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夢幻水滸伝
第三百四十五話 ニューメキシコ州侵攻その三
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 二人は連絡を終えた、そのうえ攻撃時間を待った。そうして時間になるとホイットマンはホワイトバファローに乗ってから全軍に命じた。
「進撃開始や、そして砲撃もや」
「開始ですね」
「空に航空隊が来ましたし」
「これよりですね」
「総攻撃に入りますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵の防衛ラインを突破したらな」
「ニューメキシコ州西部の掌握ですね」
「グランツやシルバーシチーを」
「そうしますね」
「そうするで、敵の街や村も攻めて」
 そうもしてというのだ。
「陥落させるけどまずはな」
「使者を送り」
「そして降る様に勧めますね」
「降伏を促していきますね」
「そうするで、攻めるよりもな」
 それよりもというのだ。
「ほんまな」
「降ってもらった方がいいですね」
「説得によって」
「それが一番ですね」
「世の中話し合いが通じん奴もおるが」
 そうした輩は何処でも存在している、そうした輩とは話をするよりも法律を出した場合がいいケースが常だ。
「しかしな」
「大抵は話で済みますね」
「それならですね」
「我々もですね」
「トウェインさんも言うてる」
 自分達の棟梁である彼もというのだ。
「攻めるよりもな」
「話し合いですね」
「それでことを収めるべきと言っていますね」
「それではですね」
「我々もですね」
「そうしてくで」
 こう言ってだった。
 ホイットマンはまずは州境の敵の防衛ラインに激しい攻撃を浴びせた、空からの爆撃と砲撃で敵陣地を徹底的に叩き。
 そこから戦車隊を突っ込ませた、攻撃を受けても残っていたトーチカや敵の大砲に対してだ。
 戦車達はさらに攻撃を浴びせる、既に鉄条網も破壊されており。
 戦車を阻むものはなかった、だが指揮を執るホイットマンは言った。
「ええか、地雷もあるやろ」
「それですね」
「若し地雷を踏めばですね」
「爆撃や砲撃でかなり減っていると思われますが」
「その時はですね」
「すぐに戦車から出るんや」
 そうせよというのだ。
「そしてや」
「別の戦車に乗り換える」
「破損した戦車は後で修理する」
「そうしていくことですね」
「無理はせんことや、人が地雷を踏めばな」
 その場合のことも話した。
「足を上げたらあかん」
「そのままですね」
「そしてそこに留まり地雷処理班を呼ぶ」
「そうして地雷を処理してもらう」
「そうすることですね」
「そや、あと残ってる鉄条網はな」
 そちらのことも話した。
「見付け次第や」
「除去しますね」
「そうしますね」
「そちらも」
「そうするんや」 
 こう命じるのだった。
「ええな」
「わかりました」
「それではその様にしていきましょう」
「地雷についてもで
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