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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第八話『カードを狙う爪』
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から見ていた社長は電話を始める。
 「これはこれは、お忙しい中失礼。…ええ。…はい、勿論、握りつぶしました。データもこちらで破壊しました。てすが、彼女は抜け目ないところがあります。…本当ですか!ありがとうございます!それでは。」
 社長は電話越しに一瞥し、通話を終わらせる。
 「何なのかしら、あの社長。ま、データはコピーを取ってあるし、なんとかなるでしょう。」
 社長の読みどおり、玲子はすでにコピーしたデータを持っており、これからのことを考えていた。そんな時、風を切るような口笛の音がどこからともなく聞こえてくる。
 「何かしら、この音?」
 玲子が警戒していると、上空からネオゴルゴムの差し向けたヘビクイワシ怪人が右足を突き出しながら急降下してくる。
 「キャッ!」
 玲子は反射神経を活かして間一髪でヘビクイワシ怪人のキックを回避する。
 「ピュー…」
 ヘビクイワシ怪人は玲子を睨む。
 「あなた、噂のネオゴルゴムの怪人ね。」
 玲子は拳を構える。しかし、ヘビクイワシ怪人は怯むことなく回し蹴りを放つために玲子に接近する。その時、
 「変身!」
 光太郎がRXに変身してヘビクイワシ怪人の脚を受け止める。
 「大丈夫か!」
 RXは安否を確認する。
 「その声、光太郎さんね。」
 「もしかして、玲ちゃん?ここは避難するんだ!」
 「ええ!」
 玲子はそのまま避難する。
 「ピュー…」
 ヘビクイワシ怪人はRXに対して低空飛行で突進するが、RXに掴まれ投げ飛ばされる。
 「ピュー!」
 劣勢と感じたヘビクイワシ怪人は上空へ飛び、逃走する。
 「逃げられたか。」
 光太郎は変身を解除する。
 「それで、玲ちゃんはどうしてネオゴルゴムに狙われたんだ?」
 光太郎は一本の街路樹に向かって言う。そこから玲子は顔を出す。
 「色々理由があってね。話せる場所はないかしら?」
 「それなら、俺の喫茶店に来てよ。そこで話そう。」
 光太郎の提案を聞き、玲子は幸太郎とともにキャピトラへ向かった。

 「ヘビクイワシ怪人、標的を仕留めずにおめおめと逃げ帰るとは何事だ!」
 ネオゴルゴム神殿では逃亡してきたヘビクイワシ怪人がリシュナルに叱責されていた。
 「申し訳ありません。仮面ライダーBLACK RXの妨害に遭いました。あのままでは不利と判断し、撤退してきた次第です。」
 ヘビクイワシ怪人は現場での出来事を説明する。
 「しかし、南光太郎にバレた以上、目標の始末は不可能になった。貴様には仮面ライダーBLACK RXの抹殺任務に就いてもらう。」
 リシュナルの言葉にヘビクイワシ怪人は怯えながらも頷くことしかできなかった。

 キャピトラに着いた光太郎達は席につく。
 「もしかして玲子ちゃん?久しぶりじ
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