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或る皇国将校の回想録
第一部北領戦役
第四話 暗闇に響く咆哮
[前書き]

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今回の登場人物

馬堂豊久 独立捜索剣虎兵第十一大隊情報幕僚の砲兵大尉
     駒州公爵駒城家の重臣である馬堂家の嫡流で新城の旧友
     砲兵将校として夜戦の支援を行う集成中隊の指揮を執る 
  
冬野曹長 馬堂豊久の率いる集成中隊第二騎兵砲小隊長。ベテランの砲兵下士官

杉谷少尉 馬堂豊久の率いる集成中隊鋭兵小隊長。
     (鋭兵とは先込め式ではあるが施条銃を装備した精鋭隊の事である)

伊藤少佐 独立捜索剣虎兵第十一大隊大隊長、叛徒の家臣団出身で軍主流から外れた中年将校。
     夜戦の総指揮を執る。

新城直衛 独立捜索剣虎兵第十一大隊第二中隊中隊長代理の剣虎兵中尉。
     剣牙虎の千早を伴い夜戦に臨む

西田少尉 第二中隊の小隊長、新城の幼年学校時代の後輩

漆原少尉 第二中隊の小隊長 生真面目な若手将校

猪口曹長 第二中隊最先任下士官 新城を幼年学校時代に鍛えたベテラン下士官




※ぶどう弾形式は霰弾・直接小玉を詰め込むのは散弾と書いております。



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