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ゼロの使い魔 ーエルフの使い魔はインファントの守護神ー
序章 ファイナルウォーズ
2話 オペレーション・ファイナルウォーズ(中編)
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返すことでマウントポジションから逃れ、立ち上がる。しかし、彼の顔からは殴られ続けたのか出血してる部分がありフラフラとしていた。

「ハァ……ハァ………」

「…………………………」

「ハァーーーッ!!ヤアッ!!」

統制官は雄叫びをあげると同時に尾崎目がけて突っ込んでいく。尾崎もまた統制官に向けて走り出す。

「にぃぃーーっ……!!」

「ハァーーーァァッッ……!」

統制官も尾崎もこれで最後にするつもりなのか、互いに回転しながらジャンプし、空中へと駆けていく。

「にぃぃーーっ!!ぐっ!?ガハッ……!!」

互いの拳が互いに当たると思いきや、尾崎が統制官の拳をギリギリで交わし、逆に尾崎の拳が統制官の腹へと命中。尾崎の拳が決まった統制官は壁に飛ばされ、そのまま激突してしまった。

「ぐっ……!ガハッ…!?」

「ハァ………ハァ………」

「ぬ……ぬぉぉぉ……!!ア……ァァ………」

最後の一撃を決めた尾崎に対し、統制官は再び立ち上がろうとするが、とうとうドサッ………と地面に背を付けて倒れてしまった。

同時に尾崎の勝利が決まった瞬間でもあった。勝負ありである。

「大丈夫ですか!?」

「勝ちましたね!」

「とうとうやったね………あんた」

「ハァ……ハァ、あぁ………援護をありがとう」

息をあげる尾崎にフェアリーに乗るモルとロラ、ガルガルに乗るベルベラが声をかけた。三人は殿として残った尾崎を援護するためにマザーシップ内へと潜入していたのである。

「ハァ………ハァ………」

「………ンフッフッフッ」

「「「「?」」」」

統制官に勝った尾崎と三姉妹に不気味な笑い声がマザーシップ内に響き渡る。

「ヘッヘへッヘ………!!ハッハッハッハ……!!ハッハッハッハ……!!」

「「「「…………………………」」」」

四人が振り返ると何と倒された統制官が笑っていたのだ。

「…………俺一人では死なんぞ」

「「「「!?」」」」

ドッッッカアァァァァン!!!ゴゴゴゴゴ………!

統制官の様子と台詞からまさかと感じ、目を開いた四人に突如隣で爆発が発生する。さらに遠いところでも爆発があったのか振動が伝わってくる。

「まさか………!?」

「………自爆する気か!?」

何と統制官は最後の悪あがきにこのマザーシップごと爆発させ、道連れを図ったのである。

「モル……!」

「わかっている……!急いで!貴方も早く脱出を!フェアリー!」

「ピィィァァッ」

「ガルガル、私達も行くよ!あんたも早くしな!」

「グルルルッ!!」

「ぐっ………!!」

尾崎とエリアス三姉妹は爆発と振動が続く中、急いで来た道を戻る。目
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