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雲に隠れた月は朧げに聖なる光を放つ
第二話 ステータスプレート
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恷蜂起 15歳 男 レベル:1

天職:記憶の番人

筋力:300

体力:220

耐性:200

敏捷:250

魔力:200

魔耐:100

技能:記憶操作[抹消][書換][植付]・中国拳法適正・魔力操作・魔力自動回復・先読・言語理解

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全員の転職が〇〇の番人だった。思わず顔を見合わせる。何か、特別な意味がありそうである。

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

平均が10ならば、俺たちは‥‥‥チートだ。技能も恐ろしい能力だと思われるものが揃っている。


メルド団長の呼び掛けに、早速、光輝がステータスの報告をしに前へ出た。そのステータスは……


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天之河光輝 15歳 男 レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

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オール100だった。普通に見れば中々にチートなはずだ。しかし、俺たちの能力が高いからか、あまり驚かない。

「ほお〜、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

「いや〜、あはは……」

団長の称賛に照れたように頭を掻く光輝。ちなみに団長のレベルは62。ステータス平均は300前後、この世界でもトップレベルの強さだ。しかし、光輝はレベル1で既に三分の一に迫っている。成長率次第では、あっさり追い抜きそうだ。

‥‥‥俺たちは既に団長レベルなのは内緒だ。

俺の順番になったので、プレートを団長に手渡す。

「どれどれ‥‥‥‥‥‥‥なんだと!?」

叫ぶ団長。驚いたのはクラスメイトだ。

「ど、どうしたんですか?」

「ば、番人‥‥‥まさか‥‥‥‥ステータスも自分以上のが多くある‥‥‥」

やはり番人は特別な意味があるらしい。その後続けざまに拓人と蜂起が見せたのだが、やはり驚愕していた。

「そうか‥‥‥君たちが‥‥‥‥‥そこで待
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