星の輝き

レビュー

  •  恥ずかしながら私が二次創作小説を書きたくなったキッカケの一つです。ヒカ碁は好きな二次創作ジャンルなので数多くの素敵な作品をスコップして読み漁りましたが、未完ながら私的ベスト5に入ってます。

     『星の輝き』は主人公ヒカルの逆行ものです。逆行したヒカルが佐為と出会うのは何と幼稚園の頃です。しかも幼馴染のあかりにも佐為が見えます。

     幼稚園の頃から佐為と囲碁を打ち続けたヒカル。そのヒカルの弟子になり幼稚園から囲碁を学んだあかり。小学校6年生になった二人は塔矢アキラに会いに囲碁サロンへと向かいます。そこからは原作が再構成された二次創作ならではの物語が進んでいきます。

     個人的に好きなエピソードとしては海王中学校に進学したヒカルとあかりの話や、原作より強化された奈瀬とアキラのプロ棋士採用試験の挑戦があります。特にプロ試験はアキラが合格するという結果が分かり切った内容なのですが、とても上手に書かれていて原作通りに真柴が合格するか否かをドキドキしながら読んでました。

     あかりがプロを目指すという凄く続きが気になるところで更新が停止していますが、ヒカルの碁の二次創作が好きな方は読んで損のない作品です。