つぶやき

デュースL
 
私的オススメのラノベ 《落第騎士の英雄譚》

少し前から連載されていたようで、すでにアニメ化も決定しつつあるとのこと。GA文庫で7巻まで発売されています。

物語の舞台は学園、魂を魔剣として具現化し戦う伐刀者が主役の学園ソードアクション。主人公こと《黒鉄一輝》はタイトル通り進級に必要な単位を取得できず留年してしまった落第騎士。F~Aの階級で伐刀者の実力が評価される中で黒鉄はぶっちぎりのFランク。例年に見ない留年生だけあって学園の中ではかなり見下された立場に置かれている。
再び振り出しへ戻った黒鉄はひょんなことからルームメイトとなった稀代の天才騎士《ステラ・ヴァーミリオン》と決闘することに!

……とまぁ、熱っぽく語ってみたものの、この作品を一言で評価するなら「ありがちな展開」なのですが、注目すべきは展開に至るまでの接話やキャラたちの激情、なにより戦闘描写でしょう。初めて手に取ったときはありがちな展開だなぁと思っていたのですが、ページを捲っていくたびに引き込まれていきました。

基本的に第三者の視点で語られており、そのためそれぞれのキャラに焦点を合わせて描写されるので各々の機微が掴みやすいのがポイント。また、上記でマイナスなイメージを抱きやすい評価を付けましたが、これは決してマイナスではなく、むしろプラスポイントでして、最近のラノベは言っては悪いのですが所謂キャラ売りだったり、意外な発想という考えに縛られすぎてもはや奇天烈な世界観になってしまっていたりと、なかなか不安定な相場だったのですが《落第騎士の英雄譚》はあえて王道をいくことで読者にしっかりと根強い印象を与えることが出来ています。

また、ただありがちというわけでもなくて、物語の運び方やキャラの描写も卓越しているものがあり、読んでいて心地の良い展開の仕方でした。あと一巻のラストが個人的にかなり衝撃的で、思わず二巻から四巻まで衝動買いしたレベルでした。私が知っている限りでは《ソードアート・オンライン》以来の早さじゃなかろうか。何がとは言いません、なので気になった方はぜひご自分の手で。

現在は四巻までしか読んでいませんが、この調子ですと完結するまで追いかけてしまいそうな勢い。そんなわけで手元のお財布と仲良く相談しつつも、ゆくゆくは《落第騎士の英雄譚》の二次創作を作ってみたいなぁと思っている次第です。

複数の二次創作掲載サイトで検索を掛けてみたところ、思ったより知名度が高くないようでヒット件数が二桁いくサイトは見受けられませんでした。恐らくアニメ化すればそれなりに増えると思われますね。アニメ第一話で爆発的な人気を得た《ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか》ですら50件を超えるサイトはありませんでしたからね。

もう暫し原作の展開を確認しながら二次創作の相場を観察しつつ、展開を練り上げているデュースでした。