スーパーロボット大戦OGs
0015話
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ってくるなんて。物好き以外のなにものでもありません」
「そうは言うがな、タイムマシンは男の子の夢だろ? それに時粒子の特性も非常に興味深いし」
「特性、それは士官学校の生徒として、ですか?」
「そうだな。それももちろんある。実際それに関してモントーヤ博士にアドバイスしてきた所だしな」
「アドバイス?」
不思議そうな顔をしているラージ、そしてラウルとフィオナに現在の時流エンジンが置かれている立場を説明する。
「つまり、兵器の動力炉としての研究なら軍からお金が貰えるって事?」
「そういう事になるな。ただ、あくまでも可能性だ。実際に時流エンジンを見せて軍の人間を納得させなければ難しいだろうな」
フィオナに答えつつも、まず大丈夫だろうと内心では確信している。
軍にとって、燃料のいらない永久機関というのはもの凄く魅力的なのは間違い無い。
性能的にも、対費用効果にしても、だ。
幸いにもここにはまだミズホがいない為に時流エンジンを使った機体をレスキューマシンへ、という流れにはならない筈だ。
原作の流れだと、その辺に拘っていたのはミズホだったと思うからこの時期に接触できたのは幸運だったな。
内心そんな風に考えつつも、3人とそれなりに楽しく談笑しているといつの間にか夕方になっていた。
「さて、俺はそろそろ失礼するよ。明日は実機演習があるから今のうちに作戦を考えておかなきゃいけないんでな」
3人に挨拶し、最後にモントーヤ博士の下へと向かう。
「モントーヤ博士、そろそろ俺は帰らせて貰います」
「そうか、今日はわざわざありがとう。フェルもきっと喜んでいるよ」
「いえ。それよりも先程の話、検討をお願いします。早く行動すればそれだけ資金的に余裕が出来ますので」
「ああ、分かってる」
モントーヤ博士に挨拶し、そのまま士官学校へと帰る。
「アクセル・アルマー、戻りました」
教官に報告をすれば、後は自分の部屋に戻るだけだ。今日の遅れを取り戻さなきゃいけないし、明日の演習の作戦も考えたい。
さっさと報告を終え寮に戻ろうとした時、教官から声が掛かる。
「アクセル、明日の放課後時間を空けておけ。お前に会いたいという人が来る予定になっている」
「自分に、ですか? 誰でしょう?」
「ヴィンデル・マウザー中尉だ」
……は?
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