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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第7箱 「今日は…みんなで仲良く鬼ごっこ…のはずだよね…?」
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?」


善吉はちょっと心配そうに言うが。


「ふッ……望むところといったところだ。私は誰からの挑戦も受けて立つし、制約なんてみみっちい事は言わないぞ?」


唯の鬼ごっこのはずなのに?

何やら雲行きが……妖しく……。

めだかちゃん、さっきから僕の方を見てるし……。



(これは早々に捕まった方が………。)「劉一ッ!」



“ビクッ!!”



突然めだかちゃんに呼ばれた??



「………良からぬ事を考えてはいないよな??」

あ……あれ?

僕…ひょっとして、声に出てたのかな??



「え……っと、僕?何も言ってないよ……?ねぇ 善吉君?」


直ぐ側に善吉がいた為、確認の意味も込めて聞いてみた。


「え? うん!りゅう君、別に何にも言って無かったよ!」


善吉は笑顔で答えてくれた。

(うん!何も言ってないみたいだね!)

安心していると……。

「……話を聞いてなかったのか?良からぬ事を≪考えて≫はいないよな?っと聞いておるのだぞ。」

めだかはジト目で見ている……。


(うう… 頭の中読めるの?めだかちゃん…)


とりあえず。



結論から言うと、ズルで捕まるのは認めてくれないみたいだ。

僕に関しては特に!!全力で!!!……と、くぎを刺されてしまったよ……。

「何で僕!??」

そう言ってみたけど……聞いてくれなかった…… 苦笑。




「ふむ 準備も整ったようだな?ふむ……そうだルールを追加するぞ!」

めだかが何やら思いついたのか、話しだした。

「休み時間は丁度今から10分ある…… あの時計で5分間逃げ切ったらお前たちの勝ち!そしてそれまでに1人でも私が捕まえられなかったらお前たちの勝ちでどうだ? 」

めだかが宣言した。

周りはルールを理解していて。

次のめだかの言葉に更にヒートアップした。




「もし……お前たちが勝ったのなら、この間のようなお菓子をお前たちにやろうではないか!」凛ッ!

以前の事。

入学祝?でめだかのスポンサーであるお菓子会社が幼稚園に送ってきてくれていたのだ。

当然みんな喜んでいた。

歯はしっかり磨いてね?っと先生に言われていたけど。







「「「「「わーーーーい!!やたーーーー!!」」」」」





一気に歓声が上がる。


「めだかちゃん!ほんとだね?嘘ついたらヤダよ!」


みんな同じだった。

「ふむ……!この私に二言は無い!私から逃げ切れたらの話しだからな!」

めだかちゃんは不敵に笑う。

ここにいるみんなはまだ
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