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エテーネの村の話その6
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テンスの花を回収した後、俺達はリレミトで洞窟の外へ出た

リン「え!?あんな空だったっけ。さっきまで青かったのに」

カズマ「ああ、それに....魔物の気配が一つもない」

すると、遠くの方で雷が落ちた

リン「い......今雷が落ちた方角って.........」

シンイ「村の方角です!急ぎましょう!!」

カズマ「おう!」

俺達は全力で村の方へ走って行った

[エテーネの村]

俺達はエテーネの村に着いた。そこで俺達が目にしたのは

シンイ「なんなんだ......これは.......!」

カズマ「村が......」

リン「燃えている........」

魔物がはびこり、村は燃えている。まさに地獄絵図状態だった

シンイ「お、おばあさまは.......!」

シンイは走り出した

カズマ「お、おい待てよシンイ!」

俺達もシンイの後を追った、すると

「いやあああああっ!」

村人の一人が、魔物によって殺された。さらに

シンイ「くそっ!......!?」

カズマ「!?まずい!」

リンの方へ火球が飛んできていた

リン「..........っ!?」

シンイ&カズマ「リン!!(さん!!)」

リン「あ........ あ........」

俺とシンイは必死に手を伸ばす。届け....!!!!すると、俺の手から光が現れ、それがリンに当たると、リンは消えてしまった

カズマ「リンが消えた?.....それに今の光は一体.....」

シンイ「まさか今のは........」

すると

「ぎゃああああ!!!」

また一人村人が殺された

シンイ「カズマさん。テンスの花は私が命に代えても必ず、おばあさまに届けます!間に合わせてみせる.......!」

シンイは屋敷の方へ走って行った

カズマ「お、おい!シンイ」

俺も後を追おうとする。しかし、魔物が立ちふさがる

「くっくっく......見たぞ!」

カズマ「そこを.....どけ!」

俺は大剣を構える

「こいつです冥王さま!あの術を使いやがったのはっ!」

術.....?まさか、今のが時渡りの術か!?すると上から声がした

ネルゲル「やはり、時渡りの術を使う物が現れたか。だが、ネズミ一匹逃したところで、この冥王ネルゲルを阻む事はできぬ」

まさか....たった一人生き残れるってリンのことだったのか!

ネルゲル「冥王とはあまねく死を統べる者。生きとし生ける者が、死から逃れられぬように何人たりとも、我からは逃れられぬ。忌まわしき時渡りの術者よ!灼熱の獄炎でその身を焼き尽くしてやろう!」

ネルゲルは、火球を撃ってきた


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