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デート・ア・ライブ~Hakenkreuz~
第八話「休日の過ごし方・V」
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「断る」

ナイトメアからの申し出を彼女はばっさりと切り捨てる。しかし、ナイトメアは予想していたのか肩をすくめる。

「全く、少しは考えてくれてもいいのではないですか」

「私にメリットがない。大体貴様の食事を除いたところで何も面白味はないからな」

それにここには真那がいるため長居する事は出来ない。あれ以上相手をするのは面倒だからな、と口には出さなかったが心の中で呟く。一応撒くことが出来たとはいえ完全に安心とは言い辛かった。

「あらあら、私はまだ見てもらいたいものがあると言っただけですわよ?」

「今日の午前中にお前と五河士道が歩いているのを見かけた。どうせそいつ関係と思うのが必然だ」

「成程ぉ、あれを見られていたのですか。気付きませんでしたわ」

狂三は後悔するような表情で言うが口元には笑みが浮かんでいるためそれが本心ではないと見ただけで分かった。

「…さて、私はお前の近くにはいたくないんだ。通さないのなら、押し通るまで」

「き、ヒヒヒヒ!流石は【SS】さん。阻む者には容赦がないという訳ですの」

狂三は楽しそうに笑うと彼女に道を譲る。分身体でどうこうできるわけではないと最初から分かっており目的は最初からただの挨拶程度だった。

「…随分素直だな」

「ええ、それはそうでしょう。なんせ私は非力な分身体。貴方のお相手をするには力不足ですわ」

「…ふん」

非力と言う部分に目を細めるが別に指摘する事ではないため譲られた道を通る。分身体の脇を通る去り際に彼女は狂三に声をかける。

「…今も目的が変わっていないのなら言っておくぞ。私は貴様の目的を認めない。もし、目的が達成されそうなときは、貴様を殺す」

「…胸に刻んでおきますわ」

彼女は狂三のかを見ることなくその場を後にした。















世間では休日明けの日、彼女は来禅高校の近くに来ていた。理由は単純である。目の前に広がる校舎、しかしその周りを囲むように黒いドームで覆われている。

この前会ったナイトメアが有する時喰みの城と呼ばれる結界である。自分の影を広げその影を踏んでいる者の時間、つまり寿命を奪う代物だ。ナイトメアの天使は自らの時間を使用するためこうして他者から補充しているのだ。これがナイトメアが危険度が高い理由である。

しかし、そんな事は彼女にはどうでもいい事だった。一人二人の時間で得られる霊力などたかが知れているし例え百、千を一気に喰べても彼女に霊力を使わせればそれだけで十分消費させることが出来る。だが、彼女はあえて乗り込むことに決めていた。理由はとくにはない。ただ、数百近い時間を奪っているためそろそろ邪魔をしておきたかった。

彼女は霊装を纏うと一気に跳
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