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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第12箱 「わぁーーー!!………誰?」
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「えええ!!わあああ!!」





“ドッガラッ!ガッシャーン!”






縺れ合いながら倒れる。


とりあえず、


突然登場してきた誰か?を受け止めたまでは良かったんだけど。

さすがはめだかちゃんのパンチ!

受け止めきれず………受け止めたまま倒れちゃった。





「!!………………ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!」





……!?

めだかちゃん?それってセリフなの?

怒りのボルテージが上がっていくようなセリフ?を発しながら、こちらを睨みつけていた。

「………ぅぅう」

善吉は圧倒されてさっきまでのテンションが失せ萎縮してる・・・

当然かな? 

「ええっと………めだか………ちゃん?」

恐る恐る声を掛けるけど………

おさまる気配なし。



「ああ!!!めだかちゃん!僕が君とは違う人を抱きしめてるのに嫉妬してるんだね? かわいいなぁ!!もう!大丈夫!僕が愛しているのは君d“ドカーンッ!”げふぅーー!!」

黒神ローリングソバット炸裂!!





“メキョ!!!”





屋敷にめり込んじゃった。

「行くぞ!!」

「う……うん……。」

「めだかちゃん怖い………。」

何事も無かったように めだかは奥へと………。

執事さんや家政婦さん達は微笑んでるだけ。

(………これって恒例行事?なの?)

驚きながらも………。

まるで迷路のような屋敷の中を案内されめだかちゃんの部屋へと向かった。

あの人だいじょうぶかなぁ。



案内の途中、ちらちら後ろを見ていたのに気がついたのか

「どうかしたか?」

めだかが足を止め聞いてきた。

「い………いや あの人大丈夫かなってさ。」

嘘じゃないよ?

だって 家にめり込んでたもん。

心配するじゃん普通。

「心配するな!」

あれ………?


「いつもの事だ。」

「いつもなんだ……… あの人は?」

とりあえず、いつもの事というのは置いといて………。

いいのかな?

「ああ、変態(あれ)はお兄様だ。毎日毎日抱きついてきそうなのでな、ああでもしないと止まらないんだ。」

さも当然のように言い切るめだかちゃん。

「へぇ………お兄さんなんだ ………変わってるって言うかなんと言うか………」

「めだかちゃんのお兄ちゃんか〜 なら 大丈夫だね!」

横で聞いていた善吉は笑顔になった。

何がなら大丈夫なんだろう?

まあ……
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