第1楽章〜覚醒の伴装者〜
第8節「胸に宿した誓い」
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りだ!公衆の面前でそのような破廉恥、この私も看過できんぞ!」
「え?あっ!ごめんごめん、ついうっかり……」
軽く頭を下げつつ、てへっと笑う立花。不覚にも可愛いとか思っちまった。
この子、危ないくらいに純粋だな……。
「いいか立花!そういう事、他所の男子にはやるんじゃないぞ?あらぬ勘違いを受けるからな」
「うっ、それは確かに困るなぁ……。分かった、気を付ける」
「おい立花、あああ後で些かばかり話が……」
「はいはい、翼ちゃんは少し頭を冷やして来なさ〜い」
何やら真っ赤になりながら騒いでいる姉さんが、了子さんに抑えられている。
同じ女子として、今の行動については厳しく言っておきたいんだろうか?
やっぱり姉さん、真面目だな……。
そんな三人を見て、声を潜めて話し合う大人達がいた。
「友里さん、もしかして響ちゃんって……」
「藤尭くん。あれは響ちゃんどころか、翔くんの方も割と……」
「俺も気付いたのは今だが、って事はつまり翼のやつ……」
「「今頃気付いたんですか!?」」
「うーん……俺って、そんなに鈍いのか?」
オペレーターの藤尭と友里に同時に突っ込まれ、弦十郎は頭を掻くのだった。
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