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前世の知識があるベル君が竜具で頑張る話
Hey baby. How long will you stop crying. You will be smile soon.
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かできるかはわかんないけど、出来るだけの事はするから」

リリは堰をきったように泣き出した。

暫く泣きじゃくり、最後には糸が切れたように眠りについた。













「これで満足か? ベル」

唐突に、後ろから声をかけられた。

「……………」

ベルがギギギギ…と後ろを向く。

そこにはニヤニヤと笑みを浮かべるリヴェリアといつも通り無表情のアイズ。

「い、いつかりゃ見てまひた?」

「うん? キラーアントに襲われていた冒険者を助けようとしたらお前が出てきたのでな。
少し隠れて見ていた」

「最初からじゃないですか!?」

「それで? 格好つけて女を守った気分はどうだ? ん?」

「穴があったら入りたい……!」

「ここは穴のなかだよ?」

アイズが的外れな事を言う。

「話は後で聞くとしてだ」

リヴェリアが氷を叩く。

「どうする気だ?」

「えーと…少しリリを見てて貰っていいですか」

「構わん」

ベルがリリを抱き上げる。

リヴェリアはアイズに杖を渡すと、パルゥムの少女を受け取った。

ベルは数歩下がると、大斧を召喚した。

「いきまーす」

ベルが大斧を振り上げ、氷を叩き割った。

氷は中のキラーアント諸とも砕け、水と灰と魔石だけが残った。

「さっさと回収して行きましょうか」















リリが目を覚ますと、知らない天井が見えた。

「やぁ。起きたかい。リリルカ・アーデ」

リリが声の方へ顔を動かす。

「………………………………ブレイバー」

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