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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第一部〜灰色の決別と新たなる絆〜 第2話
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た。二人ともよく頑張ったな…………」
元の姿に戻ったリィンは炎を放った使い手について考え込んだがすぐに気を取り直してエリスとセレーネに優しく声をかけて抱き締め
「兄様…………私…………私…………っ!」
「う…………あああああぁぁぁぁ…………っ!?」
リィンに抱き締められた二人は緊張が解けた事や初めて人の命を奪った事によるショックによって泣き始めた。

(二人とも本当によく頑張ったわね…………だけど、今の炎の魔術――――――”メルカーナの轟炎”は誰が放ったのかしら…………?”メルカーナの轟炎”のような上位魔術が使える人物で今回の討伐戦に参加なされているのはエイリーク皇女殿下のみの上、そもそも”エイリーク皇女殿下は火炎属性魔術は扱えないはず”だけど…………)
リィン達の様子を物陰から見守っていたエリゼは安堵の溜息を吐いた後リィン同様エリスを助けた人物の事について考えていた。
「うふふ、純粋無垢な女の子がピンチだったから気まぐれに助けてあげたけど、中々面白そうな男の子がいるじゃない♪何やら色々と”訳あり”のようだし、久しぶりに気まぐれにするあの”勝負”を申し込んであげようかしら♪」
一方高位火炎魔術を放ってエリスを助けた人物――――下着としか思えないような扇情的な服を身に纏った妖美さを漂わし、撫子色の髪を腰までなびかせ、まさに”絶世の美女”と言ってもおかしくない美しい容姿とセレーネと同格の豊満な胸を持つ睡魔族の女性が空から興味ありげな様子でリィン達を見守っていた後転移魔術でその場から消えた――――
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