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デート・ア・ライブ~Hakenkreuz~
第八話「休日の過ごし方・V」
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躍する。地上にいた彼女はそれだけで屋上を見渡せる位置まで飛び上がる。そして屋上には目標であるナイトメアと五河士道の姿があった。

彼女はラインメタルFG42自動小銃を構えるとフルオートで放ち屋上に弾丸の雨を降らせる。ナイトメアは分かっていた様で無傷で躱すが一緒にいた五河士道はいくつか弾が当たり血で屋上を染め上げる。弾倉を全て使い切るまで撃ち続けた彼女は空になった弾倉を交換しながら華麗に屋上に降り立つと直ぐにナイトメアに銃口を向ける。

「おやぁ?【SS】さんが私の邪魔をするなんて、珍しいですわね」

「別に、ただ目についただけ、だから」

彼女はそう言いながらフルオートでばら撒く牽制も兼ねて広範囲にばら撒くがナイトメアは自分の陰に入る事で呆気なく回避する。しかし、彼女はそれを予測していた為陰に向けて一気に放つ。当たるかどうかは分からないが圧を与える事は出来る。

案の定影は直ぐに消え代わりに右からナイトメアが現れる。その顔には不快の二文字が浮かんでおり忌々しそうに彼女を睨んでいた。

「小賢しい真似をするのですね」

「目的を達するのに手を抜く方が可笑しいのだ。私はただ貴様を潰すと言う目的の為に全力を出しているに過ぎない」

彼女はラインメタルFG42を話すと空間から新たにグロスフスMG42を両手にそれぞれ一丁ずつ持ちナイトメアに向けると一気に撃ち放った。本来なら固定しなければ撃つことは難しい機関銃を彼女は苦も無く発射する。先程とは比べ物にならない速度と弾丸がナイトメアに襲いかかる。

そしてナイトメアの体は呆気なく肉塊へと姿を変えるが彼女は警戒を解くことなくマガジンを交換する。そして彼女の後ろから新たな分身体が現れる。

「全く、貴方のせいで分身体が一体無駄になりましたわ」

「それは良かった。ならもっと減らせ」

ナイトメアの言葉を受けて彼女は更なる追撃を加えようと振り向く。しかし、

「待ってくれ!」

射線を塞ぐように一人の男が飛び出した。その男の姿に彼女は一瞬固まる。なぜならその男は先ほど体に穴を開け死んだはずの五河士道であったのだから。

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