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所謂従軍慰安婦なるもの
第四章
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すと団体生活であるだけに大変なことになります。その為娼婦の管理は極めて重要になります。
 ましてやです、軍人は人間であり男性です。ですから人間として性欲をどうするかということも切実な問題になります。性欲というものは食欲や睡眠欲と共に人間にはどうしても備わっているものでそこから出て来る煩悩も何とか解決しなければなりません。そしてその煩悩から起こる性犯罪の問題をどう解決するかが重要になってきます。
 若しもです、A新聞社のH・Kの言う様な強姦事件が多発したらどうなるのか。こんな話はすぐに伝わります。そうした醜い行動により日本軍は何よりも大事にしている名誉が失われてしまいます。日本軍がどれだけ名誉を大事にしていたかは言うまでもないでしょう。その名誉を守る為という意味でも日本軍はことの他厳格な軍規軍律を布いていたのです。
 その厳格さたるや当時の世界各国の中でも随一でした、ドイツ軍も厳格でしたがその上をいっていたでしょう。これは明治維新から日本軍が出来てからで陸軍海軍共にその軍規軍律の厳正なること徹底して将兵の誰にも隅から隅まで叩き込まれていることが誇りとさえなっていました。その日本軍の軍律に略奪暴行は禁ずるとはっきりと書かれていたのです、それも極めて重要なこととして。
 これをそうそう破る将兵はいません、勿論破れば軍法会議にかけられ容赦なく死刑となります。ましてや鬼の如き憲兵が常に目を光らせています。東条英機はことの他軍規軍律に厳しかった人でした。
 その日本軍で婦女子への暴行がそれ程度多かったのかがまず疑問です、このことはA新聞社が出していた中国の日本軍という本を読んでも疑問に思いますが驚いたことにこの本は掲載している写真も証言も書いたH・K氏が何の検証もせずに書いていたとのことです、この本によって一家離散した人がいたとこのことですが非常に責任が重いです、仮にもジャーナリストが何の検証もなしに、しかも書いた対象の人にまだ遺族がいてその報道で遺族の人がどうなるかを考えずに報道を行うならば最早それは暴力、ジャーナリズムではないのではないでしょうか。この新聞は慰安婦についても同じことをしていますので尚更そう思います。
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