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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter7「力とは」
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「はやてちゃんわかったんですか!?」

テーブルに置いてある自分のコーヒーに手を持って口に付けすすり、コーヒーの香りを楽しむ。大人な雰囲気を出そうとしているのはわかるがその少女の童顔で頑張っても無意味な気もするが敢えて何も言わないが、いつか真にそういった仕草をしても自然体で第三者が見て違和感を感じられなくなる日が来る事を願うところだ。

「まぁあれや、ルドガーはやった事をまんま言ってるんよ」

「だからそれがわからないんですぅ〜」

両腕を上下に振り体全体でわからないという事を表現する。
あまりにも似合いすぎる為思わずルドガーは笑ってしまう。

「しゃーないなぁ、教えたげるよリインにも。あっ、ルドガーコーヒーおかわり」

「俺はお前の執事が何かか?」

「超才色兼備で無敵の六課部隊長やよ♪」

「…………」

堂々と言い切られぐうの音も出やしない。全く肝がすわっているというか何といういうか……。
何だかんだ思いながらもルドガーは結局はやてのコーヒーカップと受け皿を手に持ち厨房の中へと消える。今はシフト外ではあるがルドガーはこの食堂で雇われている身だ。利用者の注文を受けるのは当然な道理であり、ましてや相手はこの部隊の(一応)部隊長だ。聞かない訳にはいくまい。
そのルドガーが厨房に入ってからはやてはリインにルドガーの話の謎を説き明かし始める。

「ええかリイン。ルドガーがオーブの能力使ったのは、言葉通り炎熱変換だけでそしてここが問題なんよ」

「はいです」

「炎熱変換だけをコピーしてもそれを有効に使われへんかったらただ剣に炎を燃やしとるだけ…完全に技を会得するにはその技の本質を理解しとらんとダメなんよ」

そう。どんな事でもただ形だけを見て真似してそれを完全に発揮させたとは言えない。何故こうなるのか?これにはどんな意味があるのか?その過程を正確に知る必要があるのだ。

「こういった技の場合はそうやなぁ…相手との間合いとか武器の相性とかが大事になってくるとはずなんよねぇ……なぁルドガー?」

視線をリインから別の方角に移し厨房から歩いてくるルドガーに話を振る。

「まぁあってはいるな。ただ俺はそこまで難しい事を考えて他人の技を真似してるわけでもないからな‥ほら」

はやての話に乗りながら彼女の前にコーヒーを置き、リインの前にも砂糖多めのコーヒーを置く。
リインはとくにルドガーに注文をしていなかったので、はてと疑問符を浮かべ何故自分にも持ってきたか聞くと、サービスだとの事だった。おそらくこういった気配りが他人からの好感度を上げていくのかもしれない。

「俺は単純に気になる技や能力を見たら、自分でも出来るのかと思ってやってるだけだからな」

「それで真似できるルドガーはめち
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