つぶやき

N.C
 
二次創作って何ぞや?
ちょっと前にTwitterを見ていたら物々しいツイートの群れを見つけました。内容を見てみると、どうやら二次創作って何ぞや? ということを話していたようです。自分も、確かに何だろ、という感じだったので考えてみました。よくある突発ですね。
二次創作って基本的にある作品をベースとして、そこに他の世界観を混ぜたりオリジナル要素を混ぜたりというものだと思います。自分の作品だと、あの忘れ去られた『Secret Plasma』はネギま!と刀語の世界観クロスにめだかボックス要素を加えて再構成したものです。こんな感じに紋切型というか、ありきたりな作品はありきたりというだけあってかなりあります。
次にオリジナル要素をぶっ込んだ作品。すごい微妙な立ち位置ですが、ここではうちの『臆病者』を例に上げましょう。この作品、ソードアートオンラインの二次創作なのですが、ソードもアートもありません。ただ、あんまり描写されない第一層の風景を妄想して書いてみようという企画で立ち上がった作品です。これほどまでに華のないオリジナル要素をぶっ込んだ作品もないかと。
ただ、二次創作には最低ラインがあるのだと最近感じるようになりました。現在推敲を重ねているインフィニット・ストラトスの二次創作では、主人公は原作通りですがヒロインがオリジナルです。そこまではまだしも、原案者との話を重ねていくうちにISなしでISが破壊できる設定が組み上がってしまいました。それを原案者ではないIS知っている友人に話したところ
『それなら、無理にISの世界観なんて使わないでオリジナルで書けばいいじゃん』
とあっけらかんと言われてしまいました。
そこで思ったのですが、二次創作を二次創作足らしめるのは、あくまでその原作の世界観を壊さない程度に設定を組み上げる裁量なのではないでしょうか。例えば神霊が召喚できないというFateシリーズの英霊システムで神霊を召喚したり、刀剣類しか出せないSAOに銃器とか出したり、原作で制限されている設定を破ってまでそれを行うべきなのか、という部分は一度再考が必要なのではと愚考します。自分の考えでは、そこまで行ったら二次創作という名のもとにその知名度に笠を着た一次創作になってしまうのではないかと。
もちろん、抜け道なんてごまんとあるでしょう。もしかしたら、型月の公式二次で神霊召喚したから神霊召喚の理屈が出来るとか、そんな感じになるかもしれません。そして加えて言うなれば、これはあくまで主観に基づくものですし、自分としてもそう考えるだけで否定はしておりません。あくまで他人の創作ですから、設定に一から口出ししようなどというおこがましい真似はしませんよ。自分もされたらウザったいと思うだろうし。
まぁ、考え方や捉え方など人それぞれですので、再考の切欠になれば幸いです。