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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第二十話『火山の咆哮』
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はありそうだ。)
 ソフィルはクリムゾンエクリプスにすらも話していない探索を実行するのだった。

 それから数日、日本全土の至るところで火山の噴火が絶えることはなかった。既に20を越える火山が噴火し、消防隊、自衛隊による避難救助活動が行われるも、その規模はかつて観測されたどの噴火よりも被害が大きく、救いきれない命も大勢生まれていた。
 『ただ今入りました情報です。今度は群馬県の日光白根山、草津白根山、浅間山を始め、五つの火山が同時に噴火した模様です。これに伴い、震度5弱の地震も計測されました。また、今回の噴火の影響で二日前に噴火した栃木県の火山も再び噴火することが予想されます。』
 ニュースでは連日の如く火山噴火関係の内容が取り上げられていた。
 「この前は阿蘇山も噴火していたし、北海道なんて噴火の影響で熱源みたいに熱くなっているんでしょう。光太郎さん、どう思うかしら?」
 ニュースの内容を聞いていた玲子は光太郎に質問する。
 「たしかに、ここまで活火山以外の火山が急に噴火するのは異常としか思えない。おそらく、ネオゴルゴムが絡んでいるだろう。」
 この異常事態に光太郎もネオゴルゴムの仕業だと判断する。
 「ようやく見つかった。お義兄ちゃん、これを見て。」
 杏子はノートパソコンの画面を見せる。
 「エピメル!やはりネオゴルゴムの仕業だったのか!」
 そこには、火山の麓から地中目掛けて掘り進んでいこうとするエピメルが写っていた。
 「地中に潜って内部から直接火山に影響を与えていたのか。だから発見が遅れたのか。」
 光太郎は拳を握りしめる。
 「この画像調べてみたけどこれ、この間の阿蘇山のときの写真みたい。」
 「昨日噴火した火山は確か、吾妻山か。かなり不規則に動いているな。」
 「お義兄ちゃん、どうやって探すの?」
 「方法はある。エピメルだって、移動の際に作った穴を使って移動するはずだ。それを探し出してライドロンで侵入して、エピメルを探し出す。ライドロンの速度ならすぐに見つけられるはず。」
 光太郎はエピメルの計画を止めるために動き出す。
 「やはりここにもあったか。」
 光太郎は箱根山の麓にある不自然な穴を見つけ出す。
 「来い、ライドロン!」
 光太郎はライドロンを呼び出し、乗り込むとエピメルが作った穴へと入ってゆく。
 「かなり広く、深いな。」
 光太郎はどんどん地面を潜っていくことに違和感を感じながら進んでいくと、やがてエピメルが作ったであろう不自然な広い空間に出る。
 「現れたな、南光太郎!」
 光太郎がライドロンを止め、降りるとエピメルが待ち構えていた。
 「エピメル!日本中の火山を噴火させて、目的はなんだ!」
 「火山の灼熱で人間共を焼き殺し、灰で浄化し、そこにネオゴルゴム帝国を築き上
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