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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第一部〜灰色の決別と新たなる絆〜 第2話
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まうぞ、テメェ等!!」
「オオオォォォ―――ッ!!」
一方リィンの言葉に表情を歪めた賊のリーダーは部下達に号令をかけたが
「二の型―――疾風!!」
「へ――――」
「速い――――」
部下達の一部はリィンのカマイタチを纏った電光石火の攻撃によって首を刈り取られて絶命し
「ヤァァァァァ………ホーリーインパクト!!」
「ぐぎゃああああああっ!?」
「がああああああああっ!?」
残りの部下達はセレーネの光の魔力を込めた薙ぎ払い攻撃によって身体を横に真っ二つにされた後絶命した!

「なああああああああっ!?何なんだよ…………何なんだよ、テメェ等は!?」
一瞬で部下達が絶命した事に驚いた賊のリーダーは信じられない表でリィン達を見つめ
「…………後は貴方だけです。――――――御覚悟を。」
「ガキが…………舐めるなぁぁぁぁぁぁっ!!」
自分と対峙して細剣を構えたエリスの言葉に怒り心頭になり、自身の得物である斧を大きく振りかぶってエリス目がけて振り下ろした!
「…………!ヤァァァァァァァ――――ッ!!」
自分目がけて振り下ろされた斧をエリスはよく見て回避した後斧を地面に叩き付けた事ですぐに態勢を戻せない相手の後ろに回って背後から相手の心臓目がけて細剣で力を込めた突きを放った!
「ガハッ!?…………こ、この俺が…………こ、こんな女子供にやられる…………だと…………ぐふっ!?」
背後から心臓を貫かれた賊のリーダーは口から大量の血を吐いた後自分の心臓を貫いている細剣を信じられない表情で見つめながら絶命して地面に倒れた!

「ハァ…………ハァ…………わ、私………………人を…………」
「これが…………人と人が命を奪い合う…………戦なのですわね…………」
「エリス…………セレーネ…………」
初めて人の命を奪った事でそれぞれ顔色を悪くしているエリスとセレーネをリィンは辛そうな表情で見つめたが
「よくも、お頭を――――ッ!」
「ぁ――――」
「させるかぁぁぁぁぁぁ――――ッ!!」
距離が離れた場所にいた他の賊が憎悪の表情を浮かべて弓に番えた矢をエリスに放とうとし、初めて人の命を奪った事によるショックと咄嗟の出来事にエリスの反応が遅れ、リィンがエリスを守る為に瞬時に”鬼の力”を解放してエリスに矢を向けた賊に向かおうとしたその時!
「ぐぎゃああああああっ!?」
賊は突如炎に包まれ、炎は賊を骨まで残さず焼き尽くした!

「エリスお姉様、大丈夫ですか!?」
「え、ええ…………よくわからないけど、助かったみたいね…………」
賊が焼き尽くされた後すぐに我に返ったセレーネに心配されたエリスは戸惑い気味に答え
「(今の炎は一体…………味方の魔術師によるものか…………?)…………とにかく、これでエリゼとルクセンベール卿の条件は果たし
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