第十八話 ベースの防衛
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『敵の部隊がガーディアンベースに侵入してきたわ!一番下にある動力部に向かってる!中に戻って動力部を守って!』
「くっ!やらせるか!」
ヴァンとエールはベース内に戻るが、メカニロイドがベース内を徘徊しており、このままでは非戦闘員が巻き込まれてしまう。
「エール、動力部は俺が何とかするからこいつらを頼む」
「で、でも…」
「心配するな、死ぬつもりなんかない…アースクラッシュ!!」
エールにメカニロイドを任せてヴァンは近道をしようと、拳にエネルギーを纏わせて床を殴り付けて穴を開けた。
「(後でプレリーに謝るか)」
アースクラッシュで作った穴に飛び込んで一気に動力部に向かう。
一方、動力部ではプレリーとジルウェがプロメテとパンドラから動力部を守ろうとしたのだが、ジルウェはプロメテに一蹴され、プレリーの喉元に鎌の刃が翳されていた。
「っ…」
「赤のロックマン…確かジルウェと言われていたな?あのエールとか言う小娘がモデルZを持っていたと言うことは、お前…戦える体ではないようだな?戦えないロックマンなど必要ない。こいつを始末したら次はお前だ」
「ぐっ…止め…ろ…」
「弱い奴の言葉など虚しいだけだ」
ジルウェの言葉に耳を貸さず、プロメテはプレリーの首を斬り落とそうとした直前に天井が吹き飛んだ。
「その手を放せ」
天井を破壊して現れたヴァンは躊躇なくプロメテの脳天にアルティメットセイバーの切っ先を突き刺そうとしたが、プロメテは咄嗟に鎌で受け止めた。
そしてヴァンは距離を取るついでにプレリーとジルウェを抱えて大きくバックステップする。
「大丈夫か二人共?」
「ヴァン…!」
「すまない、助かった」
二人の無事を確認したヴァンはプロメテとパンドラに鋭い視線を向ける。
プロメテは不敵に笑い、パンドラは無表情のままだ。
「…来た…あの時の…少年……想定外のライブメタル……モデルOの…真紅のロックマン」
「ようやく会えたな、小僧。確か…ヴァンと呼ばれていたな?俺達はお前と会えるのを楽しみにしていた。」
「イレギュラーにそう思われても嬉しくもなんともないな」
「フフフ…イレギュラーか…だが、お前もまたイレギュラーな存在だぞ?本来このゲームにモデルOと呼ばれるライブメタルは存在しない。そのモデルOで変身したお前は想定外のロックマン…そしてお前を中心に次々と想定外のことが起きている。数百年前に滅んだ存在が蘇り、お前を求めて猛威を振るっている。これはこのロックマン同士が殺し合い、王の座を巡るゲームを仕組んだあの男すら予想していなかったことだ。」
「………つまり、セルパンの他にも倒さないとならない奴がいるってことか…そのゲームを仕組ん
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