ってきた時にはもう夜だった。どんだけ時間を食ったんだ?全く・・・・・・予定が狂ったじゃ無い。

『このために巻き込まれた気がする』

『真のトラブルホイホイはアヤカ?』

「んなわけ無いわよ。まだ、サトシのトラブルホイホイが発動していないだけだから」

はあ・・・・・・・今日が今までで一番疲れた日だった。明日こそは絶対にポケモン屋敷と化石研究所に行かないとね! 
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