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少女は 見えない糸だけをたよりに
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私は、香波には、より可愛くあって欲しいの 色んなもの着飾ってもいいわよ だって 他の人には出来ないのよ 私の傲慢かも知れないけど・・ 香波が可愛く見えなければ、今日みたいなこと無かったかも知れないけど そんなのに負けないで、香波には もっと もっと 可愛い恰好でも何でもして欲しい そんなこと出来るって香波だけよ だから 強くなってね 自分はその辺の男には負けないって、自分に言い聞かせるのよ 香波の王子様に再会するまでね」

「お姉ちゃん ありがとう お姉ちゃん 強いよね だから なかなか 彼氏出てこないんだ」

「こらー 香波なんかより ずーと 色気あるんだからー」と、私は、お姉ちゃんにくしゃくしゃにされていた。でも、なんか、元気が湧いていた。  


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