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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四十一話 断罪王Σ 対 銀装天使アカイアー!職場で大してえらくもねぇのに人に命令ばかりするやつはトイレの際にトイレットペーパーを使わずに素手で色々なんとかしろ!
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リスの成し遂げられなかった目的を果たしに来ただけです、これを受け取ってください」
メシアは僕に大きな辞書のようなものを渡してきた。
「その本の名は終末黙示録です。その本が本来、死にかけていたあなたの肉体を再生する代わりに、アリスからあなたに与えられるはずの力だった」
僕は終末黙示録を読んでみた。
僕はこの世界と宇宙の全てを理解した。
全身に今まで感じたことのない大きな力が駆け巡るのを感じる。
メシアが僕に向かって手のひらを突き出す。
「さぁ、唱えなさい!真なる断罪王Σの誕生に必要な言葉を!」
アリスとの思い出が僕の脳内にフラッシュバックする。
僕は泣き叫ぶ。
「シンゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!」
断罪王Σに変神した状態の僕の筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
銀装天使アカイアーの目の前に巨大人型兵器・真断罪王Σ〈シグマ〉が現れる。
「宅間セメルが巨大化した」
僕の脳内にアリスの目的の全てが流れ込んでくる。
「そうか、アリスは地球の意思を裏切ったお前たち至高天のリーダーであるハルカを殺そうとしていたのか!」
「貴様ごときが教祖様の名を口にするなぁぁぁぁぁッ!」
アカイアーの十本の指先から突き出たビームクローが真断罪王Σを襲う。
「悪いな、僕はもう死ねない!僕はアリスの願いを叶えるんだ!砕けちれぇぇぇッ!」
アカイアーのビームクローを受け止めた真断罪王Σの両手がアカイアーの両手を粉々にする。
武器が無くなり、逃げようとするアカイアーを僕は市街地に押し倒して、アカイアーとその操縦者であるリナを食べた。
「そう、真断罪王Σは食べた人間、つまり操縦者の脳内にある情報をもとに、体内に摂取した銀装天使の力を吸収することができる。それはつまり、銀装天使もまた、地球の意思の生み出したアンノウンの肉体を再利用しているからなのです」
メシアは僕にそう言い残すと、どこかへと消えてしまった。
「僕はアリスのために、地球の意思を裏切って白の断罪王の力を悪用するハルカを殺す。それが、アリスの願いなんだ!」
僕は生まれて初めて自分の生きる目的を見つけた。
市街地の中心で真断罪王Σが歓喜と悲哀に満ちた咆哮をあげた。

次回予告 真・断罪王Σ 体 銀装天使ソフィエル!ザフィエル!自分勝手な理由で人のシフトを勝手に変えようとしてくるやつは見ず知らずの人間に耳元でプロポーズされろ!


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