暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第1楽章〜覚醒の伴装者〜
第13節「強襲-アサルティング-」
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 ガコンッ!ウィーン……。

 コンテナの扉が開き、外からの明かりが中を照らす。
 外へ出ると前門にノイズ、後門にもノイズ。現場は既に四面雑音状態だった。
『翔!翼が開いた道から、合流ポイントGまで走れ!』
 叔父さんからの指示で、合流地点までの距離を確認する。
 輸送車が今来た道を引き返した先にある、ここから最も近い合流ポイントだ。
 確かに、走って合流するならここから近い方場所の方がありがたい。
 だが、俺はこの状況に疑問がある。そのため、一旦黒服さん達と共にトレーラーの陰に隠れると、叔父さんに進言した。
「いえ、ここは前方のポイントAへと向かうべきかと」
『なに?どういう事だ!?』
「藤尭さん、友里さん、姉さんと立花がそれぞれ相手にしているノイズの数、調べられますよね?」
『え?ええ……直ぐに出せるわよ』
『データは翔くんと司令の端末にそれぞれ転送します』

 オペレーターの二人から届いたデータを確認すると、予想は当たっていた。
「やっぱり……。おじ……司令、以前言ってましたよね?ノイズの出現がリディアン周辺に集中しているのは、何者かが陰からノイズに指示を出している可能性があるって」
『ああ。だが、あくまで憶測の域を出ん推論だ』
「でもこの状況。群体の割には挟み撃ちなんて手の込んだ真似、どう考えても何者かの指示があったとしか思えません。敵はノイズを統制する何らかの技術、ないし聖遺物を所持していると見て間違いないのでは?」
『なるほどな……。という事は、お前はこの状況を仕組まれたものだと見ているわけだな?』
「はい。そのデータを見てください」
 本部から送信されてきた、ノイズの数を示すデータ。
 それによれば、姉さんが相手にしているノイズの数の方が、立花の方に現れたノイズよりも数が多く、姉さんが一瞬道を切り開いても直ぐにノイズが溢れてしまう状態になっている。
「広範囲攻撃が使える上、熟練度が立花より遥かに上の姉さんに戦力を集中させ、逆に素人である立花の方には必要最低限の戦力で対処させる。この戦略的な布陣で、ノイズの数が集中している姉さんの方へ向かうのは危険です」
『ああ、そうだな。しかし、それも敵の罠かもしれんぞ?お前が立花の方を突っ切ってポイントAまで向かえば、その途中で本命の戦力とばったり出くわすかもしれん』
「罠や伏兵の可能性は重々承知してますが、ここは敢えて乗っかるのが得策だと判断します」

『そこまで言うなら心配は不要か。よし、前方を突っ切り合流ポイントAへと向かえ!』
「了解!」
 端末をポケットに仕舞い、左手に持ったケースの持ち手を握りしめる。
 そして、左腕に嵌められたRN式回天特機装束のブレスレットを見つめた。
「頼むぞプロトタイプ……。お互い、初任務を華々しく飾ろうや」

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ