暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
2序奏ータイ(隣り合った同じ高さの音を切らずに持続させて演奏する。)
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「あ、スノーもいたんだ。」

キリトの後ろには攻略組きっての美少女アスナがいた。…その後ろにストーカーの様な奴がいるのだが…うわ、キリトがアスナ
の手掴んだだけで睨んだよ…怖いわー

「珍しいなアスナこんなゴミだめに顔を出すなんて」
「キリト…エギルに失礼だよ!ここはゴミだめじゃなくてぼったくり商人の店だよ!」
「スノー…それは俺を傷付けてるんだが…」

あれ?フォローしたのにな…
アスナが「こんにちはエギルさん」と笑顔で会釈しただけでエギルの機嫌が良くなったのはきっと気のせいだと考えたい。

「そういえばアスナは料理スキルどのくらいあげてるの?」

話が脱線したので聞いてみた。

「ふふふ、聞きなさいなんとこの前完全取得したわ!」
なんだと…?普通スキルはこの世界で生きて行くにはやはり戦闘中心になる。それを料理に、しかも極めるなんて…呆然としてるとすぐにキリトが食いついてきた。お前は魚か。
「その腕を見込んで頼みがある。」

そう言うとキリトはさっき出したラグーラビットの肉を出す。

「これ…S級食材じゃない!」
「これを料理してくれたら一口食べさせてやる。」
「は・ん・ぶ・ん!」
「キリト〜ちょっと折れてやってもいいんじゃね?お前の家調理道具もないだろう?結局アスナの家に行って作ってもらうしかないんだからそんぐらいいいだろう?」
「うーん、アスナがいいならいいんだけどな…」

自分が言ってなんだがキリト。いきなり女の子の家に上がり込めるわけ…

「別にいいわよ。最初からそのつもりだし」

オッケーかい!最初からそのつもりかい!

「なあ、キリト俺ら友達だろ?味見くらい…」
「感想文800文字で書いてきてやるよ。」
「本当〜んじゃそれ僕に出せよ?」
「すみません。」

そしてアスナはストーカーさんに事務的な声で言った。

「今日はここから直接《セルムブルグ》まで転移するから護衛はいいです。お疲れ様」
「アスナ様!こんなスラムに足をお運びになるだけでなく、素状のわからない奴を家に入れるとは…」
「い〜んじゃないの?多分キリトは貴方より強いよ。もちろん僕もね。強くなきゃあの子より♪ってね?」
「そうか言葉に歌を入れる奴と黒の剣士…そうか貴様らビーターだな…?」
「こいつはビーターだけど僕は違うよ!というかまだそんな事を言うなんて僕やアスナみたいに努力で攻略組やってる奴に失礼じゃない?付きまとうのは愛じゃないの♪だぜ?」
「ぐ…貴様…」
「とにかく今日は帰りなさい。副団長として命令します。…行くよ。キリト君」
「んじゃ〜ね!お2人さん!さよならさよなら♪やね!」

適当に挨拶をするとキリトとアスナは出て行った。ストーカーさん…クラディールはそれを恨めしそうにみて、
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